健康

2015/03/30

好きな卵、コレステロールのために控えるべき?

好きな卵、コレステロールのために控えるべき?

以前は毎日卵を食べていたという、卵好きの男性から相談です。コレステロール値が高いといわれ卵を控えているものの、卵のコレステロールはそんなに悪いのでしょうか。どれくらいなら食べてもよいのでしょうか。

40代男性からの相談:「卵のコレステロールについて」

卵が好きで、若いうちから毎日食べていました。しかし、40代になって、コレステロール値が高いと指摘されてから、控えています。そもそも卵のコレステロールは、身体に悪いものですか?1日1個程度なら、食べても大丈夫なのでしょうか。

卵を断つ必要はないが、ほどほどに

卵にはコレステロールを下げる物質も含まれていることなどから、そこまで神経質に卵を控える必要はなさそうです。1日の摂取量目安と考え合わせ、1日1個くらいにしておくのが良いでしょう。

コレステロールは私たちの体内で、細胞膜の材料になったり、ホルモンの構成成分になったり、必要な栄養素の一つでもあります。しかし、いくら食べてもよいわけではありません。一般的に1日のコレステロールの摂取量は300㎎以下と言われています。(看護師)
卵黄1個に含まれるコレステロールは約250㎎ですから、他のものでもコレステロールを摂ると考えると、1日に1個が限度になりますが、卵には、体内でコレステロールを作るミスチン酸がほとんど含まれていないため、コレステロールを上げることはなく、卵白に含まれる成分が悪玉コレステロールを下げる効果があるとして、2個でも3個でも食べてよいとも言われています。(看護師)
コレステロール値が高めの方はやはり1日に1個、食べるか食べないかくらいがよいでしょうし、身体によいからと偏った食事は逆効果ですから、なんでもバランスよく食べるようにしてください。(看護師)

卵だけを気にするのではなく、摂取する脂肪の種類にも注意を。

コレステロール値が高いといわれて、気にするべきなのは卵だけではありません。むしろ、飽和脂肪の摂取を減らし、不飽和脂肪の摂取を増やすといった、食事全体の調整が重要になります。

コレステロールを下げるには、飽和脂肪の摂取を減らすことが必要です。飽和脂肪を摂取するとコレステロールの合成が促進されます。飽和脂肪を含む食品は卵黄、牛、豚の脂身、バターやバターを使った洋菓子、チーズ、高脂肪の乳製品などです。(看護師)
不飽和脂肪を摂るとコレステロールの生成が抑制されます。これは魚、大豆や大豆製品、植物油、海藻類に多く含まれます。また食物繊維を含む食品もコレステロールの生成は抑制されます。できれば卵の代わりに魚や大豆製品を摂り、野菜や果物を積極的に取り込むようにされた方がいいですね。(看護師)

ほかにも、減量や減塩、禁煙や運動などが、コレステロール値のコントロールに欠かせない要素であるといえます。好物の卵はほどほどに食べても良いようですから、ストレスにならないようにバランスをとりながら、いろいろな角度から健康管理を行うようにするとよいでしょう。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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