多汗症

2015/04/04

太っているから仕方ない?顔面のすごい汗

太っているから仕方ない?顔面のすごい汗

人前でだらだらと流れる汗は見た目の問題だけではなく、臭いの問題を発生させることも。誰よりも本人が一番気にしているものですが、そんな多汗の症状は肥満体型であることと関係があるのでしょうか。多汗の原因や対策を探ってみます。

40代男性からの質問:「顔汗の原因は何でしょうか?」

肥満体型です。顔汗がすごいので痩せようと思うのですが、痩せることで顔汗は治りますか。それとも他に原因があるのでしょうか。

肥満体型だと多汗になりやすいのか?

肥満の人は汗をかく。確かに標準以上の体重がある人はそういうイメージを持たれがち。実際、太り気味の人が多汗になりやすいというのは本当なのでしょうか。多汗の原因は何なのでしょうか。

一般的に肥満の方は、体内に発生した熱を皮下脂肪がブロックしてしまうため体温が上がりやすく、体温を調整するために汗をかきやすいといわれています。また、酸素摂取能力が低いため、少し動いただけで疲れやすく大量の汗をかくともいわれています。体重が標準にもどると汗の分泌量も減ると思われます。(看護師)
全身多汗症と呼ばれる病気などで身体に問題がある場合の多汗症に対し、顔や頭、手など局所的に汗が多い場合は局所多汗症と呼ばれます。局所多汗症の原因はストレスや緊張、不安などですので、治療はカウンセリングや精神療法、心理療法が主流です。またボトックス注射や手術でも治療可能です。(看護師)
自律神経や交感神経の乱れは多汗症の原因になります。汗をかいたらどうしようと思うと余計に汗をかきます。あまり気にしないことです。(看護師)
汗は外部の温度や風邪などで体温が上がった時など、体温調整のためかきますが、ストレスや緊張でかく場合もあります。体温を上げないために適度な温度環境で過ごすこと、ストレスをためたり、緊張する状況を作らないことで改善します。(看護師)

汗をコントロールするには

汗には体温調節という正常な汗の他、神経系のバランスの乱れ、精神的プレッシャーによるものがあるようですが、やはり肥満も多汗の原因であることは間違いなさそう。では、汗対策にはどんなものがあるのでしょうか。

汗は体温調整の役割があるので無理に抑えることはおすすめできません。普段の生活での対策としては、タオルを持ち歩き、汗をかいたらこまめにふき取るようにしましょう。冷たいタオルやペットボトルに冷たい水を入れて、首筋にあててみてください。(看護師)
汗を抑えるために水分を控えるのは脱水になることがありますからよくありませんが、緊張する場面に遭遇しそうな時は水分を控えておくといいでしょう。その後に、ちゃんと水分補給してください。(看護師)
半側発汗法といって、身体の一部を圧迫することで、汗を抑える方法もあります。顔の多汗症でしたら、乳首や乳輪の周りを圧迫すると、顔からの汗が減ると言われています。(看護師)
食生活や生活習慣を改善してより健康的な生活を送り、肥満が解消することで、多汗症の改善が期待できます。また、体重を落として自分により自信がもてるようになれば、ストレスや緊張、不安も軽減され、メンタルバランスが主な原因とされる多汗症も改善されると考えられます。ぜひ頑張ってみましょう。(看護師)

日々の生活の場面での汗対策もいろいろありますが、肥満が原因の多汗であればまずは体重を落とすこと。根気強い努力が必要ですが、最終的にはそれが多汗解消のための一番の早道といえそうです。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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