【年齢別】血圧の正常値とは? 高血圧の基本

  • 作成日:2017.03.01
  • 更新日:2017.09.13
健康

健康診断では、必ず血圧を測定しする項目があります。

それだけ血圧と健康には、密接な関係があるのです。

もちろん、血圧だけで健康のすべてがわかるわけではありませんが、健康状態を把握するためのひとつの指標といえるでしょう。

血圧測定の結果が、とくに高血圧の場合は、さまざまな病気のリスクが高まります

健康管理のためにも、自分の血圧を把握しておくことは大切ですが、その正常値はどのくらいなのでしょうか?

ここでは、気になる血圧の正常値から、年齢別血圧の平均値や年齢別高血圧の人の割合などをまとめました。

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血圧の正常値


体の健康状態を判断するうえで、血圧値は外せない要素です。

健康診断などで、「上の血圧が120で、下が85」などといわれ、なんとなくわかった気になっていても、この数値の意味を正確に把握している人は案外少ないのではないでしょうか。

血圧とは、心臓から押し出された血液が、血管の壁を押す力のことです。

    俗にいう

  • 上の血圧とは、正式には収縮期血圧と呼ばれ、心臓から送り出された血液が動脈の壁を押す力のこと。
  • 下の血圧といわれているのは、拡張期血圧のことで、心臓に戻る血液が静脈の壁を押す力のことです。

日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2014」では、収縮期血圧が140mmHg未満かつ拡張期血圧が90mmHg未満の場合が、血圧の正常範囲とされています。

血圧の正常値の分類

正常範囲の血圧は、さらに細かく、至適血圧、正常血圧、正常高値血圧の3つに分けられます。

収縮期血圧 拡張期血圧
至適血圧 120mmHg未満 かつ 80mmHg未満
正常血圧 120〜130mmHg未満 かつ/または 80〜85mmHg未満
正常高値血圧 130〜140mmHg未満 かつ/または 85〜90mmHg未満

正常値といわれるいるなかでも、理想的なのは至適血圧で、心筋梗塞や、脳梗塞のリスクがもっとも低くなります。

正常高値血圧は、一応、正常範囲となっています。

しかし、高血圧の一歩手前という段階ですので、血圧を下げるように、生活習慣の改善などに取り組む必要があるでしょう。

診察室血圧と家庭血圧

日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2014」で使われている数値は、病院などの診察室で測定した「診察室血圧」と呼ばれているものです。

それに対して、家庭で測定した血圧は「家庭血圧」と呼ばれます。

一般的に、家庭血圧はリラックスして測れるため、医療機関で測定したものよりも低くなる傾向です。

そのため、家庭血圧の正常値は、上記の表よりも全ての数値において、5mmHgほど低く設定されています。

つまり、家庭血圧でみる場合の正常値は、収縮期血圧135mmHg未満、拡張期血圧85mmHg未満となります。

高血圧の基準値

上記で説明した正常値を超えた場合、高血圧ということになりますが、高血圧も程度によって3種類に分類されています。

収縮期血圧 拡張期血圧
Ⅰ度高血圧 140〜160mmHg未満 かつ/または 90〜100mmHg未満
Ⅱ度高血圧 160〜180mmHg未満 かつ/または 100〜110mmHg未満
Ⅲ度高血圧 180mmHg以上 かつ/または 110mmHg以上

上記は、日本高血圧学会の「高血圧治療ガイドライン2014」の成人における高血圧の基準値で、男女ともに同じです。

ただし、子どもの場合は、例外です。

子どもは、年齢や性別によって、基準値が以下のように異なります。

収縮期血圧と拡張期血圧の基準値
幼児 120mmHg以上かつ/または70mmHg以上
小学校低学年 130mmHg以上かつ/または80mmHg以上
小学校高学年 135mmHg以上かつ/または80mmHg以上
中学生(男子) 140mmHg以上かつ/または85mmHg以上
中学生(女子) 135mmHg以上かつ/または80mmHg以上
高校生 140mmHg以上かつ/または85mmHg以上

高血圧は一般的に、年齢が高くなるほど増加傾向にあります。

しかし最近は、子供の肥満が増加していることから、子供でも高血圧になるケースが増えているのです。

大学生~20代の若者も、若いからといって油断せずに、定期的に健康診断で血圧を測定して、健康管理に気をつける必要があります。

女性の高血圧の基準値は、成人男性と同じで、妊娠しても変わりません。

しかし、妊娠中の高血圧は、妊娠高血圧症候群と呼ばれ、命に危険がおよぶ場合もありますので、かなり注意が必要です。

低血圧の基準値


高血圧とは逆に、血圧が大幅に低い場合を、低血圧といいます。

高血圧は、日本高血圧学会により基準値が示されていますが、低血圧の基準値は、とくに定義されていません。

収縮期血圧が80mmHgを下回ると、めまい・頭痛・倦怠感・不眠・食欲不振・動悸・息切れなどの症状が出やすくなるようです。

ちなみに、WHO(世界保健機関)においては、低血圧の基準は、収縮期血圧100mmHg以下、拡張期血圧が60mmHg以下となっています。

年齢別血圧の平均値と高血圧の割合

血圧は、一般的に、年齢が上になるほど、高くなる傾向にあります。

ここでは、平成27年に厚生労働省が実施した国民健康・栄養調査から、年齢別、男女別の、血圧の平均値と高血圧の割合をみてみましょう。

男性の年代別血圧の平均値 (単位:mmHg)

 

男性 収縮期血圧 拡張期血圧
20代 117.5 72.3
30代 123.3 79
40代 125.7 84.3
50代 133.1 85.1
60代 137.9 84
70代 137.8 78.5

女性の年代別血圧の平均値 (単位:mmHg)

女性 収縮期血圧 拡張期血圧
20代 106.9 68
30代 109 69.2
40代 118.1 75.4
50代 127.2 79.8
60代 132.5 79.7
70代 137.8 76.6

年代別高血圧の割合(単位:%)

男性 女性
20代 4.8 3.1
30代 19.3 2.4
40代 31.4 13.3
50代 40.4 28.3
60代 52.1 35
70代 44.7 43.3

上記2つのデータは、降圧剤を服用している人も含む数値です。

20代

20代では、男女ともに、血圧の平均値は、理想的な至適血圧の範囲にあります。

高血圧の割合は、男女ともに全体の5%以下です。

この年代では、生活習慣から高血圧になることは少ないのですが、それでも、高血圧の人がいない訳ではありません。

思春期から20代前半にかけては、成長期であり、ホルモンバランスの変化から血圧が高くなる若年性高血圧になる場合があるのです。

ただし、若年性高血圧の場合は、成長期がすぎ、ホルモンバランスが整ってくると血圧も落ち着いてきます

また、20代という年齢は、学生から社会人へと生活が大きく変わる時期であり、環境の変化からくるストレスで血圧が上がるケースも稀にあります。

30代以降徐々に血圧が高くなるのが普通ですから、20代では、至適血圧を維持できるように心がけましょう。

30代

女性の血圧平均値は、30代も20代とほぼ同じで、至適血圧の範囲内です。

高血圧の割合も、女性の場合は、20代よりも30代の方がむしろ減っているくらいです。

しかし女性に比べて、男性では、20代と30代では大きな違いがでています。

20代男性の血圧平均値は、至適血圧の範囲だったに、30代では、至適血圧を超えてしまっています。

しかも、30代男性の高血圧の割合は、19.3%。20代に比べて約4倍で、5人に1人は高血圧ということになります。

その理由は、働き盛りである年齢であることに加え、体力は確実に20代よりも低下していることなどが考えられます。

まだまだ若いと過信して、暴飲暴食、睡眠不足、運動不足が重なると、血圧はあっという間に上昇することになります。
また、遺伝的要因からの高血圧が現れてくるのも30代の頃。

30代の心がけ次第で、40代の健康状態は大きく変わります。

仕事でもプライベートでも忙しい30代だからこそ、自分の血圧をきちんと把握し、しっかりとコントロールしていきたいものです。

40代

女性の場合は、40代でも血圧の平均値は、至適血圧の範囲内をキープしています。

ただし、高血圧の人の割合は、13.3%と初めて二桁となるのも40代。
更年期障害が始まる年齢であることに原因しているようです。

いっぽうの男性ですが、40代の血圧の平均値は、かろうじて正常血圧の範囲におさまっています。

しかし、高血圧の人の割合をみると、30代をさらに上回る31.4%

20代、30代の不摂生や、長年の生活習慣の乱れ、アンバランスな食生活の影響がでてくる年齢なのです。

30代で生活習慣を改善したかどうか、その結果が、40代の数値に現れます。

メタボシンドローム、糖尿病、腎臓疾患などほかの疾患がある場合は、とくに血圧には注意が必要です。

合併症の発症を予防するためにも、普通の人以上に低い基準値を設けて、しっかり血圧をコントロールしていくことが必要です。
正常値内だからといって、安心するのではなく、血圧をしっかり管理していきたい年代です。

50代

50代の女性では、更年期によるホルモンバランスの変化が大きく影響し、血圧の平均値が初めて至適血圧の範囲を越えることになります。

高血圧の女性の割合も28.3%と急激に増えています。

いっぽうの男性は、50代の平均血圧値が、わずかではありますが、正常血圧を超え、正常高値血圧となります。

高血圧の割合も40.4%と、40代をさらに上回る数値になっています。

男女ともに、加齢により体力が著しく低下する年代です。

加齢にともない、代謝や抵抗力も低下していくのが50代。

そういう時期だからこそ、人間ドックや定期的な健康診断で、まずは自分の体の状態をきちんと把握しましょう。

飲酒や喫煙、塩分、運動不足など、血圧が高くなることは意識して控えたいもの。

心筋梗塞や脳卒中などのリスクを下げるためにも、この時期に生活習慣の改善はとても重要です。

60& 70代

60代、70代となると、男女ともに血圧の平均値は、正常血圧を超え、正常高値血圧となっています。

人は誰でも、歳をとるにつれ、血管の弾力がなくなるために動脈硬化が進行します。

動脈硬化が進んだ血管に血液を流すためには、心臓はより強い圧力で血液を押し出す必要が出てきます。

そのために血圧はどうしても、若いときよりも高くなってしまい、高血圧の人の割合が増えてしまいます。
とくに60代男性では、半分以上の人が高血圧です。

このような高齢者における高血圧には、若い頃からの生活習慣の乱れが大きく影響しています。

歳をとってから後悔しないためにも、30代、40代のうちに、生活習慣や食事の内容を改善し、健康管理に気を配っていきたいものです。

人間ドックで血圧147は正常値?

2014年4月、日本人間ドック学会と健康保険組合連合会は、新しい血圧の基準値を発表しました。
血圧の正常値は、収縮期血圧が88〜147mmHg、拡張期血圧が51〜94mmHg。

いっぽうの日本高血圧学会の基準では、収縮期血圧が140mmHg未満かつ拡張期血圧が90mmHg未満が正常範囲です。

つまり、従来の日本高血圧学会の基準では、収縮期血圧147mmHgは完全に高血圧とされるのに、日本人間ドック学会の基準では正常値になってしまっているのです。

統計的観点からの基準値

これは一見、ひどく矛盾しているし、血圧の基準値が緩和されたかのような印象すら受けます。

しかし実際のところ、日本人間ドック学会の数値の意味は、基準の緩和という意味ではありません。

データを集め、統計的観点から、その人が健康である割合が高い数値を割り出したのが日本人間ドック学会が発表した数値なのです。

その数値が理想的かどうかではなく、統計データでは、その数値では健康な人が多いという意味にすぎません

決して、「血圧147で安心してもよい」ということではないのです。

病気を予防する観点からの基準値

いっぽうの、日本高血圧学会の設けた基準というのは、臨床的判断値であるといえます。

将来の病気のリスクの予測や、病気の予防措置のための基準値です。

つまり、血圧が147でもすぐに病気になるわけではないのですが、将来的に、病気になる可能性が高いので、改善対策を取りましょうという警鐘です。

自分の健康状態を把握し、将来の健康を維持するために、なにをどのように気をつけたらいいのでしょうか。

そのための目安のひとつが、血圧の基準値なのです。

人によって血圧の目標値は違ってくる

血圧の基準値は、そのベースになるものはあるものの、学会や、病院、または医師によってその考え方が違っています。

しかし大切なのは、どの数値が正しいかということではなく、自分の血圧値から、自分の健康状態を把握し、健康を維持することです。

日本高血圧学会の提唱する、収縮期血圧140mmHg未満、拡張期血圧が90mmHg未満という血圧の正常値はひとつの目安にすぎません。

個々の血圧の目標値は、年齢や、性別、肥満度、糖尿病や腎臓病などがあるかどうかなども考慮しながら、医師の総合的なよって診断されるものです。

決して、数字だけで判断されるものではありません。

20代、30代のうちは、つい若さに任せて、頑張りすぎたり、無茶をしたりしがちですが、若い頃の生活習慣は、その後の血圧に大きく影響をおよぼします。

正常値の範囲内だから安心ということは決してなく、日頃から意識して、血圧の改善を心がけて、健康を維持していきたいものです。

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