健康

2014/12/13

肛門にできた突起物、これってイボ痔?それとも病気?

肛門にできた突起物、これってイボ痔?それとも病気?

以前から切れ痔に悩んでいるという質問者の男性。最近肛門にイボのような突起物ができてしまったとのこと。イボ痔や病気の可能性はあるのでしょうか?

30代男性からの相談:「肛門にできたイボについて」

前から切れ痔に悩み病院を受診したこともあるのですが、最近ふと触ったら肛門にイボのようなものができています。触っても全然痛くないのですが、約2カ所でっぱりのようなピロピロしたものができました。これが段々大きくなっている気がします。これはイボ痔なのでしょうか。それとも別の病気の可能性はありますか。

似た質問もチェックしてみましょう
>>市販の薬で治らないイボ痔。どうすれば解決するのでしょうか?

>>いぼ痔はいきみが原因。便の質と血流の改善を!

イボ痔ではなく日常ケアで治癒が見込める一方、別の病気の場合も。

肛門にできたイボは、切れ痔や内核痔の炎症が治まって残った皮膚の突起物である場合もあるといいます。出血や腫れがなければ、日常ケアで自然治癒も期待できるようです。しかし症状が広がる場合は病気の可能性も。痛みはないからと安心せず、経過に気を配る必要がありそうです。

イボ痔は肛門の中のうっ血によりできたもので、排便時の怒責(いきむこと)で外に出る場合が多いです。肛門の外にできたイボのようなものでしたら、イボ痔の可能性もあります。(看護師)
イボ痔ですと腫れて痛みもあるのですが、イボ痔によく似たもので見張りイボというものがあります。切れ痔のときの炎症でできてしまった皮膚の突起物です。たるんだ皮膚のようにピロピロしていてイボ痔とよく間違われる方も多いようです。(看護師)
おそらく内核痔(肛門の内側にできたイボ痔)の炎症が治まっている状態かと思います。一度炎症が起きた部分の腫れたところの皮膚や粘膜が伸びてしまい、「形」として変形して残ることがあります。再度出血したり、腫れたりなどの症状がなければ、日常ケアをしておけば大丈夫かと思います。特に何事もなく治癒されるとよいですね。(看護師)
そのイボがどんどん広がってくる場合は直腸脱の可能性があったり、イボが増えてくるようであれば感染症の疑いもありますので、経過は見ておいた方が良いかもしれません。(看護師)

食事や入浴、排便時…日頃から悪化を防ぐ対策を。

日常ケアには、食事内容からウォシュレットの使い方まで様々あるようです。症状の悪化を防ぐためにも、日頃からこういった対策法を取り入れてケアしておくのが良いでしょう。

イボ痔の対策として、排便後はウォシュレットやおしり拭きシートで肛門を清潔にしてください。ただし、ウォシュレットの使いすぎは逆に肛門を傷つけますから、弱い水流で約30秒以内にしてください。(看護師)
イボ痔は入浴時に湯船に浸かって柔らかくなった時に、自分の手で押し込むことができます。その後、肛門をきゅっと引き締める運動をするとより効果的です。肛門を引き締める運動は、日常でも1日に数回繰り返してください。(看護師)
繊維質を含む海藻類や根菜類、キノコ類や乳製品を摂って便を柔らかくし、便秘しないようにしてください。水分補給も大切です。下半身を冷やさないようにし、適度な運動で腸の動きを良くしてください。(看護師)

肛門にできた突起物は、イボ痔の可能性もある一方、痛みがない場合は日常ケアで治癒も期待できるようです。症状が悪化する場合は病気の可能性もあるといいます。日常ケアで対策しつつ、経過を見て心配な場合は病院を受診するのが良いでしょう。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

  • このエントリーをはてなブックマークに追加