口臭

2015/05/05

生臭い口臭がする!内臓のトラブルが原因なのか?

生臭い口臭がする!内臓のトラブルが原因なのか?

内臓の調子と密接なかかわりがあるとされる口臭。生臭い口臭は、内臓のどこかが悪いというサインなのでしょうか。

50代男性からの相談:「口臭が生臭いのは身体が悪いのでしょうか?」

口臭が気になります。知人から口臭が生臭いのは内臓が悪いからだと言われましたが本当でしょうか。本当ならばどこが悪いのでしょうか?

内臓が原因の口臭は確かに存在する

口臭の原因の8割は口の中にあるとされていますが、胃、腎臓、肝臓、便秘、糖尿病など、さまざまな臓器の不調ともかかわりがある可能性があります。

まず口臭の原因とされる疾患には、口腔内系・鼻咽喉系、上部消化器系、代謝系、その他食習慣や生理的口臭などがあげられます。原因の約80%は口腔内疾患が原因ですが、ご質問のように特定の病気によって独特の臭いが引き起こされる事もあります。例としては、胃腸の働きが悪くなっているケース。この場合消化が正しく成されないため、消化吸収が行なわれるより早く食べ物の発酵が始まってしまうのです。(看護師)
口臭が酸っぱい臭いがする、卵が腐ったような生臭いにおいの場合は、胃腸の弱り、胃酸過多、消化不良、胃がんなど胃が原因と考えられます。アンモニア臭がする場合は、腎臓や肝臓の機能低下や疾患が考えられます。血生臭い、野菜が腐ったような臭いなどの場合には、肺疾患を疑います。また、便秘になると、腸内に多量のガスが発生し、そのガスが血液を通して、体内にいきわたり口臭をきつくします。(看護師)
他にも、蓄膿症や歯周病、歯槽膿漏がある場合にも、口腔内や鼻にたまった膿の生臭い臭いがします。糖尿病では、糖の代謝異常のため、甘酸っぱい口臭がします。(看護師)
「口臭が起こるのは内臓が悪いから」と考える人の中には「胃の内部のニオイが逆流して口臭と感じられる」と思っている人もいますが、それは違います。内臓疾患が原因とされる口臭の場合、まず臭いの原因物質が腸壁で吸収されます。これが血液と混ざり肺に運ばれる事で、呼吸するたびに口臭となるのです。 (看護師)

内臓以外の原因にも注意が必要

生臭い口臭の原因が必ずしも内臓にあるとは限りません。食事などの生活習慣、歯科的な問題など、原因を探ってみることも大切です。もしそれでも内臓の問題ではないかと思えるようであれば、病院での検査を検討するのが賢明です。

口臭があるといっても、全て内臓が悪いとは限りません。口臭の原因には、食生活や日常生活が主に関わっています。(看護師)
まずは、生活習慣の乱れがないか、偏った食事をしていないか、ストレスをためていないか、口腔内に問題がないかなど、身近な原因を探してみてください。それぞれに対策があります。これら以外に心あたりがなく、体調不良に心当たりがあれば、病院を受診してください。(看護師)

生臭い口臭の原因が、胃や肝臓など内臓の不調にある可能性も否定できません。とはいえ、生活習慣や口腔内の問題が原因である可能性はさらに高いといえます。原因を探り、それに合った対処法を実行するとともに、気がかりな場合は受診を視野に入れる必要もあります。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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