薄毛

2017/04/04

悲しみの10円ハゲ…どうして円形脱毛症になるの?

悲しみの10円ハゲ…どうして円形脱毛症になるの?

「ある日突然頭の一か所の毛髪が抜けた」といった経験はありませんか? もしかしたらそれは円形脱毛症の始まりかもしれません。ストレスが原因で発症することが多いと考えられている円形脱毛症ですが、ストレス以外の原因や、脱毛の種類、治療法や予防法について詳しく見ていきましょう。


円形脱毛症の原因

円形脱毛症の原因の一つに、精神的ストレスがあります。強い精神的ストレスを受けると、本来細菌などから体を守るはたらきをするリンパ球が、そのストレスに反応します。

そのリンパ球が、頭皮などの毛包を攻撃することで、毛が抜け落ち、これが円形脱毛症になるのです。つまり、自分の体を守るはずの免疫系が、自分の体を攻撃してしまい引き起こされるというわけです。

また、親族に円形脱毛症を発症したことのある人がいると発症しやすい、遺伝が原因の病気であるという考えもあります。脱毛症の種類の一つとしてAGAというものがありますが、これは円形脱毛症とは別物です。

AGAで生じる脱毛の場合、脱毛箇所の周辺の毛はまだ密度が濃いことに対し、円形脱毛症の場合、脱毛箇所と毛の生えた箇所の境目が比較的はっきりしており、脱毛箇所のみ毛が無く、ツルツルとした感触になります。

また、AGAは時間をかけて抜けていくのに対し、円形脱毛症は突然抜け落ちるものです。そして、AGAの原因は男性ホルモンですが、円形脱毛症の原因は遺伝やストレスなので、あらゆる点から見て、円形脱毛症とAGAは別の病気であるといえます。


円形脱毛症とは?

円形脱毛症とは、その名の通り、体毛が丸い形に抜け落ちる症状のことをいいます。特に髪の毛が抜け落ちることが多い病気とされています。

体から異物を排除させるための免疫が何らかの原因ではたらき、頭皮に影響することで引き起こされる自己免疫疾患の一つといわれています。そのため、一般的に男性ホルモンが原因で起こる抜け毛や薄毛とは別物と認識されています。

円形脱毛症を発症すると抜けやすいのは髪の毛であるとされていますが、時々眉毛や体毛にもこの症状が出ることもあります。


円形脱毛症の症状

円形脱毛症には単発型、多発型など、様々な種類があります。まず、単発型円形脱毛症が最もポピュラーな症状が起きるもので、1~3か所に500円玉大の脱毛箇所が現れます。

これは自然治癒する場合もあり、サイズがもっと小さく円形脱毛症になっていることに気がつかないこともあります。

それに対し、多発型円形脱毛症はさらに多い箇所に小さな脱毛箇所が発生します。これは単発型円形脱毛症の症状が重症化したものであることが多く、正しい治療を受けると回復に向かいますが、改善に時間がかかることもあります。

そして、多発融合型円形脱毛症という症状もあります。多発融合型円形脱毛症には全頭脱毛症と汎発性脱毛症という2つのタイプがあります。

多発融合型円形脱毛症は、円形脱毛症を起こしている箇所が融合することによって、抜け毛が広い範囲に及ぶというものです。そのなかでも、頭全体の頭髪が抜けるものを全頭脱毛症、ひげやすね毛、眉毛など頭髪以外の体毛まで抜け落ちるものを汎発性脱毛症といいます。

範囲が広くなる程、完治も難しく、時間がかかるものとなっていきます。

多発性円形脱毛症を放置していると、多発融合型円形脱毛症になっていくケースもあります。円形脱毛症は多くの場合、予兆となる症状が少ないため、ある日突然ハゲている箇所があることに気がつく場合が多いものです。


円形脱毛症の治療法

円形脱毛症の治療を受けるには、脱毛症を専門とする外来や皮膚科などで検査を受ける必要があります。治療法としては、まず、薬を使用する薬物療法があげられます。ステロイドが配合された飲み薬や塗り薬、注射、抗ヒスタミンなどの成分を含む飲み薬が一般的に使われます。

また、育毛を促す塩化カルプロニウムを含んだ飲み薬を用い、抜け毛予防とともに、毛を生やす治療法が行われることもあります。

そして、脱毛箇所が広範囲の場合、ウィッグなどを使い、脱毛箇所から発毛するまでカバーする場合もあります。


円形脱毛症にならないためにできることは?

円形脱毛症にならないためには、まずストレスを溜め過ぎないことが大切です。ストレスを回避するには、体の健康を守るため、日々の食生活や睡眠を良質なものにしましょう。

食事は栄養のバランスを取ることが最も大切ですが、なかでも、髪の毛を構成しているたんぱく質の摂取には気を遣いましょう。肉類、魚類、乳製品の動物性、大豆等の植物性たんぱく質のどちらもまんべんなく摂取するようにしましょう。

また、血行を促進させる効果の高いビタミンAを多く含んだレバー、うなぎ、バターなども積極的に摂取すると良いでしょう。納豆、卵、緑黄色野菜などに多く含まれるビタミンBも、抜け毛防止に効果的です。

充分で良質な睡眠も摂るようにしましょう。1日に6~8時間の睡眠時間をとり、眠る前にはテレビやスマホ、パソコンなどの画面を見ず、夜食も避けるようにしましょう。そうすることで、眠りが深くなり、体や内臓の疲れが取れてストレスを発散しやすくします。


まとめ

円形脱毛症には目立った前兆がなく、突然起きるというイメージの病気ですが、日常のストレスが積み重なることで引き起こされることが多い病気でもあります。ストレスや疲れを溜め込まないため、生活習慣を意識して過ごすことで、円形脱毛症を防ぐことが出来ます。発症してしまったら専門の医療機関へ相談し、治療を受けるようにしましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加