健康

2017/05/21

1日ツナ缶とりんごだけ…クリスチャン・ベイル減量法って大丈夫なの?

1日ツナ缶とりんごだけ…クリスチャン・ベイル減量法って大丈夫なの?

俳優のクリスチャン・ベイル。彼は出演映画の役作りのために大幅な減量を行いました。1日にツナ缶とりんごだけを食べるというやり方で、不眠症に悩む主人公を演じました。この減量法は果たして大丈夫なのでしょうか?

30代男性からの相談:「クリスチャン・ベイルの減量法で必要な栄養はカバーできるの?」

以前、俳優のクリスチャン・ベイルが映画『マシニスト』で不眠症の役を演じる時、役作りとして体重を激減させたそうなんですが、その時1日にツナ缶とりんごしか食べない生活を続けていたそうです。理由は身体を維持するための最低限の栄養素が網羅されているからと記憶しています。

本当にツナ缶とりんごで最低限の栄養素を摂取できるのでしょうか? クリスチャン・ベイルはその当時痩せていることで寝るのも難しくなったらしいですので、実践してみたいというわけではありませんが、知りたいと思いました。

それから、1日に必要な最低限の栄養素って一体何なのでしょうか?

苛烈なクリスチャン・ベイルの減量法を医学的に見るとどうなるか

クリスチャン・ベイルの減量法について専門家にご意見を伺いました。この減量法の危険性とは?

医学的にツナ缶1個リンゴ1個では、人間が生きていく為の栄養素は全然足りてません。成人男性が1日あたりのカロリーは、2200~2500kcalが必要とされていますが、1500kcalでも生命に危険を及ぼす事は有りません。(医師)
クリスチャン・ベイルはこれを4ケ月間されたそうですが、する前には健康診断をして医師の指示のもとで行われてます。栄養が不十分と医師が判断した場合は、栄養の点滴を行ったりする事で、最低限の生命に必要栄養を摂ることができる。単に栄養失調状態です。(医師)
一般の方が真似をして、行うとまず自分が持っている病気が有れば悪化し、死につながります。するのであれば1週間が限界になりますが、絶対に行わないでください。(医師)
体重のコントロールは、摂取カロリーと消費カロリーのバランスで決まります。摂取カロリーよりも消費カロリーが多ければ体重減少に繋がります。(看護師)
しかし、人間の身体は必要なカロリーだけを取れば良いというわけではありません。必要な栄養素をバランス良く摂らなければなりませんので、それぞれの栄養素の1日の摂取目安量を挙げます。
・タンパク質:体重1kgあたり0.83g
・炭水化物:体重1kgあたり5g
・脂質:総摂取カロリーの30%以上
の3つは必ず摂るべき栄養素ですが、この他にもビタミンやミネラルなども不足すると身体に不調が生じます。(看護師)
つまり、ツナ缶とリンゴではこの3つの栄養素を補うことができたとしても、量や他の栄養素が足りず不眠などの症状が出たのだと考えられます。(看護師)
1日に必要な最低限の栄養素は、たんぱく質体重1㎏あたり0.83g、炭水化物体重1㎏あたり5~6g、水分体重の60%必要です。平均1日1~2リットル摂取すれば大丈夫です。(医師)

クリスチャン・ベイルの減量法は危険を伴うもののため、徹底した管理のもとで行ったようです。しかし、驚くべきは、この大幅な減量で54kgまで体重を落とした後、『バットマン ビギンズ』の撮影のため半年で体重を86kgまで増やし筋骨隆々の身体づくりを行ったということです。おそるべし、俳優魂といえるでしょう。

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