健康

2017/05/08

肘の内側が痛いのはゴルフ肘かも!? ゴルフ初心者に多い病気

肘の内側が痛いのはゴルフ肘かも!? ゴルフ初心者に多い病気

ゴルフ肘って言葉は聞いたことがあるけど、実はどんなものか知らない。ゴルフをするのは好きだけど、練習しすぎるとゴルフ肘なるって聞いたことがある。そんな「ゴルフ肘とは何ぞや?」という疑問に今回お答えしていきます。


ゴルフ肘って何? どんな症状?

肘の内側に痛みが出る場合はゴルフ肘、肘の外側に痛みが出る場合はテニス肘と呼ばれていますが、ゴルフ肘痛の正式名称は上腕骨内側上顆炎(じょうわんこつないそくじょうかえん)、テニス肘は上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)と言います。

簡単に説明すると、肘の筋肉の付け根の上腕骨内側上顆部が炎症を起こすと、ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)になります。腕を伸ばして物を持ったときに肘が痛んだり、引っ張ったり、手を強く握った時に肘の内側を押すと痛んだりします。

ゴルフだけではなく家事などでも肘痛になる事があります。


どんな人がゴルフ肘になりやすい? 原因は?

一般的には過度な練習が原因です。または、正しい方法で練習ができていない場合も多く、ゴルフを始めたばかりの初心者がなりやすいです。

間違ったスイング方法

  • マットにクラブを強く打ち付けている
  • 肘に力が入りすぎてつっぱった状態でスイングしている
  • 両脇が開いていて、手をつかった動作になっている
  • スイング時に両肘を近づけすぎているため、力が入りすぎてしまう
  • スイング時、グリップを強く握りすぎている
  • 体幹軸を使わない「手打ち」状態になっている
  • 肘から手までの前腕を固定しすぎている
  • グリップが劣化している

上記にあてはまった方は、スイング方法が原因で肘を痛めているかもしれません。


ゴルフ肘の診断方法

ゴルフ肘の診断方法はリストフリクションテストとフォラームプロネーションテストの2つがあります。

リストフリクションテスト

手首を縦にして上に持ち曲げ、その状態に抵抗をかけるというテストです。痛みが生じた場合、ゴルフ肘が疑われます。

フォラームプロネーションテスト

腕を内側に回し、その状態に抵抗をかけるというテストです。同様に痛みが生じた場合ゴルフ肘が疑われます。


上記の診断方法で痛みが現れなかった場合は、問題なしと判断してもいいでしょう。


ゴルフ肘の治療法

ゴルフ肘の治療は基本的には手術することはありません。炎症を鎮めることができれば、きちんと治ります。スポーツ整形外科や接骨院、鍼灸、カイロプラクティックなどで施術を受けるという方法もありますが、基本的にはサポーターなどの保存療法で様子を見ます。

症状が強い人にはステロイド局所注射が処方されますが、それでも改善が見られない場合は手術療法が必要になります。主な手術方法としては瘢痕組織の除去や損傷組織の再接合があります。しかしほとんどの場合、保存療法だけで改善がみられますので、安静にしていれば痛みは治まっていきます。


ゴルフ肘予防するためには


ストレッチやトレーニングをする

前腕筋と上腕筋のストレッチを運動前と運動後に行います。筋肉の柔軟性や筋力をつけて怪我を防ぐためです。肩甲骨周りの筋肉の筋トレや姿勢を正すトレーニング、体幹を鍛えるトレーニングも予防に効果的と言われています。

サポーターを使う

肘サポーターを使って前腕の筋肉の可動域を抑え、肘の負担を減らします。しかし、あまりキツ過ぎる物や違和感のあるものはやめましょう。一度試着してから購入することをおすすめします。

テーピングをする

サポーターより手間がかかりますが、より高い効果が得られます。

運動後のアイシング

市販のコールドスプレーを腕、肘全体にスプレーして患部を冷やします。冷やした後に温めて血行をよくし、乳酸をできるだけ早く体外に出すように促します。

運動後のマッサージ

運動後に、前腕筋と上腕筋をストレッチしてください。入浴中に行うのも効果的です。

ゴルフ肘にならないためのスイング

ゴルフ肘にならないためには体幹を意識したスイングが大切で、肘から先の動きがポイントです。スイングする時に手関節(手首の関節)だけを動かして回転すると、手首・肘に相当の負担がかかります。よって、肘から先を綺麗にまわすためには、少し肘にゆとりをもたせてください。手首に余計な動きが加わっても、肘をうまく回せないので気を付けましょう。

良いスイングはゴルフ肘になりにくいと言われていますので、これを忘れずに練習に取り組むことをおすすめします。


まとめ

最近、肘の関節が痛い気がする、違和感があるという方は保存療法を試してみてください。また、スポーツ後のアイシングやサポーターを装着するだけでも痛みが軽減される場合があります。それでも治らない場合には、整形外科の専門医に診てもらってください。痛みに悩まされずに楽しくスポーツをするために、日頃からできることをやっておくといいでしょう。

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