薄毛

2015/04/06

ノコギリヤシで5αリダクターゼを抑制して抜け毛予防?

ノコギリヤシで5αリダクターゼを抑制して抜け毛予防?

育毛に効果的だというノコギリヤシは、5αリダクターゼという抜け毛の原因となる物質を抑制すると言われているようです。5αリダクターゼと抜け毛の関係性とは、一体どのようなものなのでしょうか。

50代男性からの相談:「ノコギリヤシが抜け毛の原因5αリダクターゼに効く?」

ノコギリヤシが、5αリダクターゼの働きを抑えて抜け毛を防ぐと聞きました。5αリダクターゼとはどのようなものですか。また、ノコギリヤシはどのように服用するのでしょうか。

5αリダクターゼは体内酵素の1つ

5αリダクターゼとは体内に存在する酵素の1つで、男性ホルモンに作用して抜け毛の原因を作ります。ノコギリヤシは5αリダクターゼを抑制すると言われていますが、発毛に直接の効果があるという医学的根拠はありません。

5αリダクターゼは体内に存在する酵素で、抜け毛の原因の1つと言われています。ノコギリヤシは5αリダクターゼに作用し、結果として抜け毛を防ぐという説明がインターネット上にありましたが、医学的なデータを提示して説明しているものは1つもありませんでした。(看護師)
ノコギリヤシを医薬品として承認している国もありますが、それは発毛について承認しているものではないので、残念ながら「ノコギリヤシが抜け毛を防ぎます」と看護師としてお伝えすることはできません。(看護師)
そもそも5αリダクターゼは、男性ホルモンが原因で起こる薄毛にのみ対応が必要な酵素となり、薄毛の原因は他にも、髪の毛への血行不良・皮脂量によるもの・頭皮が緊張しているものなどが考えられます。これらが原因の場合はホルモンバランスを整えても効果は薄いため、まずは自分がどのタイプの薄毛なのかを知ることが大切だと考えます。(看護師)

ノコギリヤシはジヒドロテストステロンの生成を抑制

5αリダクターゼにより作り出されたジヒドロテストステロンが、男性型脱毛症(AGA)を引き起こすのですが、ノコギリヤシはこのジヒドロテストステロンの生成を抑える働きがあります。

男性型脱毛症(AGA)は、男性ホルモンであるテストステロンが5αリダクターゼという酵素によってジヒドロテストステロンに変換され、これが髪の成長サイクルを乱してしまうことで起こります。このジヒドロテストステロンの受容体が前頭部や頭頂部に多いことから、これらの部分に薄毛が起こりやすいのです。(看護師)
ノコギリヤシはジヒドロテストステロン阻害作用のある薬草ですが、フィナステリドやデュタステリドなどの5αリダクターゼ阻害薬とは作用が少し異なり、副作用が少ないと言われています。5αリダクターゼ阻害薬は、テストステロンからジヒドロテストステロンへの変換を抑制しますが、ノコギリヤシはジヒドロテストステロンの生成を抑制することで、髪のサイクルを乱す物質を減らし正常化に導きます。(看護師)

ノコギリヤシは、5αリダクターゼにより変換されたジヒドロテストステロンを抑制することで、抜け毛予防に効果的なようです。しかし抜け毛にはタイプがあるので、まずは自分の抜け毛の原因を知ることから始めることが大切です。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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