健康

2015/02/22

動脈硬化を引き起こすLDLコレステロール、リスクを減らす方法は?

動脈硬化を引き起こすLDLコレステロール、リスクを減らす方法は?

LDLは、悪玉とは言われているものの、身体にとってはある程度必要なものであり、完全になくすことはできません。今回は、LDLが動脈硬化とどんな関係があるのか、どうすればリスクを減らせるのかという相談です。

30代男性からの相談:「動脈硬化とLDLの関係について教えて下さい。」

LDLというものが悪玉コレステロールと呼ばれるものだと最近知りました。かといってこれは無くせるものでもなく役割を果たしているものだとも聞きました。これがどのように動脈硬化に影響をあたえるのか、また、どうすれば値を減らしてリスクを削減できるのかを教えて下さい。

LDLにも大切な役割があった!

悪者扱いされがちですが、実は身体の機能の維持に欠かせないコレステロール。悪玉コレステロールといわれているLDLも、必要なコレステロールを体内に届けるという大切な役割を担っています。過剰なLDLが動脈硬化を引き起こすのです。

悪玉コレステロール(LDLコレステロール)には、身体の隅々にコレステロールを運ぶ役割があります。コレステロールは身体がうまく機能するために欠かせませんが、過剰な悪玉コレステロールが体内を流れると、血管の内側に蓄積されてしまいます。そして、血管は柔軟性を失い動脈硬化につながってしまいます。(看護師)
LDLは肝臓で作られたコレステロールを各臓器に運ぶ役割を果たします。ですが、その反面細胞内などで不要になったコレステロールを血管に運ぶ役割を果たすのです。ですので、LDLが高いと動脈硬化を起こしている可能性が非常に高いと言われているのです。(看護師)

食事、運動、生活習慣の改善でリスクの軽減を。

LDLを上げるような食事を避け、善玉コレステロールであるHDLを増やせるような食事に変えていきましょう。また、喫煙や飲酒の習慣をコントロールするとともに、有酸素運動を生活に取り入れるのが効果的です。

コレステロール値を上げない食事方法は、摂取エネルギーを抑える、脂肪を摂りすぎない、コレステロールを多く含む食品(鶏卵、レバー、たらこ、いくらなど)をできるだけ避ける。食物繊維を十分に摂る、豆類や大豆製品を十分に摂る、緑黄色野菜を十分に摂ることが重要です。(看護師)
コレステロール値を下げるには、ウォーキングや水泳、自転車こぎなどの有酸素運動をすると効果的と言われています。(看護師)
まずは暴飲暴食を控え、適切な自分の摂取カロリーを知りましょう。また野菜を多く摂るようにして食物繊維を豊富に取り入れる事が大切です。肉よりは青魚にし、動物性脂肪よりは植物性脂肪を取るように大豆製品を積極的に取る事が必要です。飲酒や喫煙は控えるようにし、HDLを増やすために適度な運動も取り入れましょう。(看護師)

過ぎたるは及ばざるがごとし、もともとは身体のために働いてくれる物質であるコレステロールですが、過剰になり動脈硬化を引き起こすと、命にかかわる事態につながりかねません。毎日の習慣作りで、リスクを減らしていく努力が必要です。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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