健康

2017/05/04

たかが冷え性、されど冷え性。放っておくとかかってしまう病気とは?

たかが冷え性、されど冷え性。放っておくとかかってしまう病気とは?

冷え性。この言葉を聞けば、なんとなく女性の病気だよなあというイメージを持つ男性も多いのではないでしょうか。ただ、この冷え性、決して女性特有のものではないのです。最近は男性でも冷え性に悩む人が増えています。


最近増えてきてる男の冷え性とは?

最近増えてきている男の冷え性の症状としては、

  • 頭痛、肩こり
  • 腰痛
  • 下痢、腹痛
  • 不眠
  • 慢性的な疲労感

などがあげられます。これらの症状と冷え症とは、一見関係ないと思う人が多いかもしれません。


男の冷え性のタイプ

男の冷え性は、

  • 足や指先などが冷える末端冷え性
  • 腰が冷える
  • いつ計測しても35℃台である低体温

などのタイプに分けられます。

冷え性で多いものとしては足や手の指先が冷える、いわゆる末端冷え性ですが、近年は女性だけでなく、男性もこの末端冷え性に悩んでいる人が増えているとの報告があります。また、近年低体温の人が増えているといわれています。

たとえば日本人の平均体温。50年前は37℃近くだったそうです。37℃って微熱じゃないの? と思う人が増えているとするなら、それだけ日本人の平均体温が下がってきているということです。特に、いつ体温計で図っても35℃台の人は、立派な低体温です。

そしてこの低体温と冷え性には密接な関係があるというのが、最近の研究でわかっています。


どんな人が冷え性になりやすい?

ではそんな冷え性ですが、原因は何なのでしょうか? どんな人が冷え性になりやすいのでしょうか? いくつかの原因が考えられています。

喫煙

タバコを吸うと大量のニコチンが体内に入ってきますが、これにより血管の収縮を引き起こし、冷え性を招くといわれています。

運動不足

身の回りのテクノロジーの飛躍的な進化と冷え性の関係も指摘されています。家事の負担が減り、生活はとても便利になりました。またIT技術の進歩などにより、オフィスワークなどの屋内作業をする人が増えています。

しかし、その結果現代日本人は圧倒的に運動不足になりました。運動不足になると血行が悪くなり、脂肪を燃やす筋肉量も減ってしまうので、冷え性のリスクを高めます。

ストレス

現代日本はストレス社会だといわれます。たくさんの情報にまみれた生活を送り、すし詰めの電車に乗って通勤する、理不尽な要求にまみれた仕事についている人も多いでしょう。

こういったストレスは、身体を緊張させ、血流を悪化させてしまいます。同時に「活性酸素」を生み出してしまい、冷え症につながってしまいます。

不規則な生活

人間は太陽が昇るとともに起床し、日没とともに就寝の準備につく。これが本来の自然の姿であり、そのように設計されています。

しかし現代日本人は仕事や娯楽などで、昼夜関係ない生活を送っている人も多いです。このような不規則な生活は、人間の自然の体のリズムを崩し、自律神経の乱れを招いてしまいます。

自律神経は体温のコントロールにも深く関わっているので、この自律神経が崩れると冷え性を招いてしまいます。


冷えはどんな病気を引き起こす?

がん


冷え性は、癌の発症リスクを上げてしまうことがわかっています。とくに平均体温が35℃台の低さの人は、要注意! がん細胞が最も発生しやすい体温です。

うつ病

冷え性により自律神経に変調をきたした場合は、うつ病などの精神疾患になるリスクが増えることが指摘されています。

機能性胃腸症や過敏性腸症候群

冷え性は手足だけではなく、内臓にも悪影響を与えることがあります。特に気を付けるべきなのは、胃腸の不調。代表的な病気としては、機能性胃腸症と過敏性腸症候群があげられます。

これらの病気は、胃カメラや大腸カメラなどの検査をしてもとくに異常はみつからないのに、臓器の働きが悪くなっているために、胃痛、腹痛、ガス、便秘、下痢などといった不快な症状を引き起こしてしまいます。

加齢臭や薄毛、ED

冷え性は血行を悪くすることがわかっています。その結果、加齢臭や薄毛、さらにはEDといった男のツライ悩みを引き起こす可能性があります。


冷え性を対処する5つの方法


なるべく体を温める飲み物や食べ物を摂るようにする

日々の食事の中で、体を冷やすものではなくて、できるだけ体を温めるもの摂るようにしましょう。たとえば、コーヒーもアイスではなくてホット。冷えたビールではなくて熱燗。

さらに柑橘類はビタミンCは豊富に含まれていますが、体を冷やすものもあるので、とりすぎはよくないです。温野菜なども適度にとりいれていきましょう。

適度な運動をする

現代日本人の慢性的な運動不足を解消するには、毎日少しずつでもいいので適度な運動をすることが大切です。毎日続けることのほうが大事なので、まずは誰でも取り組めるようなウォーキングやサイクリングなどから始めてみましょう。

ストレスをためない

ストレスは万病のもとと言われます。大声で叫んだり、愚痴を言うことのできる友達を作ったり、美味しいものを食べたりと、自分にあったストレス発散方法を用意しておき、体にため込まないようにしましょう。

規則正しい生活をする

自律神経を整えるためには、出来る限り規則正しい毎日を送ることが大切です。早寝早起きをし、朝昼晩三食たべる。規則正しい生活は、冷え性だけではなく、あらゆる人間の体調の基本になるのです。

漢方を服用する

冷え性の改善にはときに、漢方が有効になる場合もあります。どの漢方が効くかは服用する本人の体質、冷え性のタイプなどによって異なります。詳しくは医師や漢方薬局で相談しましょう。


まとめ

冷え性は決して女性特有の病気ではなく、放っておくと怖い病気になってしまうリスクがあることがわかりました。しかし、毎日ちょっとしたことを心がけることで、この冷え性を改善し、健康生活を手に入れることが可能です。まずはどれか一つ決めて、継続していくことから始めていくことをおすすめします。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加