男なのにおっぱいがデカいってどういうこと!?

  • 作成日:2017.01.17
  • 更新日:2017.07.31
健康
監修

Masahiko Shikaya
フリー医師

女性の乳房は男にとって憧れの存在。ちょっとぽっちゃり体形の人は学生の頃には、おっぱいがあるなどとふざけていたこともあるかもしれません。でも今自分の胸を見て、なんとなく女性のようだと思ったら、深刻な病が潜んでいるかもしれません。

女性化乳房症とは

女性化乳房症とは、男性なのに胸が女性のように膨らんでしまう症状です。男性にも女性と同じ乳腺組織があるため、ホルモンバランスが崩れるなどの原因により、胸が膨らむ可能性は十分にあります。

実際、ホルモンバランスが変化する思春期には、半数以上の男性が女性化乳房症の経験があるともいわれています。思春期で体が変わり始める時、これまで安定を保たれていた男性ホルモンと女性ホルモンのバランスが狂います。すると、わずかながら女性ホルモンのほうが多く分泌されることがあり、体が女性化するのです。

しかし、通常の場合はすぐに男性ホルモンの分泌が追いつくため、一時的に女性化した乳房もすぐに通常の状態に戻ります。

老齢期を迎えた場合には、男性ホルモンの分泌が減ることで女性ホルモン優位となります。体が女性化することもありますが、その場合にもすぐに女性ホルモン量が減少するので、放置しても差し支えないといわれています。

年齢的に思春期でもないのに体が女性化したという場合には、ホルモンバランスが崩れている背後に重大な原因が潜んでいることがあるのです。

女性化乳房症の症状

女性化乳房症は乳腺が肥大し、胸が女性のようになるというものです。身体に脂肪がついた場合にも、乳房が膨らむこともありますが、これは偽性女性化乳房症と呼ばれます。

一方、太りすぎたわけでもないのに乳房が大きくなってきた場合には真性女性化乳房症が疑われます。これは皮下脂肪が増えたわけではなく、乳腺が肥大して乳首の部分が腫れるなどが主な症状です。

腕を動かした時に、胸や乳首が痛むということもあります。乳房の肥大化には個人差があり、ほんのわずかに乳輪のまわりが盛り上がる程度のものや、女性のように大きくなってしまうものまで様々なタイプがあります。

どちらにしろ、それほど強い痛みがあるわけではありませんが、女性化乳房症の場合は日常生活に大きな影響を与えることがあります。その結果ストレスを溜めこんだり、抑うつ状態に陥ることもあるのです。

女性化乳房症の原因

女性化乳房症の原因は先ほども述べたように男性ホルモンと女性ホルモンのバランスの崩れが原因です。男性ホルモンより女性ホルモンが優位に立った場合に、身体の女性化が始まります。

どのような場合にホルモンのバランスが崩れるのかというと、思春期や男性更年期の場合、身体が変わるにつれてホルモンバランスも変わっていくことが原因になります。思春期でも男性更年期でもない場合、考えられる要因は肝機能の低下です。

通常の場合、男性の体内でも女性ホルモンは分泌されていますが、それが必要な量を超えた場合にはすぐに肝臓で分解が始まります。しかし肝臓の機能が低下した場合には女性ホルモンが分解しきれず、男性ホルモンよりも女性ホルモンのほうが多くなってしまう場合があるのです。そのため女性化乳房症かなと思った場合は、肝臓のトラブルを疑うことも必要になります。

さらに、薬の副作用でホルモンバランスが崩れることもあります。一部の薬には女性ホルモンによく似た構造を持つものや、女性ホルモンの分泌を促進する成分が含まれているものもあります。その種類は強心剤から血圧調整剤、向精神薬まで幅広いのです。
そういった病院で処方される薬以外にも、育毛に効果がある、精力をアップさせるなどの名目の薬にも女性ホルモンが含まれていることがあります。

甲状腺障害や慢性疾患、染色体異常、がんなどによってホルモンバランスが崩れることもあります。また男性乳がんの可能性もあるので自己診断ではなく、医療機関への受診をおすすめします。

何科でどんな検査をするの?

診療は乳腺科がベストですが、外科や内科でも構いません。そこで症状を告げて、保険適用で扱ってくれる乳腺科や乳腺外来のある病院の紹介を受けましょう。検査は男性乳がんの判断から行われます。腫瘍によるものではないと判断された場合には、内服薬のチェックや肝機能の検査、甲状腺機能の検査、血中のエストロゲン検査などが行われます。

女性化乳房症の治療法

女性化乳房症の原因が分かると治療へと進みます。もし薬の副作用が原因であった場合は、別の薬剤への変更、旧薬などが話し合われます。腫瘍がある、肝機能が低下している場合はそちらの治療が優先されます。

女性化乳房症は自然に治癒することもあるため、経過観察が中心になるのです。本人が希望する場合にのみ、切除など除去治療が行われます。その場合は手術による脂肪吸引による縮小術や、乳房切除などの方法が用いられます。

まとめ

女性化乳房症はなかなか他人に相談しにくく、医療機関の受診もためらわれる症状です。しかし、背後には大きな病や薬の副作用などが存在しているため、少しでも変だなと思った場合には、できるだけ早く医療機関を受診したほうがよいでしょう。

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