メンタル

2017/02/06

緊張の引金になる「あるなし思考」ってなに?

緊張の引金になる「あるなし思考」ってなに?

ダンスを披露するための練習でも緊張で思うように動けないという相談者さん。この緊張はどこからやってくるのでしょうか。そして、これを和らげるにはどのようにして対処していけばいいのでしょうか。専門家に聞きました。

20代男性からの相談:「練習ですら緊張してしまう…克服法を教えて下さい」

私は学生でダンスのサークルに入っているのですが、イベント間近になるとどうしても緊張して思うように動けなくなってしまいます。練習でも緊張してしまうので本番では本当にガチガチになってしまいます。
とてもメンタルが弱いのですが、私は治すためになにも考えないように努力しているのですが、緊張は治りません。
友達に聞いたらその人は本番では緊張するけどさすがに練習では緊張しないと言っていて自分だけなのだと実感し、どうしても治したいです。どうしたらいいでしょうか。

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「あるなし思考」は緊張のもとになる

専門家によれば、緊張を生み出しやすい思考法があるといいます。それが「あるなし思考」。一体どのようなものなのでしょう。そして、そんな考え方を改めるには、どうすればいいのでしょうか。

うまくできないといけない、失敗してはいけないなどと強く意識するほど、緊張しやすくなります。(医師)
「~しなければいけない」「~してはいけない」という考え方は、あるなし思考といって、合格と不合格しかなく、まあまあという中間がありません。こうした考え方は、自分に対して強いプレッシャーとなり、緊張を引き起こす元になります。(医師)
相談者さんは、練習でも本番と同じと考えて、真剣に取り組んでおられるからこそ、練習でも緊張してしまっておられるように思います。練習も本番の気持ちで取り組むことはいいことですが、緊張して自分の実力が十分に発揮できなければ、せっかく練習しても意味がないですよね。(医師)
自分に課している合格点を100点満点ではなく、8割できれば合格という具合に、もう少し練習での達成目標を下げて、練習に取り組んでみると少しは緊張が和らぐように思います。(医師)

自分の実力を発揮することを胸に刻みつけよう

緊張は自分のキャパシティを超えた精神状態でもあります。そうした状況では実力を発揮しようとしても難しいかもしれません。余計なことを意識に上らせないように集中することも必要です。

イベント間近になると、練習から緊張してしまうのですね。ですが、緊張感があるということは、それだけ大事なイベントに臨むことに対する意識に現れであり、緊張することは悪いことではないのです。まずは、「緊張する=治さなければ」と思う気持ちを取り除いてください。緊張してもよいのです。(心理カウンセラー)
次に大切なことは、緊張して力が入る原因は何かを考えて欲しいと思います。緊張してしまうのは、他の人と自分を比較してしまうからでしょうか。それとも、失敗したらどうしようと不安が強くなってしまうためでしょうか。どちらにしても、大切なことは、ダンスの振り付けを覚えて、イベントで最高の成果を見せること。その原点に立てば、人の視線や不安を抱く前に、たとえ音がなかったとしても完璧に体がダンスを覚えて踊れるくらいに練習をすることが大切だと思います。(心理カウンセラー)
大切なのは、人に認められることではなく、「自分の実力を発揮する」ことです。気持ちが緊張したとしても、体がダンスを覚えているから大丈夫であると、自分を信じられるくらいに練習をすることが大切です。「緊張しないように」「考えないように」と思えば思うほど、脳はそのことにとらわれていきます。(心理カウンセラー)
『緊張したっていい』『練習を繰り返せば必ずうまくいく』と自分自身で、脳に言い聞かせ、上がりそうになったら、自分の気持ちにではなく、例えば音楽に集中する、しっかりと息を吐き切るなどに気持ちを向けるようにしてください。繰り返すうちに、上手に緊張をとることができるようになりますよ。頑張って!(心理カウンセラー)

>>人の目が気になって集中できない?

失敗を必要以上に恐れると、緊張しやすくなってしまいます。失敗することで笑われるのではないか。しかし、そんな人のことは放っておけばいいのです。頑張る姿を笑う声に耳を傾ける必要はありません。好きだと思うことを心から楽しみ、没頭する。それが緊張を遠ざける近道なのかもしれません。

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