健康

2017/02/08

B型肝炎はセックスでも感染する…しっかりと予防を!

B型肝炎はセックスでも感染する…しっかりと予防を!

B型肝炎の名前を聞いたことはあるけれど、あまり良く知らない人も多いのではないでしょうか。B型肝炎は性感染症だって聞いたけど、本当なの? という声もチラホラ。そこで今回は、このB型肝炎の症状や原因、治療方法などについてくわしく解説していきます。

B型肝炎とは?

HBVというB型肝炎ウイルスによって起こる肝炎が、B型肝炎です。HIVよりも感染力が高いとされる性感染症です。肝炎になると、肝臓の細胞が破壊されて、肝臓が正常に働かなくなってしまいます。

急性肝炎であるような場合には、2~3ヵ月で治ることもあります。ただし、慢性化するケースもあります。そうなると、肝硬変であったり、肝臓癌を発症する場合もあるので注意が必要です。

感染する時期やウイルスの型によって、症状の出方、経過もまた変わってきます。

B型肝炎の症状

B型肝炎の初期症状は、風邪とよく似ており、嘔吐や食欲不振、倦怠感や発熱といったものが代表的です。風邪と勘違いして、初期段階ではB型肝炎であることに気づかないことも多いです。

症状が進行してくると、黄疸がでてきたり、尿が褐色がかかってきたり、便が白味がかってくることもありますが、全ての人に表れるというわけではありません。

症状が重くなると、続発症状と呼ばれるものが出てくることがあります。続発症状となると、鼻血や歯茎からの出血を伴います。呼吸が早くなったり、脈が激しくなることもあります。

さらに進行すると、肝性昏睡になることがあります。肝性昏睡とは、肝臓が鈍くなることによっておこる意識障害です。肝臓によって排出されるはずだった毒素が、そのまま血液を伝って脳へと運ばれます。よって、脳の機能が下がってしまうのです。

B型肝炎の感染経路

B型肝炎は、HBVというB型肝炎ウイルスが体内に侵入することによって感染します。感染経路は大きく分けて輸血などの血液感染、母子感染、性行為と3つあります。その中でも一番の原因となるのが感染者との性行為です。

感染者の体液・精液・膣分泌液には多くのHBVが含まれています。感染者とコンドーム無しでセックスする場合、目に見えない小さな傷などから感染してしまうことがあるのですす。

セックスの他にも、オーラルセックスやアナルセックスでも感染することがあります。セックスに比べると感染率は下がりますが、感染者の唾液にもHBVは含まれており、口の中に怪我をしていると感染することがあるのです。

B型肝炎は自然治癒することが多いですが、重症化してしまうと命にかかわる病気です。HIVよりも感染率が高いとされる性感染なので、コンドームで100%防げるわけではないですが、あらゆる性行為においてもコンドームを付けて行うようにしましょう。

B型肝炎の治療法

急性B型肝炎にかかった場合、成人の方であれば、特に何もしなくても自然治癒するケースが多いです。そのため、急性B型肝炎の患者には、抗ウイルス薬を処方することは稀です。ほとんどは安静にして自然治癒を待つ治療になります。

かつては、急性B型肝炎の場合は、慢性化はないと考えられていました。しかし、今では海外の欧米型やアジア・アフリカ型といった急性B型肝炎の場合は、高い確率で慢性化するとされています。

慢性B型肝炎の場合には、ウイルスがなくなるまで安静にして待つ、という治療は採用できません。慢性化していると、ではウイルスを排除することはできないからです。そのため、慢性B型肝炎の場合には、抗ウイルス薬を使った治療になります。

B型肝炎の予防法

B型肝炎を予防する最も有効な方法は、ワクチンの接種です。WHOも予防ためのワクチン接種を推奨しています。世界の国を見ても、定期的にワクチンの接種を取り入れていることが多いです。実は日本でも、母子感染を蔓延させないために、母親にHBVが認められた場合には、無料で子供にワクチンの接種を行うという施策が講じられています。

B型肝炎は、慢性化すると、肝臓癌にもつながる怖い病気ですから、こういったワクチンを使った予防をすることは大切です。もちろん、成人の方もワクチン接種を受けることはできます。

また、風俗や不特定多数の人と関係を持つことはそれだけ感染率が上がる要因となります。なるべく控えるようにして、セックスは特定のパートナーとだけ行いましょう。

まとめ

B型肝炎についてみてきました。特にB型肝炎は、急性であれば安静にしていれば治りますが、慢性化してしまうと肝臓癌にまで発展する怖い病気です。そのため、B型肝炎かもしれない、と感じるものがあるのであれば、なるべく早期の検査・治療を受けることが大切です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加