健康

2015/05/08

朝までぐっすり眠りたいのに!夜間の尿意

朝までぐっすり眠りたいのに!夜間の尿意

昔は朝までぐっすり眠れていたのに、年齢とともに夜にトイレに起きるようになったという話はよく聞きます。果たして、夜中に尿意が起こるのを防ぐことはできるものなのでしょうか。

50代男性からの相談:「夜間頻尿の治療方法はどのようなものか」

就寝中に起きると睡眠が阻害されてすっきりしないので、寝る前のアルコールは控えるようにしているのですが、最近2日に一回ほどの頻度で深夜に尿意をもよおすようになりました。これは治療が必要なレベルでしょうか。夜間頻尿を改善する方法についてアドバイスをお願いします。

夜間頻尿の原因

就寝中に排尿のため頻繁に目覚めるようになると病気ではないかと不安になります。2日に一度ほどの夜間尿意というのは、治療を要するような病的なものなのでしょうか。また、夜間頻尿の原因にはどんなものがあるのでしょう。

夜間頻尿の定義は、就寝した後に「一回以上」覚醒して排尿をすること。2日に一回ほどの夜間の尿意であれば特に病的なものとは考えられず、治療を必要とする状況ではないでしょう。夜間頻尿の治療は原因によって内容が違いますが、まずは生活習慣に改善できる点がないか考えてみることをおすすめします。(看護師)
年齢を重ねるにつれ、膀胱にためることのできる尿の容量は減少していきます。高齢になるほど排尿の回数が増してくるわけです。これが夜間頻尿の原因の一つですが、50代であれば膀胱許容量が低下しているということではないと考えられます。(看護師)
 
夜間頻尿の原因として考えられるのは、加齢や過剰な水分摂取、前立腺肥大、高血圧や心臓病などの薬の影響、神経因性膀胱、過活動膀胱、膀胱の炎症などです。現時点では夜間頻尿というほどではないようですが、排尿のために毎日起きるようになったり、夜間の放尿回数が多くなってくるようなら泌尿器科を受診してみてください。(看護師)

生活習慣の改善ポイント

就寝中の尿意にはさまざまな原因があるようですが、生活習慣の改善で解消できることも決して少なくはないようです。生活習慣のどのような点を改善していけば良いのでしょうか。

就寝中に排尿に起きるケースというのは、尿意以外でたまたま夜間に中途覚醒した際に習慣的にトイレにいく場合や、就寝前に多量の水分やアルコールを摂取をしたために就寝中に膀胱が許容量に達して覚醒して尿意が起こるという場合も考えられます。(看護師)
アルコールは確かに尿意をもよおしやすくします。また、食物にも水分が多量に含まれていますし、食事の際はお茶などの飲料も摂取します。就寝していても胃に食物が残っていれば、胃は覚醒したままで働いています。飲食後、あまり時間をおかずに就寝してしまうと、消化により食物から水分が出て尿となり、中途覚醒して排尿するきっかけになります。アルコールを控えるだけではなく就寝前の食事を控える、つまり、できるだけ食事をする時間を早くすることが大切です。(看護師)

就寝前の水分やアルコールならともかく、食物に含まれる水分も夜間頻尿の原因になるとはなかなか思いつきませんね。これからは胃腸が早く休息に入れるよう、なるべく早めの夕食を心がけてみてはいかがでしょうか。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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