健康

2015/03/04

栄養剤は高いほうが効果が出るのか?

栄養剤は高いほうが効果が出るのか?

疲れた時に栄養剤を飲む習慣のある男性から、値段の違いと効果の大きさに関連があるのかどうかという質問です。

50代男性からの相談:「栄養剤の効果はどのくらいですか?」

仕事で疲れた時など、良く栄養剤を飲みます。200円くらいのものから3000円のものまでさまざまですが、本当に元気になるのでしょうか。また、高い方が効果があるのでしょうか?

高価だからといって効果が高いとは限らない

高価な栄養剤には、それだけ高価な成分が含まれていますが、それが必ずしも安価なものよりよく効くというわけではないようです。個人差が大きいため、自分で成分を確認して試してみるのが一番です。

栄養剤には、カフェイン、脂溶性ビタミン、鉄、タウリン、ビタミンB1などの肉体疲労に有効な成分と、脳の働きを活発にさせるために糖分が多く含まれています。これらは、一時的に頭をすっきりとさせる効果があるとともに、他の飲料に比べてカロリーをより多く補給できるため、今すぐ元気を出したい時、眠気を覚ましたい時には有効と言えます。(看護師)
高価なものは、漢方をはじめとした単価の高い成分がより多く含まれています。しかし、安価の栄養剤に比べて効果があるかについては、個人差が大きいため、高価=効果が高いとは言い難いのが現状です。(看護師)
高いからといって誰にでも効果があるわけではありません。初めて飲むものは、用量の半分くらいで、効果を試してみるとよいかと思います。また、栄養ドリンクにはカフェインや少量のアルコールが含まれているものもありますから、成分を確認してから購入すること、飲みすぎには注意してください。(看護師)

栄養剤に頼りすぎることにはリスクも

栄養剤の常用は、習慣性の問題や、疲れがたまり続けてしまう危険も。服用は最小限にして、十分な休息と食事で、根本的な解決を図るよう心がけましょう。

一時的な体力回復にはよいのですが、栄養成分が多いため、胃腸障害をおこしたり、不眠になったり、ちょっとしたことでも飲んでしまう習慣性もあります。また、ドリンクを飲んで、しばらくは元気になってよいのですが、時間がたつとリバウンドがきて、逆に疲れすぎることもありますから、疲れたときは、無理せずなるべく休むようにしてください。 (看護師)
栄養剤は、次の日の元気を前倒ししているというイメージです。元の体力が回復しているわけではないので、次の日目覚めた時には効果がなくなっていて、疲れが残ってしまいます。蓄積された疲労に対しては、休息が一番の薬のため、常用は控えられたほうがよいと考えます。(看護師)
普段の生活では、よく睡眠をとること、規則的な生活で軽い運動を持続して行うこと、気分転換をしてストレスをためないこと、バランスのとれた食事を心がけることなどあります。滋養強壮によい食べ物は、レバー、貝類、長いも、にんにく、玄米、えんどう豆、にら、エビ、うなぎ、サトイモなどありますから、これらを参考に、なるべく普段の生活で疲れをとるようにしてください。(看護師)

栄養剤は値段にかかわりなく、自分に合ったものを服用するのが正解のようです。疲れは休息を求める身体のサイン。栄養剤は一時的な対策には便利ですが、際限なく無理をきかせて身体を酷使することにつながらないよう、服用はどうしても必要な時だけにしましょう。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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