健康

2015/02/08

糖尿病が原因の頻尿。通常の頻尿とはどう違うのか?

糖尿病が原因の頻尿。通常の頻尿とはどう違うのか?

頻繁にトイレに行きたくなる頻尿は、生活のリズムを狂わせるだけでなく、身体の不調のサインではないかと心配になるもの。代表的な生活習慣病である糖尿病でも頻尿になるといわれていますが、他の原因の場合とどのように区別すれば良いのでしょうか。

50代男性からの相談:「糖尿病になると頻尿になるのか」

糖尿病になると頻尿になるというのは本当でしょうか。頻尿というのはいろいろな病気が疑われる症状かと思いますが、糖尿病が原因の場合の頻尿には、他の原因の場合と比べて何か違いがあるのでしょうか。

糖尿病以外の原因

頻尿は糖尿病の症状のひとつというのはよくいわれていることですが、頻尿の原因は他にもいろいろあります。糖尿病以外に考えられる原因としては、どのようなものがあるのでしょう。

男性の頻尿の原因には活動性膀胱や年齢による膀胱筋力の低下、腹部の圧迫によるもの、前立腺肥大症や前立腺がんなどの疾患によるものがあります。(看護師)
頻尿は一般的に前立腺の筋肉の過剰収縮などによって引き起こされますが、糖尿病の場合の多尿は前立腺の働きとは関係ありません。前立腺肥大や過活性膀胱など、頻尿を伴う疾患と糖尿病は、原因となる臓器も異なります。(看護師)

糖尿病が原因の場合の頻尿

糖尿病以外でも、筋力低下、前立腺疾患、腹部の物理的圧迫などで頻尿になることが考えられるとのこと。排尿の頻度が増えるという症状自体は同じでも、糖尿病が原因の頻尿は他の原因と比べてどういった違いがあるのでしょう。

糖尿病が原因の場合は、血液内の血糖値を下げるために口渇が強くなり飲水量が増えることと、脳の排尿機能が糖尿病によって障害されてしまうことから頻尿になると考えられます。一般的な男性の頻尿が膀胱や前立腺に原因があるのに比べて、糖尿病が原因となっている場合は、頻尿という症状が起こる原因に違いはあるといえるでしょう。(看護師)
糖尿病の三大症状として、のどの乾き、たくさん水分をとる(通常1L~1.5Lのところ、3L以上飲用)、多尿があります。つまり糖尿病の場合、排尿の頻度ではなく、通常よりも多量の尿が排泄されることが特徴です。(看護師)

糖尿病になると身体が水分を欲し、健康な人より多量に水分を摂取してしまうために排尿回数が増えます。頻尿とあわせて強いのどの渇きを感じるようなら、糖尿病の疑いも否定できません。症状が続くようなら、一度、医療機関を受診してみるのが良さそうです。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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