口臭

2015/04/01

この強い口臭の原因は、ノルマル酪酸?

この強い口臭の原因は、ノルマル酪酸?

きちんと歯磨きしているつもりでも、目に見えないだけに気になる口の臭い。口臭の原因になるというノルマル酪酸とは、どんな成分なのでしょうか。他の口臭の原因や、予防対策とあわせて見てみましょう。

50代男性からの相談:「ノルマル酪酸とはどんなものか」

私は仕事柄、人と話しをすることが多いので特に口臭には気をつけています。中高年の口臭の原因成分の中でもノルマル酪酸などの揮発性低級脂肪酸は、悪臭の原因になると聞きましたが、ノルマル酪酸とはどのようなものなのでしょうか。また、何かよい口臭予防策があれば教えてください。

ノルマル酪酸が口臭の原因に?

あまり耳慣れない、ノルマル酪酸という成分。中高年の口臭の原因になるといわれているようですが、実際ノルマル酪酸は口臭を発生させる原因になるのでしょうか。

ノルマル酪酸は、中高年の口臭成分のひとつです。一般的に常温での揮発性は低いのですが、低濃度でも臭いが発生するため、悪臭の原因になるといわれています。他にも臭いの成分として、イソ吉草酸、プロピオン酸、ノルマル吉草酸が知られています。(看護師)
ノルマル酪酸などの揮発性低級脂肪酸は、確かに口臭の原因になります。しかも、自分では気づかないうちにかなりの異臭になっていることも。この脂肪酸が多く出る原因は長年の喫煙習慣、歯周病、ストレスなどさまざまです。(看護師)

口臭の原因と対策

ノルマル酪酸は口臭の原因となる成分のひとつのようですが、他にも口臭の原因はさまざまなものがあります。一般的な口臭の原因を知ることが、効果的な口臭対策につながります。

口臭は、口腔内が不衛生なために異臭を起こす細菌が繁殖していることによるものが多いといわれています。虫歯がなくても年に数回は歯科検診を受け、普段の歯磨きでは取りにくい歯石や歯垢を取り除いてもらいましょう。こまめな歯磨き、うがい薬でのうがいも口臭予防には効果的です。(看護師)
口臭の原因には、消化器官(胃腸や肝臓など)の不調、虫歯、歯垢、歯石、歯周炎、歯槽膿漏、舌苔(ぜったい)、唾液の分泌低下などがあります。消化器不調や歯科疾患は、各医療機関で治療しましょう。唾液の分泌低下は、耳の下からあごにかけての唾液腺を食事の前にマッサージしたり、よく噛んで食べる、口が乾燥しないようにこまめに水分をとるなどの対策で解消できます。(看護師)
歯磨きは歯ブラシで磨くだけでなく、歯間ブラシなどを使って歯垢が残らないよう、すみずみまで磨くようにしましょう。舌苔は舌についた白い苔のようなもので、舌ブラシでブラッシングすると落とすことができます。(看護師)
ストレスや疲れも口臭の原因になりますから、規則正しい生活を心がけ、運動や趣味でストレスをためないようにしてください。(看護師)
臭いの強いものや、脂肪を多く含む食品、高カロリーのものは口臭の原因になります。動物性脂肪は消化が悪く、翌日まで臭いが残るので夕食には控えましょう。また、乳製品や繊維質を含む根菜や海藻類、水分を多めにとって、便秘しないようにしましょう。喫煙、飲酒も口臭の原因です。(看護師)

内臓疾患は定期的に検査を受けましょう。また、規則正しい生活習慣やバランスの良い食生活を心がけることが口臭防止にはとても大切。一度、歯科を受診して適切な口腔ケアの指導を受けてみるのも良さそうです。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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