昔の人の生活って健康にいいの? 今と昔を比較検証

  • 作成日:2017.07.12
  • 更新日:2017.07.31
健康
監修

Masahiko Shikaya
フリー医師

「昔の生活は健康によかった」という指摘は本当に正しいのでしょうか。今回は、医学的な見地に立って、昔の生活のどのようなポイントが健康に繋がっていると考えられるのか。さらに、今の生活と昔の生活を比較した時にわかる、現代の生活の良さについても見ていきましょう。

なお、今回は様々な時代の「昔」と現代の比較を行っております。予めご了承ください。

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昔の人の生活は身体にいいのか?

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昔の人は、1日の生活行動が単調で自給自足の生活が当たり前でした。その頃には、現代病ともいわれるうつ病、糖尿病、精神障害はなかったといわれています。

1日の中で、狩りや農作物の作業、洗濯などを行います。これらの営みを現代のように、電気や洗濯機、水道のない状態で生活を行っていたのです。

もちろん、病気は起こりえたでしょう。現代に照らして言いますと、

  • 湿疹
  • かぶれ
  • 腹痛
  • 下痢
  • 嘔吐
  • 骨折
  • 虫刺され

など、色々な病気や不調、異常があったことと思います。

現在の考えられている病気という概念自体がなく、したがって病院もありませんでした。人々は言い伝えのような処置で治していました。森の薬草を煎じて飲んだら腹痛が治ったとか、足が折れても木を支えにして治したなど…たくさんあります。

また、祈祷師が祈りの言葉を書いた紙を飲み込ませるといったような呪術的思想に基づいた対処法も行っていたため、余計に病状が悪化したとも考えられています。

では、昔の生活では暮らしと健康の間にどのような密接な関係があるでしょうか。

現代のライフラインがないことによるメリットとは?

電気

電気のなかった時代には、椿油・菜種油を燃料に、部屋の明かりとして使用していました。必然的に日々の生活は、太陽の動きと相関関係が高くなっていきます。

日が落ちると、床につき就寝する。朝日が出ると、目覚める。

日常で当たり前になっていたことが人間の体内時計として働いており、こうした体内のリズムが健康を維持することに寄与していたのです。

ガス

食事の調理やお風呂を沸かすのには、薪木を使っていました。火を使うことは、生きていく上では必要不可欠だったのです。

燃料となる薪を拾いに山など行って木を切るなどの活動は、体を動かす運動としては理想的なものです。総合的な運動によって、健康を維持していたのでしょう。

水道

洗濯は河原や井戸など決まった場所で行っていました。食事の際には湧水を汲みに行き、甕(かめ)に溜めていました。

お風呂は、河原の水を汲んで沸かして入っていました。コミュニティの中で、一ヶ所井戸を掘り、共同で使用して、汲み上げた水を沸かしていたのです。

水を運ぶ行動も、運動能力として活かされています。井戸水の釣瓶を上下に引っ張る。両手で水を運ぶというようなことを1日に何回もやることで筋肉がつき、歩いて高低差のある道を移動することで足腰がしっかりとし、歩行時の転倒は少なかったのだと思われます。

ポイント

  • 昔の生活は身体全体を使う必要があった
  • 昔の生活は自然に従うものだった
  • 自然と身体が一体となっており、それが健康に良かったと考えられる

昔と今の生活を比べるとどっちが健康にいいの?

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現代の生活で健康にとって良いところはあるの?

今の生活を見ると、健康面としては良いところはあります。

  • 定期検診で病気になっているかが早くわかり、対処や処置ができる
  • サプリメントなどの健康食品が出回っていて、体に必要な栄養素が取れる
  • 長生きできる人の割合が多い

昔の生活では自給自足が当たり前でしたので、栄養のバランスは取れていませんでした。必要な栄養素を必要な分だけ取るといったようなことはできませんでしたし、そのような概念さえありませんでした。

病気になっても処置しないで悪化することがありました。薬もないので薬草を煎じて飲み、回復が見込めずに亡くなることもあったようです。

今と昔の生活、悪いといえる点は?

昔の生活で健康に悪かったこととは?

かつては現在のような精神疾患や糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞などの生活習慣病はかなり少なかったと考えられます。

仮にそのような病気にかかっていたとしても、それがその病気とは気づかないまま若くして亡くなってしまたケースもあったことと思います。

江戸時代は、寿命は平均30歳ともいわれてました。

昔は急に亡くなると、「ぽっくり病」と呼ばれており、一部ではこれを「青壮年急死症候群」とも呼んでいました。

しかし、現在は医療の進化があり、病気の早期発見・予防ができますので早期に治療が可能です。寿命も平均的に82歳となっています。

今も昔も共通して健康に悪いこととは

環境汚染

昔も今も、人々は色々な有害物質を川に流しています。現在は、化学的有害物質は少ないですが、まだ減りません。かつては水質汚染によって水俣病などの公害が引き起こされ、汚染された水に住む魚などを食べた人たちが多く命を失うといったことがありました。

生活に余剰時間ができる

今も昔も生活上人間は、楽をすることを考えてきました。そのことが社会を発展させてきたことは言うまでもありません。生活が便利になることで余裕が生まれてきて、旅行などに行くのは昔も今も同じことです。

しかしその一方で、なんでも自動で行うことが生活に余分な時間を生み出し、人間を堕落させてしまうともいえるでしょう。このことが、生活に悪い影響を与えているのではと考えることもできるのです。

今と昔の食事事情

現在、食に関しては何でも手に入る時代です、100メートルも歩けばコンビニエンスストアがあり何でも手に入ります。食べたいものは、何でも食べられる時代ですが、ひと昔前はコンビニはなく、夜の17時にはお店は閉店するなど、とても食が難しい時代でした。

それがいいことでもあり、家族が全員で夕食をとり、家族の顔を見て団欒のひと時を過ごしていたものです。顔色が悪いとみんなが気を遣うことができたが、今は難しい世の中になりました。

ポイント

  • 昔の生活でも人々の健康にマイナスな面はあった
  • 今も昔も生活周辺環境に手を加えることで健康問題は変化してきた

昔と比べて人の身体はどう変わった?

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現代人は、昔に比べて栄養が摂れて寿命も延びています。体型も昔は肥満の子供は少なかったです。痩せている子供が多く、栄養が足りない子供が多かったのです。

昭和の初めは、体を動かしての遊びが大半でしたので、カロリーの消化が大きかったことが影響しています。ただし、食生活は貧しいのでおなか一杯食べることはできませんでした。

しかし、現在は食べ物に苦労することはない状態です。昔のように家族がみんな家で食べる事は当たり前から外食に代わり、油ものが増えてきました。

確かに、昔に比べて寿命は延びてますが、健康面には悪い影響が多くなっています。油ものが多くなってきましたので肥満体質が増えてきました。

ポイント

  • 現代はカロリー摂取が容易になったものの、消費機会が減ってきた
  • 昔と比較すると、寿命が延び肥満が増加傾向にある

今の生活の中で健康を保つためにできることは?

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食事

暴飲暴食をしないで、3食食事を摂ることから始めましょう。ただし、偏った食事をしないでください。肉類ばかり摂らないというのも大切です。

運動

適度な運動を行いましょう。1日最低30分は歩くといいです。軽いランニングを15分程度行うのもいいでしょう。汗をかいて、代謝をよくすることで健康も保たれやすくなります。

健康診断

1年に一回は必ず、健康診断を受けましょう。

タバコ・お酒

毎日の生活でのタバコ・お酒を減らしましょう。または、禁煙・禁酒するといいです。

以上のように、毎日行うのはつらいですが、徐々に行ってください。

ポイント

  • 現代では、日々の生活習慣を工夫することで健康を維持できる

まとめ

昔と今を比較すると、健康問題においては現代の方がマイナス面が目立つかもしれません。これは人間の環境適応速度と現代の環境変化速度がかみ合っていないことに、端を発しているように思われます。

簡単にまとめるならば、人類は利便性を構築することによって生物本来としての機能に現れるマイナス面を、ある程度妥協してきたということ。そして、そのマイナス面を補うために医療技術を発展させてきたというのも過言ではありません。そこには治療などの積極的なオプションだけでなく、日々の暮らしでできる「身体にいいこと」の知識も含まれています。

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