ED

2015/05/04

風邪薬などを飲み過ぎるとEDの原因になるのか?

風邪薬などを飲み過ぎるとEDの原因になるのか?

忙しい日々を送っていると、体調不良で風邪薬や頭痛薬のお世話になることも。しかし、これらの薬を飲み過ぎると、ED(勃起不全)になりやすいというのは本当でしょうか。

40代男性からの相談:「薬はEDの原因になるのでしょうか?」

私の仕事は残業が多い上、不摂生で不規則な生活を送っているためか体調を崩すことが多く、風邪薬や頭痛薬などを結構頻繁に服用しています。薬を飲み過ぎるとEDにつながると友人から聞きましたが、本当でしょうか。薬はEDを引き起こす原因になるのでしょうか。

特定の薬の長期服用はEDの原因に

神経に働きかける薬や循環器系の薬などを長期服用していることが原因となって起こるEDを“薬剤性ED”といいます。頭痛薬や風邪薬など、これらに当てはまらない薬の一時的な服用であれば、心配しすぎることはないのですが、気になる症状がある場合は医師や薬剤師に相談して薬の種類を調整することもできます。

薬を常用した際に起こるEDを薬剤性EDといいますが、向精神薬や睡眠剤、降圧剤、高脂血症治療薬、胃潰瘍の治療薬など、特別な薬を毎日、長期にわたって服用している方に多くみられます。(看護師)
下記の薬を長期で使用している場合は注意が必要です。
1.中枢神経の薬剤(解熱・消炎鎮痛剤や抗不安薬、抗うつ薬、抗けいれん薬、抗精神病薬、睡眠薬などの向精神薬)
2.末梢神経の薬剤(骨格筋弛緩薬、鎮けい薬、局所麻酔薬、抗コリン薬)
3.循環器系の薬剤(不整脈治療薬、利尿剤、降圧剤、血管拡張剤、高脂血症用剤)
4.消化系の薬剤(消化性潰瘍治療薬、局所麻酔薬、抗コリン薬、鎮けい薬)(看護師)
風邪薬や頭痛薬のように、一時的に服用するものでしたら、問題ないかと思いますが、消炎鎮痛剤の中には、中枢神経に働きかけるものがあり、EDの症状を引き起こすと言われています。全ての方におこるわけではなく、薬によっても発生頻度は異なります。また、服用を止めたからといって、症状が改善されるかどうかもわかりません。気になる症状があれば、医師に相談して、服用をやめるか、他の薬に変えてもらうとよいでしょう。(看護師)
市販薬でしたら、薬の説明書に副作用については記載されていますから、説明書をよく読み、薬剤師と相談して薬を選ぶようにしてください。(看護師)

不摂生からくる体調不良がEDの原因になる可能性も

体調不良のため薬を飲むことがEDに及ぼす影響を心配するよりも、むしろ体調不良を引き起こしている不摂生で不規則な生活がEDを引き起こす可能性を心配するほうがよさそうです。免疫力を上げ、健康的な生活を送ることが、性機能を高める近道でもあります。

不摂生で不規則な生活では、高血圧や糖尿病、疲労やストレスなどでEDを引き起こすリスクがますます高まります。まず生活習慣を健康的なものに変えることで、様々な生活習慣病のリスクを低下させ、免疫力を上げることで薬に依存することを少なくするように心がけましょう。(看護師)

薬がEDの原因となる可能性はありますが、特別な薬を毎日長期的に服用するわけでなく、頭痛薬や風邪薬などの一時的な使用であれば、EDとの関連をそれほど心配する必要はありません。不摂生な生活からくる体調不良で薬に頼ることが多いのであれば、健康的な生活を送るよう心がけることが、ひいてはEDのリスクを遠ざけることにつながります。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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