薄毛

2015/03/21

サイトカインという物質、薄毛とどんな関係があるのか?

サイトカインという物質、薄毛とどんな関係があるのか?

薄毛改善のために重要な役割を果たすとされているサイトカイン。聞いたことのあるような、ないような名前ですが、いったいどんな物質なのか、薄毛とどんな関係があるのか、知りたいという男性からの質問です。

50代男性からの相談:「サイトカインと薄毛の関係について」

サイトカインという成分?でしょうか。薄毛を改善するうえで非常に重要だと聞きました。このサイトカインとはいったい何なのでしょうか。また、薄毛とはどういった関係があるのか教えて下さい。

細胞から出るタンパク質・サイトカインが毛髪サイクルを乱す

サイトカインは生体反応を制御する役割のある化学物質。大切な役割を果たしている物質ですが、こと薄毛にかかわる部分においては、適正な毛髪サイクルを乱す作用があるのだとか。薄毛の治療にあたっては無視できない、重要な物質です。

サイトカインとは細胞から分泌される生理活性物質と呼ばれるタンパク質で、生体に作用し種々の生体反応を制御する化学物質です。情報伝達物質として特定の細胞間の相互作用を媒介し、免疫・炎症・生体防御や細胞の増殖や分化、細胞死、創傷治癒などに関係しています。(看護師)
男性型脱毛症(AGA)は、5αリダクターゼと呼ばれる酵素の働きで、男性ホルモンがDHTに変化する事によって発症します。そしてDHTは感覚器官と結びついて、髪に有害なたんぱく質を作り出します。これがサイトカインです。サイトカインは毛髪育成の退行期を誘導する働きがあり、適正な毛髪サイクルを乱してしまいます。つまり、サイトカインを放出したり遮断する事が育毛につながるため、治療に重要な要素というわけです。(看護師)

サイトカインに作用する薬剤を使用するのがサイトカイン療法

サイトカインに作用する薬を飲んだり塗ったりすることにより、発毛を促進する因子を作り出すという治療方法をサイトカイン療法といいます。

このサイトカインに作用する薬剤を経口投与したり、外用薬として塗布したりすることで、髪の発毛に必要な成長因子、細胞増生因子などが生成され、発毛・育毛効果を促すというのがサイトカイン療法です。つまり、薬剤によって刺激されたサイトカインは、機能回復や活性を上げるための増殖因子群を放出し、毛乳頭や毛幹・毛包を元の状態に戻すような作用を発揮するというものです。(看護師)

サイトカインが薄毛の治療と発毛促進において重要なカギを握っていることがわかりました。この物質の制御をメインとする治療方法もあるようです。いろいろな治療法に対する知識を身につけておけば、自分に合った治療法を見つけるのに役立ちます。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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