体臭

2015/05/12

少しでも動くと体臭が!病院で根本的な治療が可能か?

少しでも動くと体臭が!病院で根本的な治療が可能か?

他人から指摘されるほどの体臭はつらいものです。病院で体臭を根本的に治療することはできるのでしょうか。

40代男性からの相談:「体臭は病院で治療できるのか?」

30代になったころから体臭がきつくなり、周囲からも指摘されるようになりました。自分なりに朝晩入浴したりと改善しようと試みたのですが、日中に少しでも動くと体臭が臭ってきます。病院で体臭の根本的な治療はできるのでしょうか。

ワキガによる体臭の場合は、病院での治療が可能

体臭といっても原因はさまざま。もしワキガが原因であれば、身体の清潔を保つなどの日常の対策のほか、病院でアポクリン腺を取り除く外科処置を受けることで、根本治療が可能です。

ワキガでは脇のアポクリン腺から出る汗が皮膚に存在する雑菌に分解されることによって、ワキガの特有の臭いが発生します。(看護師)
治療には以下のようなものがあります。
・レーザー:アポクリン腺は毛穴にそってあるので、レーザーで毛穴ごと破壊します。
・手術:アポクリン腺を手術で取り除きます。
・吸引法:細い管を使用して、アポクリン腺を吸い取ります。
・ボトックス注射:ボトックスの注射によって汗を止めます。これは3~4カ月ごとに注射の必要があります。(看護師)

全身疾患の治療が有効であることも。その他のケースは生活改善を

内臓に病気があり、そのために体臭がきつくなっているのであれば、病院で疾患を治療することで結果的に体臭が軽減できます。とはいえ、それ以外のケースでは、血行や皮脂とかかわりのある生活習慣の改善が一番の治療となります。

糖尿病や肝臓疾患などで体臭がきつくなることがあり、内臓疾患の治療でしたら病院で治療できますが、体臭は病気ではないので、病院での治療はできません。男性は、汗や皮脂などの老廃物の分泌が多く、男性ホルモンや男性特有の臭いの成分の影響もあり、年齢を重ねると加齢臭に悩む方が多いと言われています。(看護師)
ミドル脂臭は30~40歳代男性特有の臭いで、主に後頭部付近から発生する「アブラ臭い」汗の臭いです。臭いが発生する原因は、汗に含まれる乳酸が頭皮にあるブドウ球菌によって代謝・分解されて起こるものです。ミドル脂臭の改善は汗に含まれる乳酸の分泌を抑えるのが効果的ですが、乳酸の過剰分泌が起こる原因は血行不良です。そのため生活習慣を改善し、血行不良を起こさないようにすることがミドル脂臭の対策です。(看護師)
ミドル脂臭対策
1.食習慣の改善:脂肪や甘いものを取りすぎると、皮脂の分泌が促進され血流も悪くなります。野菜や果物などの食物繊維を多く含む、バランスの良い食事を心がけましょう。
2.規則的な生活を心がける:寝不足だったり不規則な生活では交感神経の作用により皮脂分泌が促進され、血管も収縮して血行が悪くなります。
3.ストレスを改善する
4.適度な運動
5.シャンプー:シャンプーは2度洗いをお勧めします。臭いの元となりやすい後頭部をしっかり洗うようにしましょう。
6.シャワー:脇や首筋など臭いやすい部分の皮脂をしっかり取り除きましょう。(看護師)

ワキガからくる体臭の場合、病院で治療することが可能です。また、内臓疾患が原因の場合は、病院で疾患の治療をしましょう。その他のケースでは病院で行えることはなく、生活改善がメインとなります。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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