体臭

2015/03/28

肝臓が悪いと体臭がきつくなるって本当?

肝臓が悪いと体臭がきつくなるって本当?

体臭が気になる人は多いようですが、その原因は加齢だけではないようです。肝臓の機能が低下すると体臭がきつくなると言われているようですが、そのメカニズムとはどの様なものなのでしょうか。

50代男性からの相談:「肝臓が悪いと体臭がきつくなる?」

友人から、体臭がきつくなったら肝臓が悪い証拠だと言われました。最近体臭が気になりお酒も毎日飲んでいて、健康診断もあまりよい結果とはいえません。肝臓と体臭は関係があるのでしょうか。

臓器の中でも肝臓は特に多くの役割が

一般的に、肝臓はアルコールを分解する臓器として知られていますが、その他にも様々な機能がある大切な臓器です。悪化が進むと治療には時間がかかるため、今から生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか。

人間の臓器の中で、役割が最も多いのが肝臓です。肝臓には消化液(胆汁)を作る作用、新陳代謝で発生するアンモニアなどの有害物質の分解・解毒作用、栄養分の貯蔵・調整作用、赤血球の分解作用、アルコールの分解作用など、その他まだまだあります。(看護師)
肝臓の悪化が進むと、完治するにはかなりの時間が必要になります。そうならない為にもまずは禁酒をし、適切な肝臓の治療をすることが必要です。健康診断でもあまりよい数値ではなかったのなら、自覚症状が出る前に早めに治療することをお勧めします。(看護師)

分解できなかったアルコールは血液を通して全身に

肝臓で分解できなかったアルコールは、血液によって肺や皮膚の毛細血管を通過し、吐息や身体が臭うようになります。また体臭以外にも、意識障害などを起こすこともあると看護師さんは説明しています。

摂取したアルコールは血液中に取り込まれ、全身を循環する過程で肝臓を通過します。体臭に関係がある肝臓機能は、アルコールの分解作用と有害物質の分解・解毒作用です。(看護師)
アルコールが肝臓で分解されないと、血液が肺を通過することで吐息からアルコール臭がしますし、皮膚の毛細血管を通過することで体臭として放たれます。また、アンモニアなどの有害物質の分解・解毒作用が弱くなると、アンモニアもアルコールと同様に吐息や体臭として臭ってしまいます。肝機能と体臭は大いに関係があり、肝機能の悪化が進むと鼻をつくような「アンモニア臭」となります。(看護師)
肝炎や肝硬変が悪化すると肝臓から出るアンモニア値が上昇し、便として外に排出されず体内にとどまったアンモニアが体臭や口臭を引き起こします。またアンモニアは血液を通して脳にも運ばれ、意識障害や精神障害といった症状を引き起こすこともあります。(看護師)

肝臓の機能が低下すると、分解できなかったアルコールは肺や皮膚の毛細血管を通して臭いを発することになります。悪化すると治療に時間がかかるため、早いうちに対策を立てた方がよいでしょう。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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