健康

2015/03/02

頻尿の際に考えられる病気はどんなものがあるのか?

頻尿の際に考えられる病気はどんなものがあるのか?

トイレが非常に近くなったため、病気のサインではないかと不安に思っている男性から、頻尿の場合にはどんな病気が考えられるのかという質問です。

40代男性からの相談:「頻尿で考えられる病気」

歳のせいなのか、トイレに行く回数が非常に多くなりました。仕事中でも頻繁にトイレに立っています。頻尿というものですが、病気の可能性も感じ、少し不安に思っております。頻尿の場合に考えられる病気はどんなものがあるのでしょうか。

男性の頻尿にはさまざまな原因が考えられる。

頻尿には、膀胱や前立腺の問題から心理的な問題、ホルモン分泌の問題などさまざまな原因が考えられます。中には感染や腫瘍など、放置できない問題もありますので、注意が必要です。

頻尿の原因は様々ですが、過活動膀胱、残尿、多尿、尿路感染・炎症、腫瘍、心因性に分けることができます。(看護師)
過活動膀胱とは、膀胱に尿が十分に溜まってないのに、膀胱が自分の意思とは関係なく勝手に収縮するという病気です。残尿とは、排尿後も膀胱内に尿が残る状態をいいます。前立腺肥大症による排尿障害が進行すると残尿が発生します。膀胱炎や前立腺炎などの尿路感染が起こると、膀胱の知覚神経が刺激されて頻尿になります。(看護師)
膀胱がんの重要な症状は血尿ですが、まれに膀胱刺激症状として頻尿がみられることがあります。心因性頻尿は、膀胱・尿道の病気もなく、また尿量も問題ないにも関わらず、トイレのことが気になって何回もトイレに行ってしまう状態です。(看護師)
寝ている間は、抗利尿ホルモンが分泌され、夜間の尿量が減少するのですが、年齢やホルモンバランスの崩れによって、抗利尿ホルモンが上手く分泌されず、夜間、頻尿になる場合もあります。 (看護師)

日常生活の改善に加え、原因究明のため受診も視野に。

食事や運動に加え、トイレを我慢する自己トレーニングも行なうことができます。ただ、上述のように病気が隠れている可能性もあるため、自己判断で療養するのではなく、一度受診して原因を調べてもらうのが賢明かもしれません。

食事で気をつけるのでしたら、味の濃いものや塩分の多い食事は控えるようにしてください。アルコールや夜間の水分摂取も控えましょう。身体を温める根菜やネギ、生姜などを食事に取り入れるようにし、下半身を冷やさないよう気をつけ、足腰の運動を心がけてください。(看護師)
尿意を感じたら、時間を見て、近いようでしたら、肛門やお腹に力をいれてぐっと我慢しましょう。我慢する時間を5分、10分と徐々に延ばしてみてください。トイレのことばかり考えず、他のことで気を紛らわしたり、気分転換するのもよいでしょう。(看護師)
膀胱や前立腺に疾患がある場合は、効果がなかったり、逆に疾患を悪くする場合もありますから、まずは病院で検査を受けてみてください。その場合、トイレの時間や、できれば1回の尿量を測ってメモして持って行くと、診断の参考になります。(看護師)

仕事に支障の出るほどの頻尿であれば、きちんと原因を調べたうえで対処するのが安心と思われます。頻尿自体は加齢に伴い避けがたいものではありますが、単なる頻尿なのか病的なものか、早いうちに確かめておくほうが今後のためにも良いでしょう。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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