メンタル

2017/03/26

メンタル系の薬がγ-GTPを高めるという噂について

メンタル系の薬がγ-GTPを高めるという噂について

精神薬でγ-GTPが高まるという噂を目にした相談者さん。果たして、本当に精神薬を長い間の観続けることで肝臓の数値が高まってしまうのでしょうか。専門家にお聞きしました。

30代男性からの相談:「メンタルヘルス系の薬はγ-GTPを高めてしまうのでしょうか?」

メンタルヘルス系の薬剤を、何種類か長期間服用しております。それらの薬剤について少し調べていくと、「長期間服用すると肝機能の数値が高まる」という書き込みを色々なところで見受けることができました。それを見て不安になってきました。
肝機能の数値というと、お酒をたくさん飲む人がよく話題にするγ-GTPですが、薬を何種類にもわたって長期間服用していると、本当にその数値が高く検出されることなどあるのでしょうか。定期的に血液検査を受けたほうがいいですか?

メンタル系の薬で肝機能障害のリスクが高まる?

メンタル系の薬が肝機能障害のリスクを高めるという噂は本当なのでしょうか。薬剤師の方にお聞きしました。

薬の種類にもよりますが、抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬をはじめとしたメンタル系の薬は、肝臓で代謝されますので、肝臓に負担がかかり、肝機能を低下させてしまうことがあります。(医師)
体内に入った薬は、肝臓で代謝され、体外へ排泄されていきます。従って、抗精神病薬はもちろん、あらゆる薬が肝臓に対する障害のリスクはゼロではありません。(薬剤師)
肝機能障害の状態は、γ‐GTPだけでなくビリルビン値、好酸球、白血球、IgEなど様々な血液数値から診断します。もし、肝機能障害のリスクが高い薬を長期使用される場合は、医師は定期的に血液検査などでチェックを行うはずです。(薬剤師)

肝臓が心配なら医師や薬剤師に相談を

メンタル系の薬が肝臓の数値を高めてしまうことがあるといいます。このような場合は、医師や薬剤師の力が必要になってきます。

肝機能が低下すると、γ-GTPだけでなく、GOTやGPTなど肝臓の機能を表す数値が正常範囲を超えて高くなります。特に、高齢者の方や未成年の方、家系内に肝臓の病気の方がおられる場合、毎晩飲酒される方は、薬による肝機能低下が起こりやすいといわれており、薬を長期に服用する場合は、定期的な検査を行いながら薬を服用する必要があります。(医師)
相談者さんが、どのような薬をどのぐらいの期間服用されおられるのか分かりませんが、薬を長期間服用されておられるのであれば、定期的に、血液検査を受けられる方がいいかと思います。(医師)
アレルギー体質や、過去に薬で肝機能障害を引き起こしたことがある人は、より注意が必要ですので、その旨は必ず医師に伝えてください。(薬剤師)
相談者さんの使用されている薬がわからないので、必ずしも必要なのかはここでは判断できません。主治医に確認してみてください。(薬剤師)

メンタルヘルス系の薬は肝臓への負担がかかってしまうことがあります。もし、肝臓に負担のかかる薬を飲んでいる場合は、医師や薬剤師とのコミュニケーションを欠かさないようにしましょう。また、不安であれば、医師に相談して、リスクの少ない薬を選ぶこともできるかもしれません。

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