口臭

2015/03/25

イスロという胃腸薬、口臭予防にも効くって本当?

イスロという胃腸薬、口臭予防にも効くって本当?

以前より胃が弱く、最近口臭が気になってきたという男性から、イスロという胃腸薬が口臭予防に効果ありといううわさの真偽を確かめたいという相談です。

50代男性からの相談:「イスロの口臭予防効果はどの程度か」

昔から胃が弱いので胃腸薬を飲むことがよくあります。最近口臭も気になってきたのですが、インターネットでイスロという胃腸薬が口臭にも効くという情報を得ました。本当でしょうか。イスロによる口臭予防の効果について教えて下さい。

胃腸が原因とは限らない。口臭の原因を突き止めよう

口臭の原因には、生理的なものと病的なものがあり、病的なものの中にも歯周病など口腔内が原因の場合と、胃腸など全身の不調からくるものがあります。やみくもに胃腸薬を飲むだけでなく、歯みがき習慣の見直しや、歯科受診など、胃腸以外の原因がないか確かめる手段を講じる必要があります。

口臭の原因は胃腸のみではありません。口臭には大きく分けて2つの原因があり、
1.生理的口臭(加齢に伴う口臭、早朝時または空腹時口臭、ストレス性口臭)
2.病的口臭(口腔疾患由来、全身疾患由来)
生理的口臭は、加齢やストレス、ホルモンバランスなどの影響で口腔内の唾液の分泌が低下し、乾燥してしまうことによって起こる口臭です。よって、歯磨きや食事をして唾液の分泌を促すことで、改善が期待できます。(看護師)
食事直後や歯磨きをしても口臭が軽減していないと、病的口臭が考えられます。病的口臭では、歯肉炎や虫歯など口の中が原因の場合と、逆流性食道炎や胃炎などの胃腸の不調によるものが原因の場合があります。 (看護師)

胃腸の調子を整えることで口臭が軽減することも

胃腸の働きが悪くなり、腸内で腐敗したガスが発生すると、それが血液中に取り込まれ、肺から呼気として排出されるため、確かに口臭の原因になります。イスロは、胃腸の調子を整えるとともに、消臭作用のある成分が含まれていることから、口臭に対する作用が期待されているようです。

腸内環境が悪くなり悪玉菌が増え過ぎると、腸の中のタンパク質や脂肪が分解されにくくなり腐敗してガスが発生します。このガスは血液に入って身体をめぐり、呼吸と共に口から排出され口臭の原因になるのです。(看護師)
イスロは胆汁の分泌を促す成分をはじめ、胃腸のはたらきを助ける成分を含む薬で、これらの成分によって腸内環境を整えることで、口臭を予防するというものです。(看護師)
イスロの主成分を調べると「胆汁末」がありました。この成分は、胆汁を乾燥させたものであり、胃腸の調子を整えるとともに、消臭作用もあるため、結果として口臭にも効果があるとされているようです。(看護師)
もともと胃腸が悪いとのことでしたので、日常生活でも刺激物を控えたり、ストレスをあまり貯めすぎないように気を付けることも大切です。それでも口臭が収まらない場合は、市販薬に頼られるのではなく、消化器の医院に受診され、詳しく検査されることをお勧めします。 (看護師)

イスロを飲めば自動的に口臭がなくなるというわけではないようですが、一定の効果は期待してもよさそうですね。それと同時に、口腔内の清潔と健康のケア、胃腸を傷めないような食習慣の見直しを行ない、改善のない場合はイスロだけに頼らず消化器科の受診を検討することもできるでしょう。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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