健康

2017/02/18

かきむしっている時に痛みを感じないのはなぜ?

かきむしっている時に痛みを感じないのはなぜ?

肌がかゆくてかきむしってしまった後、その部分が痛くなってしまったという経験をしたことがある人は多いでしょう。なぜかきむしっている時には痛みを感じないのでしょうか? 専門家から2つの説を聞くことができました。

20代男性からの相談:「かゆみが痛みを抑えているのでしょうか?」

身体がかゆいと私は血が出るくらいまでひっかいてしまいます。しかし、ある時思ったのですが、かゆくない状態で身体をかいてみると痛さのあまり血が出るくらいはかくことができませんでした。。
これはかゆさが痛みというものを忘れさせているのでしょうか。それとも体がかゆいと痛みを抑えるホルモンのようなものが出ているのでしょうか。
ふと気になってしまったので教えてもらいたいです。

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かきむしっている時に痛みを感じないのは…第1の説

確かに、相談者さんが体験したようにかゆみを感じない時にはひどくかくことはありませんが、かゆみがあると血が出てしまうほどかいてしまい、かゆみが引いた後に痛みが出てきます。そのような経験をしている人は多いのではないでしょうか。(看護師)
人はかゆみが発生すると、脳に刺激が伝わりかゆい場所をかき始めます。かくことによって神経が刺激され、さらにかゆみを増してしまうのです。そのために、かゆみがひどくなり血が出てしまうほどかいてしまうということが起こります。(看護師)
かいている間は、神経が圧迫されているために皮膚の感覚が鈍くなり、痛みをさほど感じません。そのために、かきすぎてかゆみが治まった後に手を離すと圧迫されていた神経が元に戻るので皮膚が感覚を戻し、痛みを感じるようになるのです。(看護師)

かきむしっている時に痛みを感じないのは…第2の説

かゆみが痛みを忘れさせてしまうことについて、専門家が考える2つ目の説はある物質に関係していました。

かゆみも痛みも同じ知覚神経に作用するものです。痛み刺激の弱いものが、かゆみであるといえます。(看護師)
炎症によるかゆみがある時、血液中にヒスタミンが遊離します。そのかゆみはかいているうちに徐々に強くなり、さらにヒスタミンを多く遊離し、炎症を悪化させ、さらにかかゆくなります。この炎症により、痛みが出現します。(看護師)
ヒスタミンは痛みの神経にも作用しているらしいといわれていますが、詳しいことは解明されていません。炎症の兆候に発赤、疼痛、腫脹、熱感があります。かいていた皮膚はすでに炎症が起きていたので、このうちの疼痛がかゆみとして感じていた可能性もあります。(看護師)
いずれにしても、血が滲むまでかきたくなる皮膚を放っておくのはよくありません。乾燥肌か、強いストレスがあると思われます。保湿ケアをするか、皮膚科を受診しましょう。(看護師)

ふと気づく身体の不思議。専門家のご意見を紹介いたしました。いずれにせよ、異常にかきむしってしまうのは、正常ではありません。何らかの原因で生じているかゆみに対処しましょう。

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