健康

2017/02/21

がんの家系に生まれたらタバコも酒もやめるべき?

がんの家系に生まれたらタバコも酒もやめるべき?

がんの家系に生まれた人ならば、将来のがんリスクが気になってしまうでしょう。タバコはもちろん、お酒もがん予防のためにやめなければならないのでしょうか。専門家にご意見をお聞きしました。

50代男性からの相談:「がんの家系に生まれたら、お酒は控えた方がいいのでしょうか?」

これまで大きな病気をしたことはなく、現在も年齢からくる体力の衰え以外に、健康面での問題を抱えているわけではありません。しかし、将来のことを考えると、不安になってしまいます。
というのも、私の父は胃がんが原因で、全身に転移して亡くなりました。母の死因は悪性リンパ腫です。さらには母方の祖父も大腸がんで亡くなっています。私はつまり、そういう家系に生まれたわけです。
タバコは2年前に辞めましたが、それまで30年以上の喫煙歴があり、また、お酒が大好きで、毎日のように飲みますし、酒量もかなり多いという自覚があります。このまま飲酒を続けているとと、やがて私も両親や祖父のような病気になるのではないかということが心配なのです。
やはりお酒はやめたほうがいいのでしょうか。

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お酒によるがんのリスクとは?

専門家にお酒によるがんのリスクについてお聞きしました。

大量の飲酒に関してはアルコールを分解する肝臓に負担をかけて、肝臓疾患(脂肪肝、肝炎、肝硬変、肝がんなど)のリスクを高めます。週に最低でも1日は飲酒しない日を作り、量は1日2合くらいを目安にしたいところです。(看護師)
確かに喫煙歴があるとそれだけがんにかかるリスクが高くなるわけです。また、飲酒の少量であればいいですが、適切量を超えると身体に負担がかかることはあるので、飲酒をやめた方が賢明でしょう。(看護師)

タバコによるがんのリスクを算出する方法…ブリンクマン指数とは?

タバコもがんのリスクを高めてしまうといわれています。そして、そのリスクを簡単に数値化する方法があるようです。

がんなどの病気には原因が様々あり、生活習慣によるもの、遺伝性のもの、原因不明のものがあります。(看護師)
相談者さんが心配されているのは遺伝と生活習慣かと思われますが、特に生活習慣に関しては自分で改善し予防できるため、自覚があるようでしたらぜひとも改善すべきです。(看護師)
喫煙習慣はやめたとのことですが、喫煙年数と喫煙本数をかけた数字(ブリンクマン指数)が400以上で肺がんリスクが高くなり、600以上では高度といわれています。(看護師)

禁酒した方がいい…とはいうものの

専門家からは相談者さんが禁煙したという事実に着目し、別のアドバイスを頂きました。

あなたの質問を見ていて感じたのですが、お酒が止めれないのは病気以外に何か不安やストレスがあるからではないのでしょうか。そういう家系に生まれてきたことをしっかり自覚されて禁煙できたことだけでもかなりの努力を要したのではないでしょうか。(看護師)
30年以上の喫煙をしていたことを止めれただけでも今はよしとしませんか? 禁酒までしたら、がんにかかる前に精神的に参る結果になる人も少なくはありません。ですが、罪悪感を抱いたままの飲酒もお辛いはずです。ですので、禁酒運動日を作ったらいかがですか。(看護師)
この曜日の夜は禁酒をして町内をウォーキングして、その後はデトックスに水を飲む日にするなどしてみてもいいかもしれません。飲酒は喫煙よりは絶対やめないとだめというわけではありませんので、自分に時には厳しく時には甘くがんにならない身体つくりをしてみてはどうでしょうか。(看護師)
飲酒する日は必ず野菜を多くとるように心がけ、栄養バランスを整えることや良質な睡眠生活もがんにかからないためには大切な事なので、ぜひ試してみてください。(看護師)

がんは確かに遺伝的な要因によって発現してしまうことの多い病気です。ただ、日々の生活習慣に気をつけていれば予防することも不可能ではないとのこと。しかし、がんの予防を意識するあまり、精神的な負担を高めてしまうことのないように注意していきたいものです。

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