健康

2017/02/20

頭皮にできものができる7つの原因と対処法・予防法とは?

頭皮にできものができる7つの原因と対処法・予防法とは?

頭を触っていて指に何かが当たる…。いつの間にかできている頭皮のできもの。髪の毛で覆われた頭皮はその状態が分かりにくいため、どのように対処すればいいのか分からなくなってしまいます。頭皮のできものはなぜできてしまうのか。そして、悪化させない方法やできないようにする対策までまとめました。


頭皮にできものができる7つの原因とは?

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1、頭皮が汚れている

頭皮が汚れていることで毛穴が詰まり、できものができてしまうことがあります。頭皮が汚れてしまう原因はいくつかあります。

  • 汗をかきやすい、脂性肌なのに頭皮を洗っていない
  • シャンプーなどの洗い残し
  • 整髪料

1日一度は頭を洗いましょう。頭を洗う際にはシャンプーをなるべく頭皮につけずに、優しく洗うことが重要です。そして、しっかりとすすいでください。すすぎが十分でないと頭皮の汚れが残ったままになり、毛穴を詰まらせてしまう原因になってしまいます。

毛穴が詰まり、頭皮の新陳代謝が阻害されてしまうと、もともと肌に住み着いていたアクネ菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。こうなってしまうと頭皮の状態が悪化してニキビができてしまいます。


2、頭皮を綺麗にしすぎている

1とは正反対の原因ですが、頭皮を綺麗にしすぎるあまり頭皮が乾燥して、頭皮の皮脂が過剰に分泌される状態を作り出してしまっています。以下のような場合は注意が必要です。

  • 1日に何度もシャンプーをしている
  • 使っているシャンプーが肌質に合っていない

何度も頭皮を洗い流してしまうことで、肌を守っている皮脂が流されてしまいます。また、肌質にあっていないシャンプーを使うことで必要以上に皮脂が洗い流されてしまいます。この状態では頭皮が乾燥してしまうため、皮脂が多く分泌されるようになります。過剰に分泌された皮脂が毛穴のつまりの原因となり、できものができてしまう原因になってしまうのです。

アクネ菌は脂肪分の多い場所を好みます。1の場合と同様に頭皮ニキビを生み出してしまうことになります。


3、頭皮につけているものが原因になっている

カラーリング剤やシャンプーなどによって刺激性接触皮膚炎やアレルギー性接触皮膚炎を起こしている可能性があります。以下のような場合では、アレルギー反応が起こっているかもしれません。

  • シャンプーなどを変えた
  • 免疫力が落ちている

カラーリング剤などはしっかりとパッチテストを行った上で使うなど、注意が必要です。また、免疫力が落ちている時には、普段使っているものでもアレルギーを起こしてしまう可能性があります。

アレルギー反応は身体に重大なダメージを及ぼしてしまうこともありますので、自身のアレルギーについてはしっかりと認識しておきましょう。


4、頭皮に怪我をしている

頭皮は非常にデリケートな場所です。本人にそのつもりがなくても傷を与えている場合があります。その傷が炎症を起こし、できものとなっている場合があります。

  • 力いっぱい頭を洗っている
  • 強くブラッシングしてしまう
  • 爪で掻きむしってしまう

このような場合には頭皮に傷ができていることがあります。このような癖は毎日繰り返していることが多いですので、傷が治らないうちにさらに傷を広げてしまっている可能性がありますので、思い当たる節がある場合は改めてみましょう。

頭皮にかさぶたがあったり、たんこぶができている場合は必要以上にいじらずに完治するのを待つのが最善策といえます。


5、紫外線によるダメージ

日光を浴び続けることで頭皮にできものができてしまうことがあります。この場合には2つのケースが考えられます。

  • 紫外線のダメージから守るために皮脂が過剰分泌されている

頭皮に紫外線が当たることで角質が剥がれていきます。角質は肌の内部を守る役割があります。これがなくなってしまうことで、頭皮が無防備な状態になってしまいます。こうした状況を補うのために分泌されるのが皮脂です。そして、皮脂が過剰分泌されることで毛穴が詰まる原因になってしまうというわけです。

  • 光接触皮膚炎

一方の光接触皮膚炎とは、肌に紫外線が当たることで起こる皮膚炎のことです。光接触皮膚炎には光毒性とアレルギー性の2種類があり、光毒性は皮膚の化学物質と反応して起こり、アレルギー性は紫外線そのものが皮膚炎を引き起こしてしまいます。


6、体内のホルモンバランスが乱れている

様々な生活習慣によってホルモンバランスは変化します。ホルモンバランスが崩れたままだと、免疫力を低下させてしまうことになります。また、新陳代謝や皮脂の分泌も正常に行われなくなり、頭皮の環境が悪化してしまうことでできものができてしまうのです。

  • 睡眠不足や不規則な生活
  • 偏食
  • 過度のストレス
  • 運動不足

以上の生活習慣で日々を過ごしていると、頭皮にできものができやすくなってしまいます。

ホルモンバランスが乱れることで皮脂が過剰に分泌されてしまうことがあります。これが毛穴を詰まらせてしまうのです。また、3のケースなどのアレルギーを起こしやすい状態でもありますので、注意が必要です。


7、脂漏性皮膚炎

フケやかゆみ、抜け毛ができものと同時に現れている場合は、脂漏性皮膚炎の可能性があります。進行していくと、頭皮から悪臭を放つようになってしまうので、早めの対処が必要になります。

脂漏性皮膚炎は6のケースのように生活習慣が引き金になっていることもありますが、マラセチアというカビが引き起こす場合もあります。マラセチアもアクネ菌と同様にもともと皮膚に住み着いていますが、頭皮の環境が変化することで繁殖しやすくなり、それが脂漏性皮膚炎に繋がってしまうのです。

脂漏性皮膚炎の場合は迅速に皮膚科を受診して、医師の指示を仰ぐといいでしょう。


頭皮のできものが悪化しないようにする4つの対処法

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1、できものには極力触らない

頭皮のできものは気になってしまうがゆえに触ったりいじったりしてしまいがちです。できものに触れて傷をつけてしまうことで症状が悪化してしまう恐れもありますので、極力できものには触らないようにしましょう。

また、原因がきちんとわかっていない状態でなんとか治そうとしている行為が間違っていることもあります。下手にいじったりしないように気をつけましょう。


2、帽子をかぶるなどして紫外線が直接当たらないようにする

紫外線は頭皮のできものの原因になっています。まずは原因を断ちましょう。紫外線は頭皮にダメージを与える他、髪にも悪影響を与えるといわれています。UVカット加工された防止などがあれば、より悪化防止に役立つでしょう。


3、頭につけるものを見直してみる

シャンプーや整髪料、育毛剤などの頭につけるものをやめるか変えてみましょう。カラーリングも控えて下さい。アレルギーや接触皮膚炎の場合は症状を引き起こすものを使い続けることで悪化が進んでしまいます。

シャンプーは刺激の少ないアミノ酸系のものに変えるなど、頭皮の環境を考えてアイテム選びをしてみましょう。


4、皮膚科を受診する

特に脂漏性皮膚炎の場合は、皮膚科での処置が必要になってきます。また、間違った対処をしてしまわないよう、医師の指示を仰ぐことは大切です。

加えて、医師からは症状に合わせた詳しい予防法などを聞くこともできます。正しい方法でできものを治していきましょう。


タイプ別解説・頭皮のできものに対してどのように対処すべきか?

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・頭皮のできものに何の感覚もない

頭皮のできものの中には、生理的にできてしまったものもあります。だからこそ、余計に手でいじって悪化させないことが大切になってきます。手でいじってしまうことで、雑菌などが入り込み、悪化してかゆみや痛みを生じさせてしまうこともあるのです。

また、できものだと思っていたものがほくろだったというケースもあるといいます。いずれにせよ、爪で引っかいたりせずに、心配なら皮膚科を受診することをおすすめします。


・頭皮のできものがかゆい

頭皮にニキビができていたり、乾燥していたりすると、かゆみを伴うことがあります。頭皮ニキビは潰してしまわないことが大前提です。頭を洗う際には、特に傷をつけてしまわないようにしましょう。

頭皮ニキビを潰してしまうと、頭皮の環境が悪化してしまう他、破れた皮膚から雑菌が入り込み、さらに症状を悪化させてしまうこともあります。

こうした頭皮へのダメージが毛根にも届いてしまうと、毛が生えなくなってしまい、薄毛の原因にもなりかねません。


・頭皮のできものが痛い

頭皮のできものが痛い場合は、炎症を起こしている可能性があります。痛みを伴うため、早めに治したいという思いから薬を塗ってしまう人もいるかもしれません。しかし、原因が分からないまま薬を塗ってしまうことで症状が悪化してしまう恐れもあります。

頭皮のできものが痛みを伴う場合は、ニキビだけとは限らず他の皮膚病の可能性もあるため、できれば早めに医療機関を受診したいところです。


・頭皮のできものにかさぶたができている

頭皮にかさぶたができているということは、すでにできていた傷がふさがっている最中ということです。無理にかさぶたを剥がしてしまうと、そこが新しい傷口になり、なかなか傷がふさがらないという悪循環に陥ってしまいます。

頭皮に傷がつくと毛の生える場所にダメージがいってしまい、薄毛の原因になってしまうことがあるので、注意が必要です。


頭皮にできものができないようにする3つの予防法

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1、正しい方法で頭を洗う

誤った方法で頭を洗うと、トラブルのもとになりやすくなってしまいます。これまで何気なくしてきた洗髪方法を見直すだけでも、頭皮の環境を改善できるかもしれません。以下の点に気をつけるだけで、できもののできない頭皮を目指すことができます。

  • 髪を洗う前にブラシなどで汚れを落とす
  • 力を入れずに優しく洗う

洗う前にブラシで髪の汚れを落としておくことで、シャンプーを必要以上に使わないで済むようになります。また、爪を立てたりゴシゴシと力を入れて頭を洗うと、摩擦や傷で頭皮にダメージを与えてしまう恐れがあります。

  • シャンプーを使いすぎない
  • シャンプーを頭皮に直接つけないようにする

シャンプーを使う量は少ないほど、すすぎ残しを防ぐことができ、洗い残しによる毛穴の詰まりを予防できます。同様に、シャンプーが頭皮に直接触れることで毛穴を防いでしまわないように、シャンプーの泡だけが頭皮に当たるようにするといいでしょう。

  • しっかりとすすぐ

そして、やはりすすぎは大切です。シャンプーで頭を洗った時間の3倍ほどかけるのが目安だといわれています。頭皮のできもののほとんどの原因は毛穴の詰まり。しっかりと頭皮を洗い流せば、トラブルも防止できるでしょう。

  • 自然乾燥させずにドライヤーを使う

自然乾燥をさせないのは、頭皮を湿った状態にし続けないということです。万が一洗い残しがあった場合は、雑菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。もちろん、乾燥のさせすぎも禁物ですから、ドライヤーは頭から20cmほど離した状態で使いましょう。ドライヤーの温風を当てすぎないように適度に乾かすのがコツです。


2、新陳代謝を向上させる

新陳代謝を向上させることで頭皮の細胞が入れ替わるターンオーバーが促進されます。古い細胞が新しい細胞に入れ替わることで、頭皮の環境が一新されます。もちろん、その過程で頭皮を清潔にしておく必要があります。新陳代謝をよくするためには、以下のような方法があります。

  • シャワーでなく湯船に浸かる

体温を上げることで新陳代謝は高まります。シャワーを日常的な習慣にしている場合は、湯船に浸かるようにすると身体が温まり、新陳代謝が促進されます。

  • 睡眠の質をよくする

質の高い睡眠をとることでも新陳代謝は高まります。寝室の環境をより睡眠に適したものに変えたり、規則正しい時間に寝起きするなど、身体のリズムを整えるように心がけましょう。

  • ストレスを溜めない

ストレスは心身の健康状態に影響を与える要素の1つです。ストレスがかかることで、自律神経のバランスが乱れ、身体を維持するための機能に衰えが生じてしまうのです。しっかりとしたストレスマネジメントが大切になってきます。


3、頭皮の環境改善に効果が期待できる栄養素を摂取する

頭皮の環境を改善するのに必要なのは、ビタミンだといわれています。特に、以下の4種類のビタミンは効果が期待できるでしょう。

・ビタミンA
レバー(豚、牛、鶏)、うなぎ、いか、たまご、バター など

ビタミンAは細胞の増殖を正常にするために必要だといわれています。頭皮の細胞を活性化するのにも役立つをみられ、ターンオーバーを促進します。

・ビタミンB群
豚肉、牛レバー、ハム、うなぎ、小麦胚芽、小麦粉、大豆、グリンピース、うなぎ、魚の赤身、ひまわりの種、ピーナッツ、海苔 など

ビタミンB群は肌の健康維持や栄養の補給に役立ちます。様々な食品に含まれている栄養素ですので、バランスのいい食事を心がけるようにしましょう。

・ビタミンC
ブロッコリー、ピーマン、レモン、いちご など

ビタミンCは肌にいいとよくいわれていますが、シミやシワ、ニキビの改善を図ったり、紫外線から肌を守るなど肌に対して有効な働きを持っています。

・ビタミンE
アーモンド、ひまわりの種、あんこうの肝、からすみ、たらこ、キャビア、マヨネーズ、西洋かぼちゃ など

ビタミンEはアンチエイジング効果があるといわれています。肌を酸化から防ぐため、肌の衰えをカバすることができるかもしれません。


まとめ

頭皮のできものは病院に行くほどではないと考えてしまいがちです。しかし、抜け毛の原因になってしまう脂漏性皮膚炎などの病気になっている可能性もあります。今回ご紹介した対策や予防法を参考にして、くれぐれも自己判断せずに、症状がなかなか改善しない場合は皮膚科を受診するようにしましょう。

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