健康

2017/02/21

心筋梗塞が発生しやすい時間帯は○時…最悪の事態を防ぐ方法とは

心筋梗塞が発生しやすい時間帯は○時…最悪の事態を防ぐ方法とは

心臓は1日に約10万回以上動き、休みなく拍動するポンプです。この心臓が、ある日突然止まってしまう恐ろしい病気を心筋梗塞といいます。なぜ心筋梗塞が起こり、どんな人がなりやすく、どうしたら予防できるのかについて考えていきましょう。

心筋梗塞とは?

心筋梗塞は、心臓の狭くなった血管に、プラークや動脈硬化でできた血栓(血の塊)が詰まってしまい、心筋に血液が流れない状態のことを言います。

心筋梗塞は発症してからの時間的な経過で呼び方が異なっています。発症から3日以内の心筋梗塞を急性心筋梗塞、発症から30日以上が経過して、壊死が繊維化した状態を陳旧性心筋梗塞といいます。陳旧性心筋梗塞は、心筋が繊維化され、症状も安定しています。

しかし、慢性心不全などのリスクが高く注意が必要になります。

心筋梗塞の症状

心筋梗塞になると、突然、強烈な胸の痛みが発症します。これが特徴的な心筋梗塞の症状です。痛みは非常に激しく、同時に、強い息苦しさがあり、呼吸困難に陥ったり、その場に倒れこんでしまう人もいます。心臓がバクバクとしたり、冷や汗や吐き気、嘔吐などがある場合もあります。

心筋梗塞の痛みを、背中やみぞおち、肩などに感じる人や、奥歯に痛みを感じたりする人もいますし、このような痛みを心筋梗塞の前兆として感じる人もいます。

高齢者や重い糖尿病疾患をもつ人には、痛みを感じる神経が麻痺してしまっている場合もあり、激しい痛みが表れない場合もあります。胸が苦しくなったり、呼吸がしにくくなったり、冷や汗などの症状などがあればすぐに受診してください。

心筋梗塞と似ている症状が出るのが狭心症です。狭心症は痛みの出る場所や息苦しさなどの症状が心筋梗塞に似ています。心筋梗塞が狭心症と異なるのは、症状が持続する時間です。

狭心症は長くても15分くらいで治まります。心筋梗塞は自然に回復することはありません。

心筋梗塞はどんな人がなりやすい?原因は?

心筋梗塞は、次のような人がリスクが高いといわれています。動脈硬化がある人、高血圧の人、肥満で喫煙やアルコールを飲む習慣がある人などです。

心筋梗塞は動脈硬化がある人の発症リスクも高くなっています。その原因は、コレステロールなどで動脈の柔軟性が失われ、血流が滞ると血管は硬くもろくなり、傷つきやすくなります。すると血栓ができやすい状態になるのです。

また、高血圧があると血管壁に大きな圧力がかかります。血管の内壁も炎症により薄くなっており、何らかのきっかけによって破裂してしまうことがあるのです。急激な温度変化があったり、激しい運動をしたり、強い怒りによって血管が収縮することで血圧が急上昇するといった場合などは注意が必要です。

このほかにも、肥満や喫煙習慣、飲酒習慣、ストレスなどが原因で、心筋梗塞が起きるリスクが高くなることも知られています。心筋梗塞のリスクが高い人は脳閉塞のリスクも高いといわれていますので注意が必要です。

心筋梗塞が発生しやすい時は?

心筋梗塞は眠っている時に起こることがあります。発作が起きやすい時間帯として、午前8~10時頃や午後8~10時頃が多いといわれています。これは、朝起きてから徐々に活動を始める時や、疲れがたまって1日を終える時間帯といえます。

心筋梗塞は冬の寒い日に起きやすいという傾向があります。暖かい場所から寒い場所に行くといった、急激な温度変化があると温度差で急な血管収縮が起こり、心筋梗塞の原因となるのです。

心筋梗塞にならないためにできること

生活習慣病は心筋梗塞のリスクを高めます。肥満や糖尿病、コレステロールの異常や高血圧は重大なリスク要因だといわれているのです。

高血圧や糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病は肥満が大きな原因であるといわれ、生活習慣の改善で心筋梗塞のリスクを低くすることができるのです。体重を減らすと心臓の負担も少なくできます。

心筋梗塞が発症してしまったら、すぐに救急車を呼ぶなどして病院に行くことが大切です。時には手術が必要になる場合もあります。できるだけ、発症前に予防することが重要です。

まとめ

心筋梗塞の致死率は40%と高くなっています。発症後1~2時間以内に適切な処置を受けられない場合、死亡するリスクが高まってしまいますので、心筋梗塞が発症した場合には、一刻も早く病院で診てもらいましょう。病院ですぐに治療を受けられた場合、死亡率は7~8%くらい下がっているといわれています。

心筋梗塞は発症すると心筋が壊死し、心不全が起こってしまうために、命に問題がなかったとしても後遺症が残ることがあります。発症後の速やかな対応の有無によって、命だけでなく予後も左右されるといえますので、とにかくすぐに病院を受診しましょう。

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