抗うつ薬のスルピリド…服用を続けたら心も変化する?

  • 作成日:2017.02.22
  • 更新日:2017.02.21
メンタル

メンタルクリニックで処方された薬を飲むと心境が変わったように感じる…。今回の相談者さんは処方された薬が強いものではないにもかかわらず、心に変化が訪れたことについて疑問に感じています。その真相について専門家にお聞きしました。

30代男性からの相談:「穏やかな効き目の薬が心境までも変えてしまうのでしょうか?」

私はある理由でメンタルクリニックに通院しております。長くなりますので理由は割愛しますが、服用している薬についてご相談させていただきます。
服用している薬は抗うつ薬SSRIの一種ですが、この薬はさすがに飲んで数時間は(最大量で服用しておりますし)だるくなって、何もできなくなってしまいます。そこで服用は就寝前に一度に飲むように処方箋を書いてもらっております。
しかし、これもある理由で飲んでいるスルピリドですが、これは効き目が穏やかなだけあって、体がだるくなるということは起こりません。だから「おまじない」のようなものだと考えておりました。しかし、服用を続けていくうちに、何か打たれ強くなっているような心持ちになっていることに気づきました。
嫌なことを思い出しても、あまりくすぶって延焼していかない、と申しましょうか…。そのように、効果が穏やかな薬に、心境が変わるほどの絶大な効果が現れることなど起こり得るのでしょうか?
それとも一時的な気のせいでしょうか?

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>>精神薬は依存性が高いの?

精神薬で心が変わってしまったのか?

専門家に精神薬を飲んで訪れた心境の変化について解説していただきました。心が変わってしまったのでしょうか。

今は、メンタルクリニックから処方されているお薬は、就寝時に服用するスルペリドだけなのですね。お薬は、急性症状を抑えるためのものと、徐々に症状を安定させるものとがありますが、メンタルが強くなるには、お薬だけではなかなか安定してこないのが現状です。(心理カウンセラー)
あなた自身の生活や睡眠状況、そして心の持ち方がいいほうに変化してきた結果が、今の心境の変化として感じるまでになったのではないかと思います。だからと言って、今のお薬の服用を中止してしまうことは、睡眠状況に変化が起きることで心のバランスを乱すこともあるため、主治医と相談することが大切です。(心理カウンセラー)
うつ症状は、様々な原因・機序で発症しているので、相談者さんの症状には、スルピリドの作用機序がうまくマッチしているのではないかと考えられます。(薬剤師)
強いお薬に頼らなくてもいられるようになった自分の気持ちの変化を、素直に認めてほしいと思います。今の気持ちが無理なく保てるように、睡眠や休息を十分に取り、ストレスを上手にかわせる生活を続けていただければと思います。(心理カウンセラー)

SSRIとスルピリドの効果について

専門家に相談者さんが飲んでいるというSSRIとスルピリドについてお聞きしました。

処方されているSSRIとは、選択的セロトニン再取り込み阻害薬のことで、その作用はセロトニンを増やすことです。(薬剤師)
うつ病や不安障害の原因のひとつとして、脳のセロトニンが少なくなっていることが考えられています。そのため、脳内のセロトニンを増やしてあげることを治療としているお薬です。(薬剤師)
対してスルピリドは、脳内のドーパミンに作用することで抗うつ効果を発揮するお薬です。他の抗うつ薬と比較して、スルピリドは副作用が一般的には軽度であるとされています。(薬剤師)

精神薬で心境が変わったことで、不安感のようなものを抱いてしまうこともあるかもしれません。しかし、自分に合った薬かどうかによってその効果は変わってくるようです。

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