健康

2015/05/08

便秘と頻尿、ダブルでつらい2つの症状の解決策

便秘と頻尿、ダブルでつらい2つの症状の解決策

便通が滞ってしまう便秘と、反対に、尿意が頻繁に起こる頻尿。どちらも長引けば仕事や家庭生活に影響してくるつらい症状です。果たして、これらの症状には何か関係があるのでしょうか。

50代男性からの相談:「便秘と頻尿の関係はどのようなものか」

50代になってから、消化機能が低下したのか便秘になることが多くなりました。消化のよい食事を心がけてはいるのですが、一方で頻尿気味にもなっています。便秘と頻尿には何か関係があるのでしょうか。また何か予防策はあるのでしょうか。

便秘と頻尿は関係があるのか?

便秘と頻尿。何の関係もなさそうでもあるし何か関係がありそうな2つの症状。もしも、これらが連鎖的に起こっているのだとしたら、両方が一度に解消するかもしれません。便秘と頻尿の関連について専門家に聞いてみました。

腸と膀胱は全く別の臓器ですが、便秘と頻尿は関係があります。頻尿になることで便秘になることはありませんが、便秘になることで頻尿になるということは有り得ます。(看護師)
膀胱は腎臓で作られた尿をためておく場所で、作られる尿量は基本的に変わりません。便秘になると大便や大便から発生するガスなどが腸内に貯留して腸が膨らみます。また、腸が固く膨らむと腹部の圧が高くなって、膀胱を圧迫します。膀胱が圧迫されると膀胱内が狭くなり尿をためる容量が少なくなるため、頻繁に排尿する必要が出てしまうのです。(看護師)
便秘がひどくなり腸に溜まった便の量が多くなると、それが膀胱を圧迫するため頻尿になる人がいます。頻尿の原因が便秘であるとは断言できないのですが、もし便秘の改善により頻尿も改善したとしたら頻尿は病的なものではなかったということになります。(看護師)

まずは便秘を解消してみる

便秘による物理的な膀胱の圧迫が頻尿を引き起こすケースがあるとのこと。便秘からくる頻尿であれば、便秘解消により頻尿からも解放されるようですが、具体的にはどのように便秘を解消していけば良いのでしょうか。

便秘の解消法としては規則正しい生活、こまめに少量ずつの水分摂取、食物繊維の摂取、運動、腹部マッサージなどがあげられます。これらの対策で通院などをせずに、自分で便秘を解消できます。(看護師)
便秘を改善するには、食生活を改善し、野菜を中心とした食事を心がけましょう。飲酒は少量であれば血の巡りをよくしますが、飲み過ぎは頻尿の原因となるだけでなく体内の必要な水分までもが失われてしまいます。水分が不足すると便が硬くなり、便秘の原因となります。水分は麦茶などのカフェインやアルコールが入っていないもので摂るようにしましょう。また、身体を冷やし過ぎないことも便秘改善には大切です。(看護師)

便秘と頻尿、両方を解消するために、まずは便秘解消を目指しましょう。ただし、頻尿の原因は便秘とは限りません。便秘を解消しても頻尿が続くようなら、泌尿器科の受診も検討したした方が良いようです。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

  • このエントリーをはてなブックマークに追加