健康

2017/03/24

「緑色が目にいい」というのは単なる噂? 手術着の色が緑っぽいのにも意味があった

「緑色が目にいい」というのは単なる噂? 手術着の色が緑っぽいのにも意味があった

昔から、目には遠くの緑を見るといいといわれてきた人もいるでしょう。この民間療法は医学的にはどのような評価をされているのでしょうか。専門家にお聞きしました。

30代男性からの相談:「緑色が目にいいというのは本当ですか?」

私だけかもしれませんが、子供の時緑色は目にいいからとよく聞き緑色である植物などをよく見つめていた記憶があるのですがこれは都市伝説でしょうか? 遠くをよく見ると目がよくなるともよく聴いていまして、これはテレビなどでよくやっているので遠くを見たり近くを見たりすると目にいいんだなあとは分かりますが、色によって目にいいなどあり得るのかなあとふと思ってしまいました。
幼稚な質問と思われるかもしれませんが、ぜひ専門家の方にアドバイスいただきたいです。

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「遠くの緑を見ると目にいい」の真実

緑を見るのが目にいいという言葉の真相について専門家にお聞きしました。

緑が目にいいというのは、昔からいわれている、おばあちゃんの知恵的なものです。だからといって、科学的根拠が全くないというのではありません。緑というのが色ではなく、山や森などの外の景色という意味合いです。(看護師)
緑色が目にいいとされていることですが、医学的に立証はされていませんが、確かに緑色の遠くの山を見ていると目がよくなったと聞きます。遠くの方を見ることにより眼球の水晶体を調整している毛様体筋が緩んで水晶体の本来の厚みになります。これは一番目に負担がない状態です。(医師)
外の景色を見るということは必然的に遠くを見ることになります。目は遠くを見る時には、ピントを合わせる毛様体という筋肉が緩んで、リラックスした状態になります。そのため、眼の疲れが軽減したり、一時的に視力がよくなったりするのです。(看護師)
緑色自体に視力を回復させたりする効果はないかもしれませんが、自然のものを見る時には気持ちもリラックスしているため、パソコンなどの作業の合間に植物や外の景色を見るのは効果的だと考えられます。(看護師)

手術着が緑っぽいワケ

医師の立場から緑色が目に与えるメリットについてのお話をお聞きすることができました。

緑色が目にいいとされている件ですが、医師が手術に入る時の服装は、緑色もしくは水色が大半です。手術中は患者さんの血液の赤い色が目につきやすく、目が疲れるので、周囲の緑のものを見て目を休めることができるようになっています。長時間の手術になると、体より目の疲労が先にきます。(医師)
緑の色を見て、遠くのものを見ることは、目にいい刺激を与えて、平常に戻すことができることはあります。極端に赤色を見つめていると、目が硬直する感じになり、緑を見ると和らぎます。(医師)

色彩心理学という分野があります。色が心理的な影響をもたらすという考えからカラーセラピーなどを行っています。その点からいうと、緑色は目というより心理的にいい影響を与えてくれるのかもしれません。先人の知恵には恩恵にあずかる場面も多いことでしょう。そこには、昔の人が経験から学んだ知識が詰め込まれているのです。

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