健康

2017/03/19

尿酸値を下げる牛乳…コーヒーと一緒に飲んでも大丈夫?

尿酸値を下げる牛乳…コーヒーと一緒に飲んでも大丈夫?

尿酸値を下げるのに効果が期待できる牛乳。牛乳はコーヒーと一緒に飲んでも尿酸値を下げる働きは失われないのでしょうか。専門家に解説していただきました。

30代男性からの相談:「尿酸値を下げる牛乳の効果は他の食品で阻害されますか?」

先日NHKの「ためしてガッテン」で尿酸値を下げるには牛乳がいい、というコーナーがありました。
ここで質問なのですが、牛乳に含まれているその尿酸値を下げやすくする成分は、コーヒーやその他食品と一緒に摂ったときに吸収が阻害されるようなことはありますか? 尿酸値が少し高めなので牛乳を定期的に飲もうと思いますが、コーヒーにはミネラル分の吸収を阻害する性質もあると聞いたことがあります。
そのためこのような質問をさせていただいています。よろしくお願いします。

牛乳とコーヒー、一緒でも尿酸値を下げる働きには問題ないのか?

尿酸値を下げるといわれている牛乳とコーヒーは一緒に飲んでも問題ないのか専門家にお聞きしました。

牛乳には良質なたんぱく質が含まれていて、痛風発作の原因になる尿酸を体の外に出す働きをしてくれます。(看護師)
牛乳は尿酸値を下げるのにいいといわれています。その理由は、牛乳に含まれているカゼインが胃腸で分解されてアラニンという成分になり、アラニンが腎臓での尿酸の排出を助ける効果があるからです。(看護師)
牛乳をコーヒーなどに入れてもアラニンの効果は失われません。しかし、コーヒーには結石の原因となるシュウ酸が含まれているため、すでに尿酸結石などがある人はコーヒーを大量に飲むのは控えた方がいいでしょう。(看護師)
牛乳は低脂肪乳のほうがより効果的といわれています。また、ヨーグルトなどの乳製品でも同じ効果があります。しかし、豆乳は牛乳のような効果のある成分は含まれていないため、尿酸値を下げる効果はないです。(看護師)

コーヒーは尿酸値にいいのか?

牛乳は尿酸値が気になる人にとってはいいものだといいます。では、コーヒーはどうなのでしょうか? コーヒーも尿酸値にいいのだとしたら、この組み合わせは素晴らしいものかもしれません。

高尿酸血症である痛風は、体内で過剰に余った尿酸が原因ですので、いかに余分な尿酸を体外に排出できるかが重要です。(看護師)
コーヒーはいいという説と悪いという説が両方あります。身体の中の尿酸値を下げるためには、水分を多くとって尿として外に多く出すことが大切です。そのために利尿作用のあるコーヒーは有効になります。(看護師)
しかし、コーヒーは交感神経を活発にしてしまいます。交感神経が活発になると尿酸の生成を高めてしまうといわれています。ただ、コーヒーは痛風にいいという意見の方が多いようです。(看護師)
コーヒーを何杯も飲みすぎて利尿効果が出すぎて脱水になっても困ります。水分も適度に摂るために薄めて飲むか、間に水を飲むなどして飲んでいくのがおすすめです。カフェオレで飲んで頂くのもおすすめです。(看護師)

牛乳とコーヒーは尿酸値を下げたいと思う人にとってはいい組み合わせといえるかもしれません。ここで大切なことは2つあります。1つは、いいものでもほどほどに。もう1つは、薬のような即効性を期待しないということです。身体にとって最もいいことは、バランスよく、であることを今一度胸に刻んでおきましょう。

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