薄毛

2015/05/06

ベンジルアミノプリンに育毛効果はない?

ベンジルアミノプリンに育毛効果はない?

有効成分ベンジルアミノプリン。比較的、知名度の高い育毛剤にも含まれていることから、その名前だけは見たことがあるという方も多いでしょうが、果たしてこの成分の育毛効果は実証されているのでしょうか。

40代男性からの相談:「ベンジルアミノプリンは、育毛にどの程度効きますか?」

最近、髪が薄くなって気になっています。ベンジルアミノプリンが育毛によいと聞いたのですが、効果はあるのでしょうか。また、女性だけでなく、男性が使っても効果があるのでしょうか?

ベンジルアミノプリンは効果がある?

発毛促進効果があるとして市販の育毛剤などに含まれているベンジルアミノプリンですが、その効果は、医学的にも実証されているのでしょうか。また、男女ともに使用できるのでしょうか。

ベンジルアミノプリンは、もともとは花の開花やリンゴなどの果実の成長を促すためのものとして、農業分野で広く使用されてきた成分です。研究において育毛にも効果があると注目されるようになりましたが、現段階では十分な効果が得られるという根拠がない成分とされています。(看護師)
ベンジルアミノプリンは医薬部外品などとして育毛剤に配合されています。育毛に重要な働きをするといわれる毛母細胞を活性化させて発毛を促進するといわれていて、男女を問わず効果が期待されています。(看護師)
男性の薄毛や抜け毛に効果が高い有効成分の研究は盛んに行われていますが、ベンジルアミノプリンは研究途上にあり、今はまだ100%のデータがそろっていません。今後、研究が進んでいけば、さらにベンジルアミノプリンの薬効効果が明らかになってくるかと思います。(看護師)
ベンジルアミノプリンは、男性型脱毛症(AGA)診療のマニュアルやガイドラインでは「C1:考慮してもよいが十分な根拠がない成分」という位置づけになっています。はっきりと実証はないけれど、育毛効果があるかもしれないというところです。ちなみに、医薬部外品の育毛剤に含まれる成分のほとんどは、C1に分類されています。(看護師)

医薬品との違いとは?

意外なことに、ベンジルアミノプリンだけでなく、市販の医薬部外品の育毛剤に含まれる成分のほとんどは、その薬効が実証されるところまで至っていないとのこと。では、医療機関で処方される薬との違いを、どう捉えたらよいのでしょうか。

薄毛対策に最も効果が期待できるものとなれば、ミノキシジルなどが含まれる、病院で処方される薬だと思います。ミノキシジルを配合した育毛剤でも一部薬局で売られているものもありますが、この場合は「第1類医薬品」という位置づけになり、購入者から相談があった場合は書面を用いた情報提供が必要とされています。(看護師)
薬局で売られている育毛剤は、医薬部外品として扱われているため誰でも買うことができますが、医薬品として医療機関で処方される薬のような、高い効果は期待できないかもしれません。その代わりに気楽な気持ちで試すことができるので、試しに使ってみたいという方にとっては取り入れやすいのではないでしょうか。(看護師)

病院で処方されているような薬と比較すると、ベンジルアミノプリンの効果に関する信頼性はまだ不十分なのだといえそうです。しかし、効果には個人差があります。ごく初期の薄毛なら、気軽に取り入れられる製品として一度試してみる価値はありそうです。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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