体臭

2015/04/15

臭いの原因となるジアセチルを防ぐには?

臭いの原因となるジアセチルを防ぐには?

体臭の原因となるものに、ジアセチルという成分があります。この成分の分泌を防ぐ方法を知りたいという相談者の男性。どのようなことに気をつけたらいいのでしょうか。

40代男性からの質問:「ジアセチルについて詳しく知りたい」

ジアセチルという成分が身体の臭いを出していると聞きました。一体この成分はどういうもので、どこから出ているのでしょうか。重点的に洗ったり、他に分泌を防ぐ方法があれば知りたいです。

ジアセチルという成分について

ジアセチルは何が原因で、どこから臭いが起こるのでしょうか。

ジアセチルは、汗に含まれる乳酸がブドウ球菌によって分解される時に発生し、臭いの原因になります。30~40代のミドル世代に発生し、50代でピークに達することから、ミドル脂臭と言われています。脂っぽい汗の臭いがすることから加齢臭とは別のものとされており、男性特有のもので、後頭部付近や、首の後ろから臭いが発生します。(看護師)
ジアセチルは頭部周辺から匂いを発生させ、表皮のブドウ球菌などの皮膚に常在する細菌が、汗などに含まれる乳酸を代謝することで発生します。汗腺の働きが落ち、油分の多い汗が出ることでも匂いを発生させます。(看護師)
自分では気づきにくいのですが、頭皮や首がべたついたり、枕やシャツの襟が黄ばんだり、不規則な生活でストレスをためやすいと、ミドル脂臭の可能性が高くなります。身体のケアとしては、後頭部、首の後ろを念入りに洗うようにして、汗をかいたらこまめにふき取ってください。(看護師)

ジアセチルの分泌を抑える方法

臭いの元となる乳酸の分泌を抑制する効果が期待できる食品、軽い運動、ストレスをためないなどの方法で、体臭を予防することは可能です。

食事では、乳酸の分泌を抑えるために、ビタミンBを含む豚肉や大豆製品、クエン酸を含む柑橘系の果物やお酢、梅干を摂ると効果があるといわれています。暴飲暴食、脂肪分を多く含む食品、ジャンクフードやインスタント食品、洋菓子などの甘い物は控え、バランスのとれた和食を心がけてください。(看護師)
辛いもの、脂っぽいものの食べ過ぎも原因の1つです。ビタミンB1は疲労回復・代謝促進に効果があり、アミノ酸の働きも助けます。食事でしか補えないので、豚肉・鶏肉・大豆・かつお節などバランスよく摂るようにして下さい。クエン酸は乳酸の分解を助ける効果があります。(看護師)
頭部や首周りを重点的に洗うのはもちろんですが、ボディーソープ、シャンプーの選び方として、カンゾウ・ケイヒ・フラボノイドなどを含む植物性由来のエキスが良いといわれています。すすぎ残しがあると毛穴に石鹸や汚れが詰まり、臭いを発生させる原因になるので、しっかりと洗い流すことが重要です。(看護師)
激しい運動は筋肉内の乳酸を増やすため、少し汗をかくくらいの適度な運動を続けて行い、血行をよくしてください。ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動、サウナや半身浴で汗をしっかりとかくことで代謝が上がり、臭いを予防できます。また、不規則な生活やストレスも血行を悪くし、疲れることで乳酸が増えるため、睡眠をしっかりとり、疲れやストレスをためないようにしてください。(看護師)

乳酸の分泌を抑えるために重点的に摂りたい食事、代謝を上げる運動、疲れをためないことなど、継続した心がけで臭いを防ぐことは可能なようです。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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