健康

2017/02/15

虫歯が消えた…治療以外で治ることってあるんでしょうか?

虫歯が消えた…治療以外で治ることってあるんでしょうか?

虫歯が見つかったものの、数ヵ月後には消えていたという相談者さんの質問です。虫歯が消えてしまうということはあり得るのでしょうか。専門家にご意見を伺いました。

30代男性からの相談:「小さな虫歯が歯磨きで消えることなんてあるんでしょうか?」

1年ほど前、奥歯に黒い小さなものが見えたため、虫歯かと思い病院で診察を受けたところ、やはり虫歯と診断されました。私自身虫歯になったことが今までなくかなり不安でした。
医師によると、虫歯ではあるけど、まだかなり範囲が小さく今削ってしまうと健康な部分まで余計に削ってしまうことになりもったいないので今後しっかりと歯を磨いていれば悪化しない可能性もあるので様子を見ましょうと言われました。そして半年後にもう一度受診して下さいと言われました。
数ヵ月後にふと思い出したように奥歯を見てみるとあるはず虫歯が消えていました。こんなことってあるのでしょうか?
歯磨きで虫歯が治ることもあるのだろうか? 現在も歯に異常がありません。

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虫歯が消えたという現象について考えられる3つのこと

専門家に虫歯が消えた現象について考察していただきました。

虫歯があったはずなのに、数ヶ月経ってみると、虫歯がなくなっていたら不思議に思いますよね。初期の虫歯であれば、自然に治ってくるということもあります。(歯科医)
ただ、自然に治ってくる虫歯は、黒い色をしてはいません。ですから、黒い色をした虫歯は自然にはまず治りません。そこで考えられるのは、以下の3つとなります。(歯科医)
1、今見ているところは、実は本来あった虫歯とは違うところを見ている。
つまり、虫歯があると思っていた歯は、実は虫歯の歯ではなく、他の歯が虫歯であった。(歯科医)
2、探している虫歯の場所は間違えていないけれど、角度の違いなどで見えていない。
(歯科医)
3、もともと虫歯なんてなかった、何らかの着色を見誤っていた。
(歯科医)
このうち、3については専門家である歯科医師に見てもらっているわけですから、考えにくいでしょう。1か2であれば、治療する必要があるかもしれません。ですから、異常がないと思っても歯科医院で相談するのがいいでしょう。(歯科医)
虫歯を治療する必要がなくても、数ヶ月経っているわけですから、歯石がついたり、他の歯にも虫歯ができていることもあります。(歯科医)

>>口内環境をメンテナンスするサービスについて知ろう

歯に秘められた治癒能力とは

小さな虫歯は歯に隠されたある力によって抑制される可能性があるといいます。その力とはいったいどのようなものなのでしょうか。

歯磨きで虫歯が消えるといってしまうと正しくはありませんが、小さな虫歯の場合は、歯磨きなどを頑張ることで、進行を抑制することはできます。(歯科衛生士)
虫歯が本当に小さいものであれば、再石灰化といって、唾液の力で虫歯として溶け始めていた歯面が再び固まることはあります。(歯科衛生士)
ご自分の目で見て虫歯が消えたというのは、虫歯が消えたというよりも、虫歯だと診断された部分についていた着色や汚れが取れたのではないかと思います。(歯科衛生士)
近年は虫歯だからといってすぐに削るのではなく、虫歯を早期に発見し、長期経過観察するというのが歯科業界でも一般的になってきています。今回、削らずに経過観察と診断してくれた先生は、予防歯科、Mi治療をよく理解しているいい先生だと思います。(歯科衛生士)

虫歯が消えるという不思議な現象の裏には歯の治癒能力が関係していたかもしれません。現在は虫歯がないということは、日々のデンタルケアが功を奏していたということも考えられます。しっかりと口内環境のメンテナンスを行っていきましょう。

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