薄毛

2015/03/26

5αリダクターゼとはなにか?男性型脱毛症のメカニズムについて

5αリダクターゼとはなにか?男性型脱毛症のメカニズムについて

男性型脱毛症(AGA)についての広告や記事などで目にする「5αリダクターゼ」。5αリダクターゼとは、薄毛にどのような影響を及ぼす成分なのでしょうか。

40代男性からの相談:「5αリダクターゼとはどのようなものか」

育毛剤の広告の説明によると、「5αリダクターゼ」という還元酵素が薄毛のメカニズムの中で重要とのこと。5αリダクターゼとはどのようなものなのでしょうか、詳しく教えてください。

5αリダクターゼと薄毛の関係

薄毛や抜け毛の対策をする上で、その原因やメカニズムを知っておくことはとても大切です。5αリダクターゼとはいったいどんな成分で、薄毛にどう関係しているのでしょうか。

5αリダクターゼは、もともと人間が持っている酵素のひとつ。主に前頭部、頭頂部の毛乳頭に存在していて、男性型脱毛症の原因として知られています。男性ホルモンが毛乳頭に入り込むと、5αリダクターゼと反応してジヒドロテストステロンに変換されます。ジヒドロテストステロンは毛乳頭内のレセプターと結合し、まさにその部分、前頭部から頭頂部の頭髪に脱毛を引き起こすのです。(看護師)
5αリダクターゼは、男性ホルモンと結合して男性ホルモンをより強力にする酵素です。男性ホルモンはヒゲやスネ、その他の部位では発毛、育毛を促す効果がありますが、頭皮に限っては頭髪の細胞分裂を減少させ、髪を細くし、脱毛を引き起こしてしまいます。(看護師)
5αリダクターゼには1型、2型の2種類があります。1型は毛根の皮脂腺に多く存在し、2型は前頭部、ひげ、毛乳頭に多く存在していて、特に2型が薄毛に影響を及ぼすといわれています。(看護師)

5αリダクターゼは不要物?

薄毛を引き起こす要因となってしまう5αリダクターゼは、身体にとって不要な物質なのでしょうか。また、薄毛解消のためには、5αリダクターゼをどうコントロールしていけば良いのでしょうか。

5αリダクターゼは頭皮に悪い影響を及ぼすだけではありません。5αリダクターゼと結びつくテストステロンは骨、筋肉、精子の生成、性欲上昇などに関係していて、5αリダクターゼがテストステロンを補助する役割を持っています。(看護師)
薄毛対策としては、ジヒドロテストステロンの生成を抑えることがポイント。ジヒドロテストステロンの生成を抑えるには、5αリダクターゼの働きを抑制、阻害する必要があります。5αリダクターゼを抑制する成分としてはノコギリヤシや亜鉛が有名で、これらを配合した育毛剤が販売されています。(看護師)

5αリダクターゼは必ずしも身体に悪い影響のみを及ぼすわけではありません。ただし、育毛の点からは、その働きをコントロールする必要があるとのこと。育毛剤は成分を意識して選ぶのがよいようです。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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