口臭

2015/02/13

口臭がきついのは細菌感染が原因?

口臭がきついのは細菌感染が原因?

こまめに歯磨きをしても口臭がきつくなりやすいことで悩んでいる男性から、何か細菌に感染しているのではないか、その場合は歯磨きでは治せず、治療が必要なのか、という質問です。

30代男性からの相談:「口の臭いがきついのは細菌が原因か?」

もともと口臭がきつくなりやすく、普段はこまめに歯を磨いたりして対処をしています。臭いやすいので、何か原因があるのではと思っているのですが、どんな原因が考えられるのか知りたいです。細菌などに感染している、ということも考えられるのでしょうか。その場合は、歯磨きではなく治療が必要ですか。

口臭のさまざまな原因に合わせ、自分で試せる対処法。

口臭の原因は口腔内の疾患や不衛生をはじめ、唾液量の不足、消化系の内臓の不調などさまざま。歯磨きや舌磨きだけでなく、唾液腺マッサージや生活習慣の改善、食事の見直しなど、いろいろな角度からのアプローチを試してみるとよいでしょう。

口臭の原因にはさまざまなものがあります。胃腸や肝臓などの消化器官の弱りや、疾患があれば、それも原因のひとつです。それ以外に、虫歯、歯垢、歯石、歯周炎、歯槽膿漏、舌苔という、舌についた白い苔のようなもの(これは舌ブラシでブラッシングしておとすことができます)、唾液の分泌の低下など口の中の問題もあります。(看護師)
唾液の分泌の低下には、唾液腺(耳の下から顎にかけて)を食事の前にマッサージしたり、よく噛んでたべたり、口が乾燥しないよう、こまめに水分をとるなどあります。ストレスや疲れも口臭の原因になりますから、規則正しい生活を心がけ、運動や趣味でストレスをためないようにしましょう。(看護師)
食生活では、臭いの強いものや、脂肪を多く含む食品や高カロリーのものは避けたほうがよいですし、動物性脂肪は消化が悪く、翌日まで臭いが残ったり、胃がもたれたりしますから、夕食には控えるようにしましょう。また、便秘しないよう、乳製品や繊維質を含む根菜や海藻類、乳製品、水分も多めにとって、便を柔らかくし、毎日の排便習慣をつけましょう。喫煙、飲酒も口臭の原因です。(看護師)

歯周病や内臓疾患が原因の場合は、治療が必要。

歯周病は、中等度以上になると歯磨きだけでは治らず、歯科での受診を検討する必要があります。また、内臓の病気であれば内科の受診が勧められる可能性があります。

口臭の原因の8割が歯磨き不足、歯周病またはドライマウスといった口腔トラブルによるものとされています。これらは口の中の嫌気性細菌数を増やし、生ゴミ臭や腐敗臭などを特徴とした揮発性硫黄化合物を作るのです。口臭のある方の多くはこの物質が作り出されていて、周りに不快感をもたらしてしまうのです。 (看護師)
内臓の疾患が心配であれば内科の受診になりますし、口の中でしたら、歯医者になります。また、大きい病院でしたら、歯科の中に口臭外来もありますし、そこで検査して、内臓疾患が疑われば、内科を紹介してくれますから、事前に調べて受診されるといいかと思います。(看護師)

口臭の大きな原因である歯周病は、立派な細菌感染症。治療の一環として歯磨きは不可欠ですが、歯磨きだけで治すことはできません。また、内臓の病気が隠れている場合もあり、あなどれません。今後のためにも、一度きちんと検査、治療しておくのが賢明かもしれません。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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