口臭

2015/01/09

糖尿病が口臭を引き起こす!?改善策は?

糖尿病が口臭を引き起こす!?改善策は?

軽度の糖尿病を持つ質問者の男性。糖尿病ばかりでなく、それによる口臭に悩んでいるとのこと。改善策はあるのでしょうか?

50代男性からの質問:「糖尿病による口臭」

糖尿病が原因で口臭がきつくなることがあるそうです。軽度の糖尿病と診断され、落ち込んでいるのに口臭もきついと言われていて辛いです。改善する方法があれば教えてください。

糖尿病で生じる臭い成分や口渇、合併症が口臭を招く。

口臭の一因として、糖尿病によって生じる臭い成分や口渇が考えられるようです。また、糖尿病の合併症である歯周病もその一つといいます。

糖尿病になると甘い匂い(ケトン臭)がすると言われています。ケトン体という臭い成分によって生じるのですが、この場合の口臭の変化は非常に小さく、感じ取るのは難しいと言われています。ただ、高血糖による症状で口渇が起こり、口臭を起こすことが指摘されています。(看護師)
口渇により口腔内が乾燥すると、唾液の分泌量が低下します。唾液は食事の残り糟を洗い流し、細菌の繁殖を防ぐため、分泌量が低下すると口臭の原因になります。口渇は血糖コントロールが上手くいっていない場合に起こることが多いため、血糖値を安定させることで改善される場合もあります。(看護師)
その他の原因としてあげられるのが、虫歯や歯周病などの口腔内のトラブルです。歯周病は糖尿病の合併症の一つと言われています。糖尿病があると、歯周病関連細菌に感染しやすく、重症化しやすいとも言われています。(看護師)

マウスケアや乾燥防止で対策しつつ、食生活や胃、鼻のチェックも。

こまめなマウスケアや口腔内の乾燥を防ぐことで、口臭は予防できるようです。一方で、食生活や胃、鼻のトラブルが口臭を引き起こしているという声も。

口臭予防として、食事をしたら必ず歯磨きをし、歯間ブラシも使って歯垢が残らないよう、隅々まできれいにしてください。内科的疾患があると舌に白い苔のようなものが付着しやすいので、付着していれば歯磨きの際に舌ブラシで優しくブラッシングし、除去しましょう。無理でしたら、マウスウォッシュでうがいだけでも良いです。(看護師)
よく噛んで食べることで唾液の分泌量が増えます。できるだけゆっくりと食事を食べるよう心掛けてください。(看護師)
動物性のタンパク質・油脂を多量に摂取することや朝食を抜くこと、便秘や胃炎、鼻の病気でも口臭が起こります。心あたりがありましたら、見直しやチェックをしてみてください。(看護師)
高脂肪のもの、甘いものは避けるようにしましょう。便秘をしないために、海藻類やきのこ類、野菜や乳製品も摂るようにしましょう。(看護師)

口渇や歯周病など、さまざまな口臭要因を引き起こす糖尿病。しかし、血糖値が安定することで口臭が改善する場合もあるようなので、まずは糖尿病の症状改善を優先すると良いでしょう。口臭はこまめなマウスケアなどで予防できる一方、食生活や胃、鼻のトラブルが口臭の一因である場合もあるといいます。食生活を見直し、気になる胃や鼻の不調は病院を受診するのも一つの手です。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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