健康

2015/02/07

高コレステロール血症との診断…何が危ない?

高コレステロール血症との診断…何が危ない?

高コレステロール血症というのは、コレステロールの値が高くなり血液がドロドロになっている状態です。高脂血症や脂質異常症などもほとんど同じ意味で、放っておくと重大な病気を引き起こす可能性があります。改善するにはどうすればよいでしょうか。

高コレステロール血症は脳卒中や動脈硬化を引き起こす原因

コレステロールが高いとは、悪玉コレステロール(LDL)の値が140㎎/dl以上の状態で、総コレステロール、中性脂肪、LDLいずれかが高いか、善玉コレステロール(HDL)が低い場合、その複数がある場合を高脂血症としてきましたが、最近は、それらを総称して、脂質異常症として治療の対象にしています。

悪玉コレステロールは、血液内のコレステロールを運ぶ役割をしています。増えると血管壁にこびりつき、血液の流れを悪くして脳卒中や動脈硬化など起こします。反対に、善玉コレステロールは、余ったコレステロールを体外に運び出す役割です。

コレステロール値はLDLとHDLの比率(LH比)によって、判断されます。HL比はLDH÷HDLで計算されます。LDH、HDLが正常範囲内でも、HL比が1.5以上ですと、動脈硬化や脳卒中など血管の病気をおこしやすいと判断されます。

レシチンやDHA、ポリフェノールなどがおすすめ

コレステロールを多く含む食品は、動物、魚の卵やレバーです。(卵、ピータン、いくら、すじこ、キャビア、あんキモ、牛豚レバーなど。)体内でコレステロールを合成させにくい成分は、レシチンという栄養素で、卵黄や大豆に含まれています。しかし、卵にはコレステロールも含まれていますので、大量に摂ることは控え、大豆製品を摂ることがいいでしょう。

また、水溶性の食物繊維は腸の掃除をしてくれる役割をし、そのため、コレステロールの吸収を抑えてくれます。水溶性食物繊維は、キャベツ、サツマイモ、ゴボウ、アボカド、枝豆、昆布やひじきなどの海藻類、りんご、ミカンなどに含まれます。あさりや帆立に含まれるタウリンや、魚に含まれるDHAも効果があるといわれています。

その他には、酢がコレステロールを下げる効果があることは、よく知られています。同じ酢でも、黒酢やりんご酢がいいですが、とりすぎると、胃腸や食道粘膜を傷つけることがあるので、摂りすぎには注意してください。赤ワイン、コーヒーに含まれるポリフェノールもコレステロールを抑える効果がありますが、これも、摂りすぎには注意しましょう。油はサフラワー油やなたね油などの植物性がよいでしょう。

逆に、控えたほうがいい食品はバターやバターを使った洋菓子、牛、豚肉の脂身など高脂肪、動物性脂肪です。まったく食べてはいけないというわけではありませんから、バランスのとれた食事を心がけてください。また、食事以外に軽い運動を持続して行うといいでしょう。

高コレステロール血症は、よく言われる脂質異常症や高脂血症などと同じような症状です。症状が長引くと、どこかで脳卒中や動脈硬化などの病気を引き起こすことになります。健康診断などでコレステロールが高いと診断された段階でなるべく予防に取り組みたい症状です。予防は生活習慣の改善と、場合によってはレシチンやDHAといった、コレステロールを下げるような成分を摂取するとよいでしょう。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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