健康

2017/02/27

高コレステロールが引き起こしやすい6つの病気

高コレステロールが引き起こしやすい6つの病気

生活習慣病患者の増加によってコレステロールという言葉がTVや新聞で目にするようになってから随分と経ちます。普段何気なく口にするコレステロールですが知らなかったじゃ済まされないほどの数々の病気の原因となっています。コレステロール値が高いとどうなってしまうのか? 起こりうる病気や対策法を見ていきましょう。

コレステロール値が高いとかかる6つの病気とは?

では、コレステロール値が高いと一体どんな不具合があるのでしょうか?血液中のコレステロール量が多すぎると血管から細胞壁に余ったコレステロールが染み出してしまい細胞を酸化させてしまいます。その結果、血管が狭くなり、動脈硬化を引き起こしてしまうのです。

細い血管でも十分危険なのですが、脳や心臓などの大きな血管で発生することにより、生命の危険につながる6つの重大な病気などを引き起こします。

  • 脳梗塞
  • 狭心症
  • 心筋梗塞
  • 大動脈瘤
  • 腎動脈硬化症
  • 閉塞性動脈硬化症

各病気の症状を確認してみましょう。

・脳梗塞

脳梗塞は脳軟化症とも言われ、脳に栄養を運ぶ血管が詰まる、または狭くなることで酸素や栄養の供給が間に合わず脳細胞が壊死してしまう病気の事です。

意識障害、片麻痺、失語などの症状を引き起こします。これらは血管の詰まりが解消された後も後遺障害になる事が多いため、動脈硬化からの病気の中でも重大な病気の一つです。他の原因も含めた脳卒中のなかの一つの症状でもあります。

・狭心症

狭心症は心臓の筋肉に酸素や栄養を送る血管の異常により胸部に一過性の圧迫感や痛みをもたらす病気です。心筋梗塞まではいかないものの、その前段階の可能性が高く十分注意しなければいけない病気です。

・心筋梗塞

心筋梗塞も狭心症と同じく、心臓の筋肉に繋がる冠動脈の異常によって引き起こされる病気です。しかし、狭心症が血管の狭小が原因なのに対し、心筋梗塞は血栓による完全な閉塞で血液が途絶え心肺停止などの症状を引き起こします。

・大動脈瘤

大動脈瘤は大動脈内の部位が病的に大きくなった状態のことをいいます。動脈径が1.5倍以上になることもあるといわれています。

風船と同じで一度膨らみ始めてからは膨らむ速度も速くなるため、いずれは大動脈瘤の破裂という危険も考慮しなければなりません。

原因は主に動脈硬化により血管が脆くなることで、大動脈瘤を患う多くの患者は高血圧症であることも知られています。

・腎動脈硬化症

腎動脈硬化症は聞き覚えがあまりないかも知れませんが、近年30代の男性にも多くの発症例が報告されています。腎動脈に異常をきたし腎動脈狭窄症の原因となりますが、脳梗塞や心筋梗塞と比べると自覚症状が出にくいので発見が遅くなることが多いです。

また、腎臓への栄養供給が不足するので、知らない間に慢性的腎不全にかかることもあります。その場合は高齢になってから透析を受ける必要も出てきます。

・閉塞性動脈硬化症

閉塞性動脈硬化症もあまり聞き慣れないですが、身近に起こりやすい病気です。手や足の細かな血管が硬化し狭窄や閉塞を起こす事で様々な障害を引き起こします。

コレステロール値とは?

そもそもコレステロールとは何なのかというと、中性脂肪と同じように血液中に存在する脂質の一種です。細胞膜を形成したり、ホルモンの材料になる、なくてはならない大切な成分です。

コレステロールは脂質なので水に溶けないため、血液中に溶け込むためにタンパク質と結びつきます。このコレステロールとタンパク質が結びついている状態をリポタンパク質といいます。

このリポタンパク質の中にどれだけコレステロールが含まれているかどうかで善玉コレステロール(HDL)、悪玉コレステロール(LDL)と呼び方が変わってきます。つまり、善玉も悪玉も量が違うだけで同じものなのです。

善玉、悪玉といいますが、コレステロール自体には善悪はなく、完全に役割の違う2つを便宜上言い分けているだけなのです。悪玉コレステロールはコレステロールを血液内に運び出す役割をしており、善玉コレステロールはその老廃物や残りを回収してくれる役目があります。

コレステロール値とは、血液1dlあたりのコレステロール量のことをいいます。

コレステロール値を正常にするためには?

これらの恐ろしい病気の原因は、共通して主に動脈硬化です。その動脈硬化を引き起こしてしまうコレステロール値には気を配らなければなりません。まず、コレステロールの正常値とは一般的に下記のような状態をいいます。

  • 総コレステロールが200mg/dl以下
  • LDLが120mg/dl、HDLが40mg/dl以上
  • LDLとHDLの比は2:1が理想

この正常値にするために最も効果があるのは生活習慣の改善です。いくつかその対策方法を見ていきましょう。

・アルコールを控える

肝臓は体内のコレステロールの約70%を生成しているため、肝臓が正常だとコレステロール量をうまくコントロールしてくれます。アルコールを大量に摂取してしまうと肝臓がアルコールの処理を優先してしまうので正常に働かなくなるのです。

・DHAやEPAを摂取する

サバやマグロの頭などの青魚にはLDLを下げるといわれているDHAやEPAが豊富に含まれています。食の欧米化で魚を食べる機会が減ってきているので積極的に摂取していくことが大切です。

若い方は単純に食べ過ぎの可能性も十分あるので体に違和感を覚えたら少し食事を減らすよう心がけることも大切です。

まとめ

コレステロールの怖さは動脈硬化を引き起こすことによりどこに症状がでるかわからないことにあります。そのため、毎日の生活習慣を改善することでしか予防はできないのです。これから高齢になっていくに連れてどんどん体の不具合は増えていきます。健康を意識する事は少し早すぎると思うくらいがちょうどいいのです。

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