健康

2015/01/24

尿路結石はどのような治療をするのか?

尿路結石はどのような治療をするのか?

尿路結石は激痛が伴う病気として有名です。突然発症するため、救急車で搬送されることが多いですが、病院ではどのような治療法が行われているのでしょうか。治療方法の安全性や手術の時間などを含めてご紹介しています。

30代男性からの相談:「尿路結石の治療方法について」

尿路結石の治療方法にはどんな方法があるのでしょうか?過去に1度尿路結石で救急車を呼んだことがありますが、痛みが引いたこともあり、特に何か治療をしたわけではありませんでした。ただ、なりやすい可能性があるそうで、治療方法についても知っておきたいと思っています。

尿路結石の治療法は結石の場所や大きさで術式が変わります

尿管結石の再発率は、5年間で3~4割と言われています。一度尿路結石を発症した人は気をつけておきたい病気です。具体的な治療方法ですが、場所や結石の大きさで術式が変わります。

治療方法ですが、結石の場所や大きさによって術式が異なります。一つは、体にキズを入れないESWL(体外衝撃波結石破砕術)。この術式は専用機器から出される衝撃波を体の外から結石に当てて破砕する方法で、細かくなった破砕片は尿とともに排出されます。(看護師)
もう一つは、麻酔を使用して、尿道から細い内視鏡を挿入し、結石をモニターで観察しながらレーザー砕石や医療器具での摘出を行うTULという治療法です。(看護師)

手術時間はESWLでは30分程度

それぞれの手術ですが、ESWL(体外衝撃波結石破砕術)では約30分程度で完了します。麻酔を使わないことから安全な治療法といえます。一方のTULは尿道から内視鏡を挿入し、モニターで確認しながら結石を砕石、摘出します。ESWLでも7割の患者が1回で完了しており、どちらも高い確率で結石を粉砕できます。TULでは麻酔を使用するため、多少治療を終えるまでに時間がかかるでしょう。

麻酔を使用せず、注射か座薬の鎮痛薬を使うため手術時間は約30分、体への負担も少ないです。外来での日帰り治療も可能で、約7割以上の患者が1回の治療で砕石できています。(看護師)
ESWLは麻酔を使用しないので安全な治療法と言えますが、レントゲンで映りにくい成分の結石や、骨盤で覆われた部位にある結石の場合は、直接モニターで確認しながらのTULの方が確実に砕石、摘出できます。(看護師)

尿路結石は再発が多い病気といわれていますので、一度発症した場合は注意が必要です。治療法は何種類かありますが、どちらも精度がよく短い時間で手術を完了させることができるでしょう。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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