薄毛

2014/12/17

ミノキシジルタブレットの副作用はなぜ起こるのか

ミノキシジルタブレットの副作用はなぜ起こるのか

薄毛に悩んでいる方であれば「ミノキシジルタブレット」という薬は聞いたことがあるでしょう。効果があるとの評判もありますが、一方で副作用についても懸念の声があります。ここではミノキシジルタブレットと、その副作用の可能性についてご紹介します。

ミノキシジルタブレットとは何か

ミノキシジルタブレットとは、薄毛対策の薬として処方されているタブレット状の薬のことです。ミノキシジル自体はリアップという育毛剤に含まれており、薄毛治療に効果があるとして厚生労働省に認可されている成分です。

本来ミノキシジルは塗布という用途で利用することが一般的で、リアップも育毛剤として市場に流通しています。しかし、治療方法として内服することで塗布以上の発毛効果を期待できるという考え方から、一部の薄毛専門のクリニックではこの「ミノキシジル」を内服用にタブレット錠で処方しているところもあります。

ミノキシジルタブレットの副作用について

いくつかのクリニックでは処方もしていますが、塗布しか認められていない薬を服用することで身体への影響はないのでしょうか。「ミノキシジルタブレット」の副作用について、不安を抱いている方から質問を頂きました。

『ミノキシジルタブレットは効果が期待できるようですが、一方で副作用なども大きく日本では認可されていないそうですね。一部のクリニックなどでは自費診療でやっているようですが、副作用はどんなことがあるのでしょうか。体毛が増えるぐらいなら平気です。ただ、具合が悪く、しかも服用をやめても症状が続くような話もあるようです。教えてください。宜しくお願いします。』(30代男性)

高血圧の薬として始まった「ミノキシジル」

ミノキシジルはもともと高血圧用の薬として海外を中心に利用されていました。血圧を下げる効果があることから、一定の服用制限があります。

高血圧の薬のため、心臓や肝臓に疾患のあるかた、他の薬を服用中の方は、使用には注意しなければなりません。(看護師)
ミノキシジルはもともと高血圧の薬として使われていましたから、全身の血管が拡張して、動悸が起こったり、血圧が下がったりするので、低血圧の方にはお勧めできません。国内でも高血圧薬として使用していた薬ですが体の循環を良くする反面副作用が出やすい薬として長期間の服用は危険とみなされ、世間にあまり出ないままの薬です。(看護師)

育毛効果があるが、それ以上に副作用があることを理解しましょう

ミノキシジルに育毛効果があり、飲むことでより発毛を促すということは確かにその通りかもしれません。しかし、育毛効果を期待するには、血圧を抑える際に服用する以上の量を服用しなければならないようです。そこにミノキシジルタブレットの危険性が潜んでいると考えられます。

ミノキシジルは飲み薬のため、全身にいきわたり発毛に効果があるとして、人気のある成分の一つです。全身に効果があるため、髪の毛だけでなく、体毛全体が濃くなる副作用があります。(看護師)
育毛効果を期待するのであれば高血圧薬として使用していた以上の量を服用しなければならず、副作用の重症化の危険もそれだけ高まるのです。(看護師)

最も危険なことは通販で海外のミノキシジルタブレットを購入すること

育毛効果が期待できますが、服用量の調整や服用後の症状を確認しながら適切に治療を行う必要があります。そのため、ミノキシジルタブレットの利用を検討する場合は、まず専門のクリニックに相談する必要があります。

薄毛外来などを設置しているクリニックの場合は、治療している患者数も多く臨床の経験が豊富であることが特徴です。薬の処方とその後の経過観察をしっかりと行ってくれるため、安心して治療を行うことができます。

最も危険な例は、自身で通販を利用して海外製の薬を購入することです。海外の薬も一部は通販で購入することが可能なのですが、薬自体の服用の難しさもあることから、利用する場合は医師に相談して治療に取り組むことが必要です。

薄毛は確実に治療する方法がまだ確立されていないため、さまざまな治療法が持ち込まれています。ミノキシジルタブレットもその一つですが、効果と副作用については一長一短です。しっかりと薬について理解をしたうえで治療に臨みましょう。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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