健康

2017/02/22

呼吸が止まるだけじゃない! 睡眠時無呼吸症候群が与える悪影響とは?

呼吸が止まるだけじゃない! 睡眠時無呼吸症候群が与える悪影響とは?

パートナーや家族に寝てるときに呼吸が止まっていると言われたことはありませんか? また、何度も目が覚めたり、朝目覚めた時にすっきりしなかったりという人がいたら、それはもしかすると睡眠時無呼吸症候群という病気かもしれません。睡眠時無呼吸症候群は治る症状です。治療法や予防法をチェックして対策を練ってみましょう。

睡眠時無呼吸症候群とは?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、眠っている間に呼吸がとまってしまう症状です。医療的には、睡眠中に無呼吸状態が1時間に5回以上、または7時間の睡眠中に30回以上ある状態のことをいいます。

いびきをかき、止まったかと思えばまた大きいいびきをかきはじめるのが特徴ですが、眠っている間のことなので、なかなか自分だけでは症状に気付きにくいです。ちなみに 無呼吸、あるいは無呼吸発作とは、10秒以上呼吸が止まっていることを指します。

睡眠時無呼吸症候群の症状

睡眠時無呼吸症候群の症状としては、睡眠状態の時は凄いいびきをかいて回りを驚かせることが挙げられます。また、呼吸が止まり、苦しそうな状態になります。むせる場合もありますし、夜何度も目が覚めてトイレの回数が症状の進行に伴って増えてきます。

目覚めたときには、熟睡感がなかったり、身体が重かったり、頭痛がしたりなどといったことが続きます。また、昼間は強烈な眠気に襲われたり、ずっと倦怠感があったりし、集中力が続かなくなります。

起きているときには、気道周囲の筋肉の緊張が保たれいるので、無呼吸になることはありませんが、眠ってしまう状態になると緊張がなくなり、気道が閉塞して無呼吸になってしまうのです。そこに無理やり空気を通そうとするので、体が疲れてしまうのです。

また、低酸素状態になるので、苦しくなって目が覚めることもあり、一晩中その状態が続くので熟眠には程遠くなってしまいます。

睡眠時無呼吸症候群はどんな人がなりやすい?

睡眠時無呼吸症候群は、気道が極端に狭くなり、閉塞して空気が通らなくなってしまうことで起こります。その気道がなぜふさがってしまうのか、主な原因として2つの要因が考えられます。

・扁桃肥大

扁桃には口蓋扁桃、咽頭扁桃、舌扁桃と3種類ありますが、かかわってくるのは口蓋扁桃とよばれるものです。この口蓋扁桃が肥大していると睡眠時無呼吸症候群になりやすいそうです。

しかし、なぜこの口蓋扁桃が肥大してしまうのかは分かっておりません。この症状によって無呼吸が続くようであればUPPPという口蓋扁桃を切除する手術をすることをおすすめいたします。

・のどに脂肪がつく

肥満体型になると、喉の内側にも脂肪がついてしまいます。喉に脂肪がつけば、その分だけ気道がせまくなるのでいびきをかきやすくなるのです。

脂肪少しついているだけでは問題ないのですが、不摂生が積み重なり脂肪が増えてしまうと喉を閉塞させてしまい、いびきだけでなく無呼吸に繋がってしまうのです。

睡眠時無呼吸症候群が引き起こす悪影響とは?

睡眠時無呼吸症候群は治療行為を行わず放置しておくと、様々な悪影響を及ぼします。具体的には、高血圧になることによって様々な病気を引き起こします。

睡眠時無呼吸症候群の人は、睡眠中に十分な酸素を吸うことができていません。そして、体内の酸素が足りなかったり、夜中に苦しさで目を覚まします。つまり、体が常に緊張状態にさらされてしまうので、血圧が上がり、高血圧になるのです。

高血圧になると心臓疾患のリスクが3倍、脳血管障害のリスクが4倍になります。よって、脳卒中は起こしやすくなりますし、不整脈や痴呆症にもかかりやすくなるのです。

また、日中には強い眠気に襲われることがしばしばあり、そのため仕事中や運転中に居眠りをしてしまうということが起こります。

睡眠時無呼吸症候群の治療法

代表的な睡眠時無呼吸症候群の治療法はCPAP療法です。やわらかい鼻マスクを装着して、鼻から狭くなっている気道に空気を送り込み、閉塞しないようにする方法です。この方法で劇的に症状が改善される患者さんがたくさんいます。

歯科的療法としては、マウスピースを就寝時に取り付ける方法があります。下顎が上顎より少し前方に固定されるようにマウスピースを装着することで症状の改善をはかります。

睡眠時無呼吸症候群にならないためにできること

肥満が睡眠時無呼吸症候群の主な原因であるので、日々の食生活の見直しや運動を生活に取り入れて肥満を改善していくことが重要です。

アルコールの制限も予防法としては大変効果が期待できます。特に、アルコ-ルは血圧を上げるので、就寝前の飲酒はやめましょう。

まとめ

睡眠時無呼吸症候群という病気にならないために、ダイエットを実践し、肥満体型にならないよう気を付けることが大切です。並行して過度のアルコ-ル摂取にも注意していきましょう。もしも、睡眠時無呼吸症候群になってしまった場合は、放っておかず、早めに病院を受診されることをおすすめいたします。

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