体臭

2015/04/14

トリメチルアミン尿症って何ですか?

トリメチルアミン尿症って何ですか?

体臭と並んで、悩みの種となりやすいのが口臭。相談者の男性は、口臭とトリメチルアミン尿症という病気との関連性を気にしています。これは一体どのような病気なのでしょうか。

30代男性からの相談:「口臭とトリメチルアミン尿症について」

昔から口臭がきつくて、ずっと気になって仕方がありません。もしかしたらトリメチルアミン尿症という病気ではないかと思うのですが、この病気はどんな病気ですか?体質などが関わってくるのか、治らないものなのか、詳しく知りたいです。

トリメチルアミン尿症が起こる原因

トリメチルアミン尿症とは、どのような場合に起こるのでしょうか。

トリメチルアミン尿症は、食べ物を消化する際に発生するトリメチルアミンが分解されず、汗や尿、呼気に発散されて魚が腐ったような臭いを放つことから、魚臭症ともいわれています。この物質を分解する酵素が先天的に不足している場合と、肝機能低下や肝機能障害などの疾患で、後天的に酵素が欠落した場合が考えられます。症例が少ないため技本的な治療法はありませんが、食事の見直しで改善できるとされています。(看護師)

トリメチルアミン尿症を抑えるには

根本的な治療法はないといわれるトリメチルアミン尿症ですが、食事や生活習慣の改善で口臭を抑えることは可能です。しかし下記のような疾患が考えられる場合は、診療を受けましょう。

トリメチルアミンを発生させる魚の卵、肉の加工品、小魚、うなぎ、イカ、タコ、エビ、豆類、ブロッコリー、カリフラワーなどの摂取は避けるようにしてください。口臭の原因には他にも、歯垢、虫歯、歯石、歯槽膿漏、歯肉炎、舌苔(舌についた白い苔のようなもの)唾液の分泌低下など口腔内の問題もあります。歯の疾患があれば、歯科で治療してください。(看護師)
舌苔は、歯磨きの際に舌ブラシでやさしくブラッシングして、除去しましょう。歯磨きは歯間ブラシなども使って、歯垢が残らないよう、隅々まで磨いてください。唾液の分泌低下では、食事の前に耳の下から顎にかけてをマッサージし、よく噛んで食べるようにしてください。また、適宜、水分補給やガムをかんだりして、口が乾燥しないようにしてください。(看護師)
食事は臭いのきつい物、脂肪分の多いもの、脂身の多い肉や、バターを多く使ったパン、洋菓子、チョコレートなどの甘い物は控え、野菜や果物、海藻類やキノコ類、乳製品など、バランスのとれた食事で、腸内環境を整えてください。便秘も口臭の原因になりますから、軽い運動をして腸の動きをよくしてください。(看護師)
飲酒や喫煙もやめるか控えてください。疲れやストレスで体調が崩れている時や内臓疾患がある時も口臭が発生します。心あたりがある場合、トリメチルアミン尿症の検査もふくめて一度、病院で検査を受けてください。(看護師)

口臭の原因となる食事や生活習慣を見直し、毎日実践することで臭いを防ぐことは可能です。ただ、トリメチルアミン尿症をはじめ、病気が疑われる場合は医者に相談するのが賢明といえます。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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