体臭

2015/04/02

汗の臭いを防ぎたい…制汗剤は本当に有効?

汗の臭いを防ぎたい…制汗剤は本当に有効?

汗の臭い対策の代表格とも言える、制汗剤。今回は、制汗剤の効果や選び方についての質問です。

40代男性からの質問:「制汗剤でおすすめのものを教えてください」

汗をかいた後の臭いがきつくなりやすいです。汗の臭いを消すのに制汗剤を使おうと考えていますが、そもそも制汗剤にはどのような効果が期待できるのでしょうか。また制汗剤でおすすめのものがあれば、教えてください。

香りつきの制汗剤には要注意。体臭を強める場合も。

制汗剤は、デオドラント効果や抗菌作用が期待できる一方、香りつきのものを使う場合は、かえって臭いを強める場合もあるといいます。

市販されているスプレーやシートは、汗を抑えるというよりも、デオドラント(体臭その他の悪臭を防ぐこと)や抗菌作用を主としている製品がほとんどです。それぞれの製品が独自の配合でこれらを組み合わせています。(看護師)
香りつきのものですと、汗の臭いと混ざって逆効果になることもあります。(看護師)
スプレーやシートを両方使用している場合は、臭いが混じり合って体臭が強くなる場合もあります。併用する場合は、どちらかを無香料のものにすると良いと思います。香りも合成のものより、天然の香りに近いもの(ミントやユーカリなど)が良いでしょう。(看護師)

臭いの対策法は制汗剤以外にも。

汗の臭いを防ぐ対策法は、制汗剤以外にも様々あるようです。

汗の酸化と細菌の繁殖が臭いの原因の一つと言われており、この2点の対策が最も効果的であると思われます。(看護師)
汗をかいた直後は色も臭いもありませんが、時間の経過で臭いや黄ばみに変わります。汗のついた服はなるべく取り替えるようにしましょう。汗をかいたらすぐ拭き取り、汗拭きシートやデオドラントシートで脇の下を清潔にしてください。(看護師)
脇毛に細菌が繁殖しやすいため、剃ることで臭いが軽減できます。(看護師)
日常的なケアも非常に大切です。身体や頭髪は、よく泡立てた肌に優しい石鹸やボディソープで、こすらず洗いましょう。健康な皮膚には、体臭を防ぐ表皮ブドウ球菌が存在し、入浴やシャワーで8割の菌が流されます。残された2割の菌をゴシゴシときれいさっぱり落としてしまうと、臭いのもとになる黄色ブドウ球菌と真菌が増殖し、その結果、体臭が強くなってしまいます。(看護師)
食生活も体臭に影響します。高たんぱく・高脂肪食品(肉類や卵など)、インスタント食品、塩分や糖分を多く含むものは、臭いの原因となります。食事の栄養バランスを整え、野菜・果物などのアルカリ性食品や良質な植物性脂肪を含んだ食品、ミネラル分豊富な食品(緑黄色野菜や海草類)の摂取を心掛けましょう。塩分と糖分の量を控え、臭いや刺激の強い食品、アルコールや喫煙もなるべく避けるのが効果的です。(看護師)
ストレスも体臭の原因です。また、肝機能の低下や体調不良でも汗の臭いがきつくなりますから、心当たりがあれば病院を受診してください。(看護師)

デオドラント効果や抗菌作用で汗の臭い対策が期待できる制汗剤。しかし、香りつきのものは臭いを強める場合もあるので、香りの種類や組み合わせに注意が必要なようです。一方、汗の臭いは日常ケアや食生活の改善でも対策できるといいます。制汗剤以外にも日常でできることを取り入れ、身体の中と外の両方から対策すると良いでしょう。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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