健康

2017/03/23

漢方で低カリウム血症が起こる? 気になる漢方の副作用について

漢方で低カリウム血症が起こる? 気になる漢方の副作用について

漢方というと身体に優しいというイメージがありますが、薬である以上副作用も起こります。相談者さんは漢方で低カリウム血症が起こると知り、不安を感じているといいます。漢方の副作用について専門家にお聞きしました。

30代男性からの相談:「漢方薬の副作用について教えて下さい」

長年、漢方薬(日本の製薬会社のエキス)剤を2種類服用し続けているのですが、長い間服用しているだけに不安を感じる要素について考えるようになりました。漢方について調べてみると低カリウム血症という言葉がでくることがあるからです。これは、一体どういった状態に陥るのでしょうか?
今まで服用してきて分かりやすい副作用がでたことがあると考えておりませんが、長期間服用することによって副作用が出やすくなることなど考えられますか? また、全く副作用がでない(軟便になるとか固い便になるとか、その程度の副作用すら)ということは身体に合っているということなのでしょうか?

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低カリウム血症について

まずは、低カリウム血症について知っておきましょう。

質問にあります低カリウム血症とは、血液中のカリウム濃度が低下し、手足の痙攣や脱力感など、筋肉が萎縮して力が入らない症状を引き起こします。甘草などの生薬が配合されている漢方薬で報告されている副作用です。(薬剤師)
低カリウム血症とは、体内のカリウムが不足することにより、血液中のカリウム濃度が低くなる状態です。低カリウム血症になると、吐き気や嘔吐、筋力の低下、けいれん、不整脈などの症状がみられます。(薬剤師)
低カリウム血症は、漢方薬に限らず、利尿薬など他の薬でも起こることがある症状です。漢方薬では、甘草(カンゾウ)が低カリウム血症を引き起こしやすい生薬です。(薬剤師)

漢方でも副作用は起こる

漢方でも副作用は起こります。それを防ぐためには、薬剤師としっかり相談することが大切です。

漢方薬も薬であるため、副作用がないわけではありませんが、体の状態に合った漢方薬であれば、副作用の起こる頻度はとても少ないといわれています。しかし、薬ですので、服用中は副作用に注意して、気になる体調の変化が起こった場合は、すぐにかかりつけの医師や薬剤師に相談しましょう。現在服用中の漢方薬に他の薬が追加となった場合は、特に注意しましょう。(薬剤師)
服用されているもので特に不調は感じられず、また、お悩みであった症状が緩和しているのであれば、身体にあっていると思われます。ですが、漢方薬も薬ですので、副作用が生じる可能性はあります。長年問題なくとも、その時々の身体の状態によって生じる場合もありますので、必ず医師または薬剤師の指導のもと服用を続けてください。(薬剤師)
薬局で漢方薬を購入されているようでしたら、新しく購入される際、薬剤師に症状の経過を説明し、服用を継続してよいか判断を仰いだうえで購入してください。(薬剤師)

漢方は比較的身体に優しいというだけで、飲み合わせや体質によっては副作用を引き起こす場合があります。漢方でもリスクがあるということをしっかりと理解したうえで、服用しましょう。そして、身体に異常が起きた場合はそのままにするのではなく、医師や薬剤師にきちんとその旨を伝えるようにすることが何よりも大切なことです。

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