コーヒー好きは要注意! カフェイン中毒は死に至ることも…

  • 作成日:2017.02.10
  • 更新日:2017.07.31
健康
監修

Masahiko Shikaya
フリー医師

毎日を戦う社会人にとってコーヒーやエナジードリンクはなくてはならない存在。しかし、カフェインの摂りすぎはカフェイン中毒になるリスクを高め、症状の重さによっては死に至る危険性もあります。予防のためにできることや各飲料に含まれるカフェインの含有量などについてご紹介します。

カフェイン中毒とは

カフェインは清涼飲料水などに含まれており、頭をすっきりさせたり気分を高めるのに効果的な物質とされています。しかし、カフェインを短時間で過剰摂取したり、長期間にわたって多く摂取すると中毒症状が出ます。

カフェインには神経毒性という、神経の麻痺を引き起こす作用があり、それによって中毒症状が起きるといわれています。

カフェイン中毒の症状


・精神症状

精神症状の例としては、そわそわして落ち着きがなくなったり、よく喋るようになる、気分が高まる、焦ったり不安を感じたりする、不眠などといったものがあります。

重症の場合はパニックを起こしたり、幻覚や幻聴、妄想の症状が出たりすることもあるのです。人によってはそれが原因で自殺しようとすることもあるといわれています。


・身体症状

身体症状としては、下痢や嘔吐、胃痛といった内臓(特に消化器官)の機能が正常に働かなくなるなどがあります心拍数が増えて動悸や息切れを起こしたり、手足が痙攣したりという症状も起きることがあります。

また、これらはうつ病などの精神的な持病を持つ人や、心臓や血管、内臓に病を抱える人の場合、その持病の症状を悪化させる危険性があるとされています。

カフェインの致死量は体重が50kgの人の場合10,000mg(=10g。急激に摂取する場合の致死量)とされていて、希にカフェイン中毒で死亡することもあるとされているのです。

なぜカフェイン中毒になるのか

カフェインには、摂取しすぎると身体がさらにそれを欲するという中毒性があるといわれています。煙草のニコチン依存やアルコール依存と同じで、その摂取をやめると禁断症状が現れることがあるのです。

カフェイン中毒は短時間で大量、あるいは慢性的にたくさんのカフェインを摂取することで起こるといわれています。短時間での過度なカフェイン摂取の例としては、カフェインを錠剤にしたものや高濃度カフェインを含む飲み物を摂ることが挙げられます。

しかし、一般的にカフェイン中毒になる人の多くは、コーヒーやコーラ、紅茶、緑茶、エナジードリンクなどのカフェインを含むものを日常的、慢性的に摂取していることが多いです。

カフェインの含有量は?

カフェイン中毒を引き起こしやすいと考えられる、カフェイン含有量の多いものにはどういったものがあるのか見てみましょう。

コーヒーの場合100mlあたり45mgのカフェインが含まれているといわれていて、缶コーヒーなら1本(185ml)あたり約166mg含まれています。

同じく愛飲者の多いエナジードリンクは1本(355ml)あたり80~140mg。小瓶に入ったタイプのもの1本(100ml)なら20~50mg含まれているといわれています。

これらの飲料の他には、コーラなら100mlあたり約10mg含まれるとされていますので、500mlのペットボトルを飲み干せば摂取するカフェインの量はコーヒー1杯分と変わりありません。コーラにはカロリーゼロのタイプもありますが、これにもほぼ同じ量のカフェインが含まれています。

他にも、100mlの緑茶(玉露)なら120mg、紅茶やウーロン茶には20mg、ココアや抹茶には30mgのカフェインが含まれています。

カフェイン中毒の治療法

カフェイン中毒になってしまった場合、それを治療するには体内のカフェインを除去することが多いです。治療法の例としては、胃の洗浄をしカフェインを水で体外へ流すといったものがあげられます。

カフェインによる気分の高揚やうつ症状、パニック症状、不眠等を抑えるためには、精神安定剤や鎮静剤、睡眠薬など、薬物の投与による治療が行われることもあります。症状が重い場合、入院して治療を受けることをすすめられるケースもあります。

カフェイン中毒にならないために気をつけるべきこと

カフェイン中毒にならないためには、カフェインの過剰摂取をしないことが大切です。眠気が覚めるからといって普段からコーヒーや紅茶を何杯も飲んでしまったり、頭が冴えるような気がして栄養ドリンクやエナジードリンクを常用したりしては危険です。

口寂しくてコーラなどのカフェインを含む飲料をよく飲むといった人も要注意です。

もちろん一般的に飲まれる分量なら問題ありませんが、1日に何杯も飲む習慣があるなら、これらの飲料はなるべく控えて他のものに代用することをおすすめします。

近年ではコーヒーでもデカフェやお茶類にもノンカフェインの商品が増えています。カフェインの含まれる飲料の味が恋しい場合には、これらを利用するのもいいでしょう。

まとめ

朝の目覚めをよくしたり仕事のやる気を出させる材料として、カフェインの含まれる飲料を毎日飲む習慣の人は少なくありません。しかし、その効能に頼ってつい飲みすぎてしまいがちです。気がついたらいつもコーヒーを飲んでいる、眠気覚ましに栄養剤は欠かせない、といった方は、カフェイン中毒には十分注意しましょう。

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