健康

2014/12/12

男性なのに胸が大きい…。手術で治すしかない?

男性なのに胸が大きい…。手術で治すしかない?

今回は、通常の男性よりも胸が大きいことで悩んでいる男性からの相談です。手術を考えているものの、どのような手術になるのか、ほかに方法はないのか、知りたいという質問です。

30代男性からの相談:「胸が大きいのを治したい」

ずっと気になっていたのですが、通常の男性よりも胸が大きいのが悩みです。自分で見ていてもなんだか気味が悪いです。本来の男性的な胸になりたいので手術を考えているのですが、手術以外で治る方法はありますか。また手術の跡が残るなどの問題はありますか。手術は切ったりするような大掛かりなものなのでしょうか。今後のために聞きたいと思います。

女性化乳房症の手術にもそれなりのリスクが。

主にホルモンバランスが原因で胸が大きくなる女性化乳房症の症状であることが考えられます。治療法は、ホルモン注射か手術ということになりますが、手術の場合は跡が残ることや身体への侵襲が大きいことから、慎重に考慮するのが賢明です。

男性でありながら女性のようにバストがふくらんでくる病気で、女性化乳房症という病気があります。女性ホルモンは男性でも分泌されています。年齢的な変化などを含め、男性ホルモンの分泌が少ない状態で、女性ホルモンの分泌が活発になってしまうと、発症することがあります。 成人男性の場合、0.3%の頻度で発生すると言われ、ふくらみ加減によっては衣類でこすれたり押したりすると痛みを感じたりします。(看護師)
仮に、治療をするということになりますと、男性ホルモンを注射する方法が一般的です。男性ホルモンを増やすことで、男性らしい身体になっていくことも期待できます。ただ、生まれつきの真性女性化乳房症の場合は、 手術によって乳腺を摘出しない限り、治ることは難しいと言われています。(看護師)
手術で乳腺を切除した場合には、手術の跡は残ってしまいます。形成外科などで治療を受けた場合でも、目立たなくすることは可能かもしれませんが、跡をまったく残さないことは困難だと思われます。手術や麻酔をかけることは、身体にも負担になりますし、それなりのリスクも伴います。避けることができるのであれば、必要ではないと思っていただいた方が良いと思います。 (看護師)

肥満や薬の副作用が原因の場合、別の対処法も。

ホルモンバランスのほかにも、薬の副作用や各種疾患、肥満などさまざまな原因が考えられます。原因によって対処法が違うため、病院で調べてもらうのが近道かもしれません。

高血圧や胃潰瘍などの薬の副作用でも女性化乳房は起こります。また、肝臓疾患や糖尿病、肥満によっても起こります。(看護師)
肥満が原因の場合は、食習慣や、生活習慣を見直すことで改善されることも多いです。 脂肪がついてふくらんでしまった場合、 脂肪を燃焼する有酸素運動や筋トレを併用することで改善することも期待できます。(看護師)
特に体重過多もなく、乳房が気になる場合は、一度病院を受診し、相談されることをお勧めします。まずは全身状態のチェックをして、問題がないかを調べてもらうことが大切だと思われます。(看護師)

安易に手術を考えるのではなく、一度しっかり検査をして本当の原因を見極める必要がありそうです。男性であっても乳がんになる可能性もゼロではないとか。見かけの問題だけでなく、身体のためにもしっかり向き合いたいものです。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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